2008年6月14日土曜日

クロいぜ

先週の日曜の夜、仕事だったので疲れていたのになぜか眠れず。
僕は6畳間の真ん中に布団を引いて寝ているのだけど、うとうとしかけた頃に頭の上の方でビニール袋がガサっと音を立てる。
頭上のテレビの脇に大昔にセブンイレブンで貰った皿やマグカップがビニール袋にいれたまま積み重ねてあって、それが風で揺れたらしい。
しばらくすると今度はテレビのあたりでミシっと音がする。
一瞬体が強張るが、温度の変化でテレビなどが音を立てるのはよくあること。
気にせず寝ることに集中しようとするのだが、なんか気になってしょうがない。
ねずみはもうどっかに消えてるはずだしなぁ。
何もいないはずなのに何かがいる気配を感じてしまう。
でもまあ考えたところで時間の無駄なので寝ることに集中しよう、と思ったところで頭の横のCDを積み重ねている辺りでミシっと音がする。
絶対何かいる!と思ってがばっと起き上がって電気をつけ、まぶしさに眩んだ目を負けずに見開いてCDのあたりを凝視するが別に何もいない。
なんだよ。やっぱり気のせいじゃん。
せっかくだし、落ち着いてたばこを一服。
もう4時じゃん。
ふいーっと思っているとさっき音のした積み重ねたCDの上で黒いものがこそっと動くのを目の端が捉える。
はっとしてそこを見ると、何か黒いものが確かに乗っている。
目が悪いので少し近づいて見ようと思った瞬間、おもむろに黒いものが動き出す。
あっ、ゴキブリ・・・

しかもでかい。茶色のしけたやつじゃなくて黒いやつ。
たばこを指に挟んだまま固まって黒いものの動きをただ見つめる。
CDの上から家具をはいつくばってのろのろ横移動していく。
たまにすべって落ちそうになったりしてなんか弱っているっぽく見える。
と、急にばさっと羽をひろげて落ちるように僕の布団に飛び移ってきた。
思わす「うおっ」と声をあげて玄関に逃げる。
見失わないように位置を確認したあと、さっと目を離して玄関に置いている殺虫剤を掴む。
布団に目を戻すとゴキブリは布団の上を横切り始めていた。
電灯の真下で明るさが気に食わないのか素早くてけてけ横切っていく。
デスクトップパソコンやらごちゃごちゃしているところに逃げ込みそうだったので慌てて噴射。
びっくりしたのか物凄い勢いで窓のカーテンの方に逃げていく。
二回目噴射。
まだ逃げる。
体を痙攣させながらもカーテンをよじ登っていく。
飛ばれると怖いから離れて見守る。
ゴキブリは上まで行った所で行き場が無くてうろうろしている。
突然ぼとっと落ちて、カーテン脇の服の収納BOXの上に落ちる。
収納BOXの上には入りきらない服が無造作に積み重なっているのだけど、その服の上でよろよろと動いて見えなくなってしまった。

服を一枚一枚ばさばさ振って確かめる勇気も無く、とりあえず寝ることにする。
殺虫剤かけたから死ぬだろう、と。
でもあんまりジャストミートしなかったんだよな、ということは忘れるようにして。
殺虫剤の独特の匂いにうなされながらも二時間くらいは寝れたかな。

あれから一週間。
今日も仕事なんだけど土曜なので私服。
私服を着るには先週ゴキブリが消えたあの無造作に積み上げた服を紐解かなければいけない。
まずは一番上の黒いポロシャツ。
恐る恐るつまんで振って見る。
何も起きない。
中を入念にチェックするがどうやら大丈夫そう。
次はズボン。
ポケットがあやしいかなと思いながらも逆さにする前にとりあえず腰をつまんで振って見るとぼとっと黒いものが落ちる。
「うおっ」と再び叫んでしまう。
ぼとって言うんだもん。
完全に死んでいる模様。
なんとなく写真を撮ってみる。
生きていたときに比べて小さくなった気がする。
たばこサイズはあった気がしたが、今はたばこの半分のサイズしかない。
一週間でミイラ化したんだね、きっと。
なんとなく写真撮ってから仕事へ。

2008年6月7日土曜日

映画『いつか眠りにつく前に』

2007年 監督:ラホス・コルタイ
at ギンレイホール




なんか久しぶりな感じがするクレア・デインズ主演。
どっかのばあさんが死にそうになっている。
それを見守る娘二人。
ばあさんは治療薬で幻覚を見ているのか「ハリスと私がバディを殺した」などとうわ言を発する。
誰だよハリスとバディって。
それでばあさんが若い頃、つまりクレア・デインズ登場。
それから過去シーンと現在シーンをいったりきたり。
現在にいちいち戻すなよ。
うざいな。全くもう。
何より現在シーンでばあさんの次女役を演じたトニ・コレットがやばい。
やばいというか単に個人的にこの人が好きじゃない。
嫌いだと思うと全てが嫌いになってくる。(っていうのはいじめの発想と同じかな)
メッシュの入った髪がなんだか汚らしいし、自分はまだ若いと勘違いしているんじゃないかと思わせる上目遣いの表情とか。
役どころもひどくて、自分は人と違って特殊な人間だと思い込んで勝手に思い悩んだりする、まっことうざったい設定。
さらにはどうやら「美人」という設定らしい。?!
だからなおさら現在シーンがうざくなる。
なんでこんなに現在シーンが過去シーンと同じくらいの比重で描かれるかというと、まあそれなりに過去とつながりながら現在でそれぞれのドラマが展開するからなのだけど、それにしても次女(トニ・コレット)のエピソードはいらなくね?
いる、かもしれないけどもう記憶に残らないくらいどうでもいいのでやっぱりいらない。
ばあさんヴァネッサ・レッドグレーヴと品格まで演技できるメリル・ストリープと、長女役のヴァネッサ・レッドグレーヴの実娘だけで十分濃縮できるのに。

それよりもクレア・デインズ。
いつのまにか30目前になっちゃってるんだね。
元々特殊な骨格していて、それがチャーミング(死語?)なんだけど、この映画で一番キモのキレるシーンでは結構顔が歪んでいたな。
それだけ熱が入っているということか。

ラストが泣ける。
母親になったクレア・デインズが泣くのだけど、泣き崩れるんじゃなくて泣きながらも子供に普通に話しかけるんだよ。
母親が母親である瞬間。
キッチンの料理はぐちゃぐちゃになって。

ヴァネッサ・レッドグレーブにメリル・ストリープ。英米の2大女優共演。
かつこの二人の実の娘も出演して親娘共演。
若き日のアン役にクレア・デインズ。
ハリス役には『リトル・チルドレン』のパトリック・ウィルソン。

映画『やわらかい手』

2007年 監督:サム・ガルバルスキ
at ギンレイホール




やわらかい手とは。手コキに最適な手のこと。
ロンドン。
ごく普通の孫までいる主婦マギー(マリアンヌ・フェイスフル)が風俗店で働くようになり、手コキの女王としてその名(源氏名イリーナ・パーム)を轟かす。
コメディーかと思いきや本筋は結構シリアス。
内容が内容だけにコメディチックで笑えるところもあるけど。

マギーには難病の幼い孫がいる。
治療費のために家まで売り払ったマギーだが、孫の治療費はかさむばかりで、しかもオーストラリアで手術を受けなければ命が危ないという状況にまで陥る。
マギーにも息子夫婦にも、もうお金の余裕が無い。
絶望の中働き口を探して街をさまようが初老に近くて働いた経験もないおばさんを雇うところなんかありはしない。
途方にくれた時にふと目に留まったのは接客係募集の張り紙。
怪しい地下に降りていくとそこは風俗店だった。
オーナーのミキ(ミキ・マノイロヴィッチ)はマギーのすべすべしたやわらかい手にほれ込むが、普通の主婦のマギーは風俗店で働くなど想像することもできずに一度は断るのだが。

無機質な壁に丸い穴が開いていて、その穴からにょきっと男性の象徴が現れる。
傍から見ればこんな滑稽で無防備な姿はないけれど、壁で遮断された男女が唯一穴を通して性器でつながるっていう、言葉にするとエロティックなシチュエーション。
壁を挟んでいるから相手が誰だか当然分からない。
まさかおばさんだとは思ってないだろう。
というかおばさんだろうが野郎だろうが実はどうでもいい。
壁で見えないんだから。
どんな女性が触っているんだろうと興味にかられて穴から覗くやつなんて一切出てこない。
壁があって穴があるからそこに入れる。その時一人一人には至福の女性が降りてくる、のだろう。

嫁と姑といったら姑の方が強いイメージがあるが、ここでは嫁の方が強い。
姑マギーはなぜか嫁に疎まれている。
マギーの方では単に孫のオリーが可愛くてしょうがないだけで嫁のそんな態度はなんとも思っていないようだけど。
この嫁のマギーに対する態度の冷たさが本当嫌な感じなのね。
一瞬ブロンドの美人に見えるか性格悪そうな顔に見えなくも無い顔なので、見れば見るほど嫌な顔に見えてくる。
役柄って怖いねぇ。

2008年6月1日日曜日

映画『夜霧の恋人たち』

1968年 監督:フランソワ・トリュフォー
BS2 録画


アントワーヌとコレット・夜霧の恋人たち〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選2〕

ドワネルシリーズの3作目。
ナイーブでトンマでユニーク。一歩間違えれば変質者。

兵役についていたドワネルは度重なる脱走や命令不服従により模範兵の申請むなしく退役処分に。
まずは女だ。
街中を疾走して女を捜す。
もうそのまま襲い掛かりそうな雰囲気。
結局は店の前に立っていた娼婦を見つけて事を成す。
夜、恋人クリスティーヌに会いに家を訪れるが不在。でも両親に引き止められて夕食を一緒にする。
両親に気に入られているっていうのがドワネルっぽい。
ということは『アントワーヌとコレット』みたいに当の恋人はドワネルを友人のような見方をしているんじゃないかと思うが、やっぱりそんな感じ。

恋人の両親の紹介でホテルのドアマンになるが、程なく私立探偵の策略で不倫中の部屋を開けてしまいクビになる。
クビになっちゃったからとりあえず飲みに行くと、先ほどの私立探偵がいて少し話をする。
この私立探偵のせいでクビになったのに恨み言一つ言わないドワネル。
なにこのいい人ぶりは。
そして探偵から探偵の仕事についての高説を聞いた後、では、とあっさり別れてしまう。
だが、探偵は思いとどまってドワネルを引き止め、自分のいる探偵社に入社させる。
いきなり今度は探偵になったドワネル。
全部成り行き。
ドアマンは人の紹介で就いた仕事なのでクビになるといろいろばつが悪そうだが、そんなの気にしない。
紹介してくれた恋人の両親にも普通に今までどおり会って、就いたばかりの探偵の仕事でジョークを言い合ったりするし。
この打算のない精神の自由さがとても気持ちいい。

2008年5月17日土曜日

映画『4分間のピアニスト』

2006年 監督:クリス・クラウス
at ギンレイホール




刑務所でピアノレッスンをする老教師クリューガーは、類まれなピアノの才能を持ったジェニーと出会う。
クリューガーはジェニーの才能を開花させることが残されたわずかな自分の人生の使命だと思う。
ジェニーにピアノレッスンをしたいクリューガーだが。
癇癪持ちで看守の一人を半殺しにするほど凶暴な一面を持つジェニー。
潔癖症で厳格でクラシック以外の音楽は全て下劣だと思っているクリューガー。
曲者同士、というか嫌われ者同士。
ピアノレッスンを通じて次第にお互い打ち解ける、わけでもなく、いがみ合いの中に次第に絆が生まれる、わけでもなく。
「次第に」よくなっていく、という過程なんかなくて、「次第に」と思わせてすぐ振り出しに戻ったりと行ったり来たり。
社交性のかけらも無い二人。
ただ音楽に込める熱量だけでなんとか関係性が保たれるが、その音楽も二人の嗜好が違うから危うい。
さらに二人がそれぞれ抱える過去の傷が二人を前に進ませない。

ラストシーンに笑顔を持ってくる映画が好きなんだけど、この映画のラストの笑顔は上位に入る素晴らしさ。結構ぐっとくる。
ジェニーを演じたハンナー・ヘルツシュプルングがいいな。
綺麗可愛い不細工繊細無感情凶暴などなど様々な演技を見せてくれる。
この映画に出るまでほとんど無名の女優だったらしい。


この映画の本編が始まる直前、会社らしき番号から電話が入る。
即効切って電源も落としたんだけど、映画の鑑賞中ちょくちょく気になってしょうがなかった。
休日に電話来るなんて緊急以外ないだろうし。
見終わってから電話してみるとやっぱり会社からだったんだけど大した用事じゃなかった。
くそぅ。電話かかってきた時に出てすっきりさせておいたほうがよかったな。

映画『僕のピアノコンチェルト』

2006年 監督:フレディ・M・ムーラー
at ギンレイホール




スイス。
IQが高すぎて計測不能という少年ヴィトス。
彼にはIQだけでなくピアノの才能もあった。
6歳でシューマンの「勇敢な旗手」を弾きこなす。レッスンをはじめてたった半年で。
両親はこの時天才児をピアニストとして育てる決心をする。
6年後、12歳になったヴィトスは飛び級で高校生になっていた。
しかも高校の授業ですら退屈なので授業中に新聞を読みふける。
同級生からは「教授」というあだ名をつけられ、嫌われる。
友達なんかいやしない。
ヴィトスが唯一心を許しているのはおじいちゃんだけ。

天才であるがゆえに生じる苦悩と孤独。
頭脳は大人なんだけど心は子供なのね。
教育ママに変身した母親にはそれが見えない。
唯一の理解者おじいちゃんから「迷ったときは自分の一番大事なものを手放してみろ」とアドバイスを受けたヴィトスは・・・
なんだかんだいってもやっぱ天才っていいじゃんって思わざるをえない。
なにもかも上手くいきすぎでおとぎ話、といえばそれまでだけど、結構痛快。かっこいいし。
ああ、勉強したくなってきた。

おじいちゃん役にはブルーノ・ガンツ。
ヴィトス役のテオ・ゲオルギューは映画の中で実際にピアノを弾いている。
国際コンクールで何回か優勝経験もある本物のピアニストらしい。

2008年5月10日土曜日

映画『キートンの警官騒動』

1922年 監督:バスター・キートン
BS2 録画




またまた追いかけっこなんだけど、今度は追いかける人数が半端じゃない。
100人以上の警官に追いかけられるキートン。
しかも全く捕まらずにたった一人で100人を手玉に取る。
大量の警官っていう素材を徹底的に遊びつくすから楽しい。
2,3人に追いかけられるのと違って、例えば隠れて警官達が通り過ぎるのを待つシーン一つとっても迫力が違う。
まるでバッタの大群が通り過ぎていったかのようになるし。
そして嵐が去った後の静寂の中をキートンがひょこっと現れて無表情にすたすた逃げていくのね。
でもキートンがどこに逃げてもまた警官に出くわして追いかけられてしまう。なんせ大量の警官、だからね。
静と動の緩急が絶妙。
かつ「動」の大量の警官は一人一人意思を持って別個に動くもんだからもうカオス状態で、かなりダイナミック。
大通りの逃走シーンなんてかなり面白い。
固定の俯瞰カメラが人っ子一人いない大通りを写し、そこに奥から猛スピードでキートンが手前に向かって走ってくる。
間髪いれず後ろから大量の警官達も流れ込んでくる。
と同時にキートンが走る先、つまり手前に警官が一人躍り出てきてキートンを待ち構える。
奥から押し寄せる圧倒的な流れに加えて手前にちょっとした緊張感が加わる。
猛スピードのキートンと手前の警官がぶつかりそうな距離になると、なんとキートンは突然ヘッドスライディング。
見事に警官の股を通過。
後はこの捕まえるのを空振りしてグデっと倒れた警官も奥から手前という大量の流れに合流。
恐怖の大量警官が走り去ると大通りは再び誰もいない静寂に。
すると今度は手前から再び猛スピードのキートンとそれに続くカオス状態の警官達が出てくるのね。
今度は手前から奥への圧倒的な流れ。
映画は動くことによる変化が面白いんだけど、そういう意味ではシンプルなのにこれだけ様々な表情を持った動的要素をふんだんに盛り込んでいるっていうのは凄い。
スーパーアクロバティックなはしごシーソーのシーンも面白いしな。
3Mくらいの高さの薄い壁の上を支点として、はしごでシーソー。
はしごの上にはキートンしかいないんだけど、壁を挟んだ両側でカオスの警官達がそれぞれ自分側にはしごをひきずり下ろそうとひっぱるからシーソー状態。
これって何気に一人でも動きをミスるとかなり危険だよな。

そういえば静と動の緩急がいいみたいなこと言ったけど、この警官達に追いかけられるシーケンスは作品の後半だけなのね。
じゃあ前半はというと、大量の家具を山のように積んだ荷馬車を歩かせてギャグを紡いでいくというどこかのーんびりした構成。
だから後半の追いかけっこの中で静と動が溢れているけど、作品全体の構成で言えば前半と後半で静と動になっている。

逃走の天才キートンが捕まった理由は?
ブラックなエンディングも秀逸。

映画『キートンの強盗騒動』

1921年 監督:バスター・キートン
BS2 録画


追いかけっこをひたすら魅せて飽きさせない明快で楽しい作品。
ストーリーを知ろうとするとあまり明快では無いのだけど。
百発百中のダンが仕掛けた罠はよく見ていなきゃ気づかないし、後半のおっさんが何者なのかとかなんで銃で狙われてるのかなど分からないことも多い。
でもどうでもいいや。

蒸気機関車がカメラに向かってまっすぐ走ってきて、カメラの寸前で止まったときに表れるキートンの顔のアップ。
びっくりする。機関車の先頭に座っていたのね。
このシーンは映画史上最もかっこいいシーンじゃないだろうか。

映画『キートンの電気屋敷』

1922年 監督:バスター・キートン
BS2 録画




州立大学の園芸課程を修了したキートンは手違いから電気工学課程を修了したと勘違いされて、ある邸宅の「電化」を依頼される。
邸宅の娘からはプレゼントとして「即席電気学入門」を渡される。
電気工学学んだやつにそんな本は無いだろうと思いつつもキートンにとってはこれがバイブルになる。
家人が休暇に出かけている間に猛勉強したキートンは即席でミッション完了。

なかなか面白いアイデアあり。
「動く階段」
つまりエスカレーター。
でもWikipediaだと日本では1914年に初披露されたとあるから1922年にはもうあったっぽいな。
「飛び出す本」
書棚からボタン操作で特定の本が飛び出てきて、椅子に座りながら本の出し入れができる。
あまり使えない。
「動くバスタブ」
ボタン操作でバスタブがベッドの横までレールを伝って移動してくる。
もう全く用途が分からない。
「折りたたみベッド」
ボタン操作でベッドが壁の向こうに収納される。
これは便利かも。別に電動じゃなくても、とは思うけど。
「回転○○」
キッチンで作られた食事が食卓に自動で運ばれる。
回転寿司だよ、これ。
しかも回転寿司より素晴らしいのは皿を運ぶのがベルトコンベアじゃなくておもちゃの列車だというところ。
「自動食器洗い機」
自動で食器を洗います。
・・・一個一個書いていたらきりないや。
基本的には電化する必要ないじゃんっていうくだらなさがポイントなんだけど、結構実用化されているものがあるから恐ろしい。

最後はお決まりどおり電化製品が暴れだしてカオスに。
でも今回は美女とも結ばれずにいいとこなしで終わる。

映画『キートンのハイ・サイン』

1921年 監督:バスター・キートン
BS2 録画




射的場でインチキ腕前を披露するキートン。
その射的の腕を買われて町の名士のボディガードを頼まれる。
同時にギャングのハゲ鷲団から町の名士の殺し依頼も受ける。
同じ人物を護って殺す難題。

両の手の甲を前面に向けたまま交差させて親指を鼻の下にくっつけるハゲ鷲団のハゲ鷲ポーズが楽しい。
キートンがやるとこ馬鹿にしているようにしか見えないんだけど、このポーズが思わぬところで役に立ったり。
ラストなんかこのポーズが妙にかっこいいし。
リカちゃんハウスのような家での縦横無尽のアクションはスピード感といいアイデアといい真骨頂だなぁ。