2017年5月7日日曜日
映画『ジュリエッタ』
製作国:スペイン
at ギンレイホール
アルモドバルの母物ということで期待しすぎていた面もあるけど、なかなか面白かった。
手紙を受け取った時の想いで息の詰まりそうな演技には泣きそうになったし。
結構小道具を散りばめていて、後になってからああそれってそうなんだと気付くところがある。
引っ越し準備中に包んだ変なオブジェにはそういう複雑な思い出があったのかとか、若者が3on3やっているすぐ側のベンチに座ったときはそこに普通座るかよ!って思ったけどその場所は実は、みたいな。
あと入れ墨とかね。
話自体はシンプルに多くを語らず展開するから細かい部分でよくわからないところはあるけれど、小道具等の演出や映像が重層的で見応えはかなりある。
そういえば瞑想の合宿所にいたおばさんに凄い嫌悪感を持ったのは何なんだろう。
あの余裕のある泰然とした雰囲気が逃避に基づくからか、もしくはお前人様の子に何してんだよ何様だよという怒りか。
主人公の若い頃役の女優さんアドリアーナ・ウガルテが綺麗だった。
2010年6月27日日曜日
映画『抱擁のかけら』
2007年10月13日土曜日
映画『ボルベール <帰郷>』
at ギンレイホール
ああ、やばい。これやばい。
後半はもう涙ぼろぼろです。
命をひたすら輝かす女。母娘。
女に深い苦しみを与え業を負わせるだけのどうしようもないくずの男。
女は強い、とか女は元気だ、とかそんなことじゃない。
彼女らがその笑顔の裏に隠した苦しみと背負っているものの重さは男がどうこう言えるものじゃない。
だって男が負わせてるんだもん。
この映画にはほとんど男が出てこない。
女性達の強くて痛ましいこの生命の輝きの中に男が輝ける場所なんてありはしないし。
男ができることは女を苦しませるだけ。ってことを忠実に実行して映画から男たちは消えていくのであった。
面白いのはなにもすべての女性を輝かせてるってわけじゃないのね。
例えばアグスティーナが出演したテレビの女性司会者なんてくそでしょう。
まあ、いろいろいるもんです。
物語の方は実にたくみに展開する。
全てに伏線がしっかり張られている。
ミステリー?ファンタジー?
とも思うが、導き出されたり明かされた事実は全てが生々しい現実の重みとなり、張られた伏線は新たなイメージとして蘇ってそのまま人生を彩る重奏となる。
驚嘆です。
2005年7月17日日曜日
映画『バッド・エデュケーション』
2003年11月8日土曜日
映画『トーク・トゥ・ハー』
at ギンレイホール
もう何年も飯田橋のギンレイホールに通っているけれど、今までで一番今回のプログラムが楽しみだった。
昏睡状態の女性アリシアを献身的に介護する介護士ベニグノ。
そして女闘牛士リディアとその恋人のマルコ。
この四者の物語。
愛の深さの映画。異性にだったり友人にだったり。
アリシアが昏睡状態になる前、アリシアとベニグノは出会っている。
ベニグノの方が一方的に彼女を愛しており、アリシアの方は彼の存在すらよく知らないのだが。
アリシアがベニグノの存在を知ってまもなく、アリシア交通事故により植物状態になる。
アリシアを4年間も介護し続けるベニグノ。体をくまなく拭いたりマッサージしたり手にクリームをつけてやったり、彼女の好きなサイレント映画の話をしてやったり。
ベニグノにとって人生で最も充実した4年間。
崩壊の契機は1本のサイレント映画。
このサイレント映画っていうのが、燃え滾る情熱が行き着く究極の形をエロティックに描いたものであった(結構笑えもするのだが)。
ベニグノのアリシアへの愛情はあまりに深い。一方通行では満足できない刻がやってくる。
体に触れているだけでは足りない。サイレント映画で見た究極の一体はベニグノにある行動を起こさせてしまう。
・・・ラストではほんのり心が温かくなる。
以前に見た『オールアバウトマイマザー』では5分に一度は泣いた。涙ちょちょぎれた。
この『トーク・トゥ・ハー』にもそういうの期待したけど泣きはしなかったな。
期待が高かっただけにいい作品だが少し喰い足りなさを感じてしまった。
ちなみにアリシアを演じた女優はむっちりして綺麗な人だった。
あと、昨日見た映画にも出ていたジェラルディン・チャップリンが出ていたな。
あと、エンドロールで流れた音楽はなんだろう?ホーミー?
