2026年2月22日日曜日

映画『Sin Clock』

2022年 監督:牧賢治
製作国:日本
Amazonプライム




中華料理店の回転テーブルを取り囲んで食事するやくざ風の男たち。
一癖も二癖もありそうな雰囲気をもった男たちで、ただ食事しているだけなのに異様な緊張感がある。
この緊張感を増幅しているのはずっと鳴り響いている不協和音みたいな音で、普通ならこういう音の使い方嫌いなんだけど(映像だけで魅せろと思う)、映画の冒頭で誰がなんなのかも知らない状況だとこの音はかなり効果的だった。
なにより開始数秒でこの引き込み方は凄いこと。
タイトルバックのあとで何やら過去編へ。
なにがどうなったらやくざの会席になるのか意味の分からないほどの日常。
この日常の描き方もまたうまい。
クライアントに謝罪にいっているシーンとか窪塚坂口風太郎の3人の居酒屋のシーンとか。
謝罪シーンはこいつら俳優だし企業の仕事なんて一切知らない奴らだぜと思わないと心が折れそうだったw

予告編貼っておきながらなんだけど見ない方がいいかもしれない。
日常シーンや生活のドラマだけでだいぶ質が高いのに、冒頭シーンからすると何やら非日常にも足を踏み入れるらしいっていうわくわくが予告編見ると薄れそうな気がするから。
で、後半もまたどきどきのサスペンスのがっつりエンタメで面白かったー。

主演窪塚洋介。
同僚に坂口涼太郎と葵揚。
葵揚は目力つよ。朝ドラの舞い上がれに出ていた人か。
タクシー会社の先輩に風太郎。舞台中心の俳優さんかな。リアルすぎて本物のタクシー会社の人連れてきたのかと思った。
キャバ嬢橋本マナミ。
めっちゃ怖いやくざにJin Dogg。ラッパー。怖い。
あと般若がちょい役で出ている。ちょい役すぎて気づかなかった。ヒットマンの一人。

牧賢治か、まだ二本しか映画撮っていないみたいだな。
というかクリエイティブ・ディレクター?何者なのか。。

2026年2月7日土曜日

映画『メダリオン』

2003年 監督:ゴードン・チャン
製作国:香港 / アメリカ
Amazonプライム




ハリウッド進出後のジャッキーの香港 / アメリカ合作映画。
ファンタジー要素のある真面目なアクションコメディかなと思っていたら、たぶん意図せずド級のコメディになっている。
始まりこそ真面目な雰囲気なのに、相棒役ワトソン(リー・エヴァンス)の突入シーンで一気にコメディになるので戸惑ってしまった。
ワトソンがジムキャリーみたいな雰囲気のコメディを見せることを中心にして、古き良き香港映画のテイスト(2000年代にやるものではない)とアメリカ映画の雰囲気がごっちゃになってなんとも薄っぺらいことになっている。
ツイスト・アンド・シャウトのBGMで送る楽しいホームパーティーシーンなんかみていると、香港映画だけでなくアメリカ映画の懐古趣味でもありそう。

ワトソンがナイフでジャッキーをぶすぶす刺しているシーンは笑った。
あとラストの超高速で走る二人もなかなかのもの。

ジャッキーの街中のアクションがワイヤーアクションになっているのはかなり興ざめする。もうジャッキーじゃなくても誰でも超人だよ。
ただ、10mはありそうな高い鉄門をするりとよじ登ってすり抜けるアクションだけはかっこよくて、この映画のハイライトになっている。