BS2 録画
台湾映画。
冒頭、民家のドア付近と中を何人もの人がにぎやかに優しく過ぎっていく。
物語はこの優しさのままどうしようもない事態へと進んでいく。
光に包まれて駆け抜け、繰り返す時間と同一ショットが温かい命の光を感じさせてくれる。
かなりお気に入り。
キャサリン・キーナーはキャサリン・キーナーだけどヒッピーみたいなスタイルしたジョン・キューザックはエンドロールで初めて知ってそういえばと気づく。
キャメロン・ディアスに至ってはエンドロールで知ってからも全然ぴんとこない程の変わりよう。
細かい部分で本当にいろんなことやってくれる。
カメオ出演のブラッドピットは0.5秒くらしか映ってないし、ウィノナ・ライダーなんてどこに出ていたのかすら分からない。
グレイグがマルコヴィッチを操れる理由が人形遣いだからという理由づけで通されてしまうのもギャグの一部なんだろうだが、冒頭で見せてくれた素晴らしい人形劇の動きをマルコヴィッチがそのまま再現して演じるのは面白かったな。
でも、チャーリー・カウフマン脚本の映画はアイデアと脚本の上手さばかり目に付いて、疲れる。
カザフスタン映画。
母、そして人の温もりを感じた経験に乏しい無口な少年エルケンは、手や体が石のように冷たい。
母と呼ばれる女が客の男をとっていたある晩、エルケンは客が持っていた銃で飲食店を撃ち抜いて逃げる。
逃げた少年を見つけた客の男は少年を自分のハンターの仕事に同行させる。
狼がうろつく広大な草原で二人の旅が始まる。
そして見知らぬ女と走る馬上でセックスが始まる。
半年の短い間に少年は成長していく。
川津祐介の棒読みに始まり、映画の雰囲気からか全ての役者が棒読みなクールさを漂わす。
銀行家の息子の川津祐介と、彼の金にたかるように集まった学生3人のうちの1人が津川雅彦。
この4人の悪友は働くでもなく特にやることなしにふらふらと遊んでいた。
川津の父の会社の秘書に高千穂ひづる。
つんつんした高飛車才女の高千穂になにかとちょっかいを出す川津達。
ただのろくでなしのガキ共としか見ていなかった高千穂だが、次第に津川に興味を持っていく。
津川もまた高千穂に興味を持つのだが、ろくでなしを自覚する津川はろくでなしを抜け出したいながらも責任を持てないろくでなしのままでしかいられない。
吉田喜重デビュー作。
車内での会話の撮り方とか面白い。
後部座席と運転席という視線が交わらない位置にいる2人を横顔、後ろ姿で台詞ごとにせわしなく交互に映したり。
拳銃を売りつける端役のやくざに佐藤慶。顔がこえー。
海の夜のパーティで歌っていたのは若き佐々木功だったらしい。
街頭を二人の少年が彷徨う。
ズメイが流麗にバンドネオンを弾き、トリャーシクが押し殺した発声で歌う。
しかしストリートライブで稼いだ金は大人の浮浪者二人に取られたうえにバンドネオンは破壊されてしまう。
生活の危機、かとおもいきやこの二人にはちゃんと帰る家と家族がいた。
ただ、二人とも家にあまり自分の居場所がない。
二人はデパートに強盗に入る計画を立てる。深夜に忍び込んでたくさん盗み出すが程なく裁判シーンへ。
14歳未満のズメイは法の適用を受けずに放免。しかしトリャーシクの方は矯正所に1年の有罪判決。
半ば同性愛的に仲のいい二人は離れ離れになる。
・・・ってまあ、大きなストーリーの流れがあるわけではなく、エピソードの積み重ねのため書いているときりが無い。
このエピソードの一つ一つが楽しかったりほんわかしてたり悲しかったりと面白い。
話が進むテンポはちょっ早で細かい設定はよくわからない。ズメイの母親は本当の母親なのかとか。でもまあどうでもいいや。面白いから。
録画していたのを再生して映画が始まり二人の少年の姿を見た瞬間にピコーんと思い出したけど、この映画、以前に見たことある。
面白かったという記憶のみで内容をよく思い出せないまま見始めたけど、1シーン1シーンが見るたびに結構鮮明によみがえってくる。
終わり方もあっけないしまとまりがないといえばないのだが、かなりお気に入りの作品です。
江戸の時代劇かと思ったら平安時代。
反乱軍の悪路王(吉田義夫)はその片腕出羽の赤鷲(田崎潤)と共に、東北各地の蝦夷の不平分子と大陸から流れ込んだアジアの浪人数万を吸収して、その数実に15万!の軍隊にまでなっていた。
その勢いは既に日本を二つに分断するほどの勢力になっている。
「アジアの浪人数万」というのが曲者です。
冒頭のナレーションでさらっと説明されたこの味付けのおかげで、加藤泰の奔放さが正当化される。
蝦夷軍はなんでもありで、モンゴル人だかアラブ人だかペルシャ人だかよくわからない人たちの集まりになっていておもろい。
蝦夷軍はなぜかゲルに住んでいたり。
主演大川橋蔵。
道中一緒になる一条珠実という女優さんは滅茶苦茶綺麗というわけではないのだが、顔を正面からはっきり映さないときは凄く可憐で色っぽい。
俯いている姿とか、笠をかぶって目が隠れて真っ赤な口紅だけがのぞいている雨のシーンとか。
事件は理由もわからないままに突然起きるもんです。
冒頭、チャールズ・ブロンソンとジル・アイアランドのカップルを乗せた車を尾行する車が現れ、カーチェイス開始。
なんで追われているのかは知らん。このカップルが何者かも知らん。というかこのカップルはお互いのことすらよく知らん。という事件。
階段を車で登るという荒業もあっという間に無に帰す振り切れない緊迫のカーチェイスが長々続くと、カーチェイスの幕切れの仕方も突然の事件だった。
事件が積み重なるごとに登場人物の人物像や本性が顕になっていく。
前半は何が起きているのかさっぱり分からない上、寝不足のためにうとうとしたが、段々面白くなってくる。
特にジル・アイアランドの本心がどこにあるのかは常に揺らぎっぱなしで面白い。