2003年11月7日金曜日

映画『ビッグ・アメリカン』

1976年 監督:ロバート・アルトマン
BS2録画ビデオ


1885アメリカ、バッファロービルのワイルド・ウエスト・ショーが舞台。
ビル役にポールニューマン。

ショーでは曲芸馬乗りや射撃の名手(チャップリンの娘)が腕前を披露したり、西部開拓の英雄を演じるバッファロービルがインディアンと戦い勝利するショーなどが催される。
このショーの新企画として、インディアンのスー族族長シッティングブルを役者として招く。
まあ、そんな話(書くのがめんどうになった)。

自然とともに生き、どこまでも真実のみ見つめ続けるスー族と、ショーという虚飾、アメリカという虚飾の国で生きる白人達の虚飾、が対比されている。のかな?

軽妙な映画ではあるが知識不足か脳みそ回らなかったかでそれほど印象に残らない。

ハーヴェイ・カイテルは顔変わんないなぁ。

2003年11月6日木曜日

映画『濡れ髪剣法』

1958年 監督:加戸敏
BS2録画ビデオ


主演市川雷蔵。それにヤッチーこと八千草薫。

遠州佐伯藩松平家の若殿である源之助が市井に飛び出し肩書きのない自分の実力とはいかなるものか試そうとする。
団子食って金払わない等、お決まりのギャグで笑わせてくれる。
途中に出会うおみね(中村玉緒)が、正体を隠している源之助にこんなことを言う。
「本当にあんたったら利口なのか馬鹿なのか分かんないよ」
いや、どう考えたってただのバカでしょう。

格言好きな源之助は「バカ」と言われれば、少々考え込んだ後「バカとハサミは使いようで切れる」と一人つぶやいてにかっと笑う。
にかっの涼しさはまさに雷蔵。

馬鹿な源之助も次第に世の中を知り、強く利口になっていく。
最後には二三十もの敵をばったばったと爽快に切り倒していく。
んっ?でもこの敵って源之助の家臣たちじゃないの?
自分の家臣をばったばったと切り倒す若殿って・・・
ふっ、やっぱあんたは大馬鹿だよ。

なんだかんだ言っても脚本は結構面白い。
あと、ヤッチーは日本映画史上最も可愛い女優だね。

2003年11月5日水曜日

映画『キートンのハード・ラック』

1921年 監督:バスター・キートン
BS2録画ビデオ


BUSTER KEATON MASTERPIECIES キートンDVD-BOX

どちらかというとこっちのほうが面白かった。

キートンの映画見て、笑えるのにたまに悲しい気分になるのはなんなんだろうな。
キートンの顔のせいかな。

キートンが強盗にぶつかって転げるシーンで、へたりこんでいるキートンの顔を体格のでかい強盗の視線でカメラが映す。
その強盗を見上げるキートンの顔の無垢さには参った。


ところで、NHKで流すサイレント映画って大抵ピアノ音楽と澤登翠による活弁が入る。
最後の活動弁士澤登翠。と、誰だか知らない人のピアノ演奏。
うるさいから消音にして見た。
弁士って勝手に想像していたけど、義太夫のような語りじゃないんだねぇ。
ピアノの方は慣れればいいけど、でもたまにムショーにうるさく感じたりするんだよな。
昔フィルムセンターでサイレント見ていたときに外人さんが生でピアノ演奏してくれていた。
眠くなった。
でも映画館でサイレントを本当に音なしで見ると、静けさがなんだか気まずかったりする。
わざとらしくせきする人が何人もいたりして。

映画『キートンの化物屋敷』

1921年 監督:バスター・キートン
BS2録画ビデオ


BUSTER KEATON MASTERPIECIES キートンDVD-BOX

化物屋敷だってさ。面白そうじゃんって思ってビデオに録っておいた。
僕が想像していたのは、不思議な化物屋敷で恐ろしさと興奮を感じ、かつそこにキートンの笑いが加わっているというもの。
実際見ると、近からず遠からず。
結構笑えることは確か。

キートンの身体能力の高い躍動や繊細なオーバーアクションを見ていると、この世の中にある建物などの物体や人間までもが全て自分と未分化なものに感じられるし、この世の中なにもかもが面白いはずという気がしてくる。
キートンが作った映画なのだからその映画の世界はキートンのもの。
当たり前と言っちゃ当たり前のことだが。
実際映画の中の世界が全てキートンの手のひらにあるように見えるのだから、改めて映画という"嘘"を発見する。
キートンの破天荒さはそのままスケールのでかさになる。
面白い。

2003年11月4日火曜日

映画『モンディアリート』

2000年 監督:ニコラ・バディモフ
BS2


なんか何気なくテレビ付けて見ちゃったなぁ。
以前一度見たんだけど。
この映画に出てくる女の子がかわいかった事ははっきり覚えている。

目当ての女優はエマ・ドゥ・コーヌというらしい。
いいね。ショートヘアで眉がきりっとして活発。

アラブ系の中年に差し掛かっている男と、これまたアラブ系で身寄りのないガキがあるきっかけでマルセイユに向かうことになる。
途中、バンで子供向けかなんかの玩具?グッズを売るロシア人行商人や、今のハリウッド女優が及びもつかない魅力を放つエマ・ドゥ・コーヌさんと出会ったりする。
まあ、ロードムービーだ。
たぶんストーリーを分析してみたところで得することはない。
でも面白い。

この監督はこれしか撮ってないみたい。

2003年11月3日月曜日

映画『セルピコ』

1973年 監督:シドニー・ルメット
BS2録画ビデオ


セルピコ

題名がいいじゃない。セルピコ。内容は全然知らないけどビデオに録画しておいた。
セルピコ、は主人公の名前。演じるのはアル・パチーノ。
冒頭、警官に撃たれたというセルピコが病院に運び込まれるシーンから始まる。
セルピコもまた警官。
警官が警官に撃たれる?「セルピコは警官に恨みをもたれているからな」

そこから時代はセルピコが警官になったところまで遡り、ストーリーが流れ出す。
展開のテンポがいいため、飽きずに最後まで見れる。
いや、むしろテンポがよすぎて登場人物は全然覚えられないわ、転属転属で舞台が頻繁に変わるのにその継ぎ目がよく分からず混乱したりする。

実話に基づいた話らしい。
もう少しじっくり展開して欲しかったな。といってもこれでも130分あるけど。

アル・パチーノが、失望感と孤独感が強まるのに並行して顔面の髭の領域が大きくなり、最後には熊みたくなっている。
髭面がかっこいいっていうのは俳優としていいよね。

2003年11月2日日曜日

映画『燃えつきた納屋』

1973年 監督:ジャン・シャポー
BS2録画ビデオ


時間の都合上3日にわたってちびちび見た。

アランドロン主演作。
フランスの田舎、豪雪地帯で殺人事件が発生。
発生現場に近いローズ(シモーヌ・シニョレ)一家に嫌疑が向けられる。捜査するのはラルシェ(アランドロン)。
は、はんにんはだれだ~!!
というような緊張感は特にない。ラストで犯人がわかって、びっくり、ということもない。
ただ、シモーヌ・シニョレが凄いね。あのうつろにも柔らかい目に引き付けられる。

水面下で崩壊しつつある一家。極めて紳士的に事件の捜査に入るラルシェによって、結果的に一家に薄く張られた膜が一枚一枚取り去られていく。ラルシェに対して。ローズに対して。
膜を剥がしてラルシェが見つけたかったのは犯人。一家の真実を見たかったわけではない。でも結果的にそうなった。
人と人の関わりで、大きく、じゃなく微妙に波が立つ味わい。
推理サスペンスとして犯人探しにやっきになってこの映画を見ていると失敗する。

オープニング、真っ暗の画面に除雪車が走る。音楽が流れる。低い女の歌声。ホラー映画みたいでどきどきするね。本当ホラー映画だったら最高のオープニングだな。

あと、ローズ一家の次男の嫁にモニークという女性がいる。なんてキュートなんだろう。
ブロンドで目がくりっとして小柄でかなりの美脚で浜崎あゆみの3倍かわいい。芸名だかなんだかミュウ・ミュウという名前らしい。
ミュウ・ミュウって感じだ。

映画『北京ヴァイオリン』

2002年 監督:チェン・カイコー
at ギンレイホール


北京ヴァイオリン 特別プレミアム版

映画はモンティのチャルダッシュで幕開け。
ヴァイオリンのかなりの実力者である13歳の少年と、料理の上手いそのおやじの物語。

ヴァイオリン奏者として切磋琢磨して成功していく、というのに主眼があるわけではないので、音楽に関しては「感情がこもってない!」とかその程度のことしか語られない。少し不満。

少年の目がいい。知的で優しい。

ラストはいいね。ただ、ヴァイオリンの音が少し小さめで、胸の中にこみ上げかける"なにか"が膨らむこともできずに所在無いまま消えてしまった。
これは自分の中で失敗したな。嘘でもいいから胸に芽生えた種はすっきり爆発させたほうがいい。後味が少し悪いもん。
映画の中でのヴァイオリンの音量の問題だったか、劇場の音量の問題だったか。

映画『おばあちゃんの家』

2002年 監督:イ・ジョンヒャン
at ギンレイホール


おばあちゃんの家

うーん。いいんだけど、いいんだろうけどなんかなぁ。
いいシーンなど特にそうなのだけど、音楽が挿入されるたびに醒めるんだよな。
もう全く音楽なしのほうがまだいいや。

韓国のド田舎の古びた家におばあちゃんが一人で住んでいる。
そこにおばあちゃんの娘と孫がやってきて、おばあちゃんは孫を暫く預かることになる。
孫は(このガキは)おばあちゃんに対して「触るな!汚い!」とか「バーカ」と言ったりする。このガキャ!
誰もが想像するとおり、ストーリーのほうはこのガキがばあちゃんに次第に心を開いていくというもの。

耳が遠く言葉を喋れないばあさんの孫に対する愛情の器の大きさ、片親のガキが運命的に持つ孤独、あまりに離れすぎた世代と土地のギャップ、など結構良い。

ギンレイホールでは次回『ベアーズキス』を上映する。その予告編のほうが泣けたりする。

ちなみに劇中、孫がポケットサイズのゲームで遊んでいるが、プレイしているゲームソフトは「バトルシティ」と見た!

2003年11月1日土曜日

ドラマ『男たちの旅路』第4部 第2話 「影の領域」

BS2

男たちの旅路 第4部-全集-

な、なんということだ!
面白すぎる・・・

失踪していた吉岡(鶴田浩二)は遂に警備会社に戻ってきた。しかし今度は陽平(水谷豊)が失踪。
えっ?な、なんで?拍子抜け。
しかも司令補だった吉岡は一からやり直すということで工事現場で交通整理をするのだが、かつての威厳や強さが見えず新入社員からは「あの人の何処がすごいの?」なんて言われる始末。
テンション下がる。

しかし、ラストに用意されている。最高のシチュエーションでの最高の見せ場と復活が!
にやつくね、これは。

ちなみにオープニングで岸本加世子がブルマでグランドを走っている。
ちなみにこの回にはぷくっとした梅宮辰夫がエロい顔して登場している。