2004年6月10日木曜日

映画『湘南爆走族』

1987年 監督:山田大樹
BS2 録画


湘南爆走族

80年代ファッションを最も特異な素晴らしき美的センスの表出と取るか、それとも抹消したい歴史の汚点と取るか。
思ったよりいろいろと面白かった。情熱はあるけど金がない、みたいな。主人公たちもこの映画を作った人たちも。
江口洋介に織田裕二に竹内力に清水美砂に銀蝿の翔に杉本彩に、他いろいろ。

2004年6月9日水曜日

映画『恋愛時代』

1954年 監督:ジュゼッペ・デ・サンティス
BS2 録画


イタリアの農村地帯に健康的でふくよかな肢体の少女がいる。エロい。

結婚したいのだが金が無い。
パスクアーレ(マストロヤンニ)もアンジェラ(マリナ・ヴラディ)も、どちらも大家族でしかも貧しい。
もう2年も我慢しているのに一向に結婚式を挙げられない。どうしよう。って話。
恋愛、家族、金、世間体、結婚喜劇。

あははぁ、あははぁ、恋人といったら浜辺を楽しくじゃれあいながら駆けるもんです。空はどんより曇らせて。
少年と少女の恋愛といった趣が笑えて面白い。
特にマリナ・ヴラディが浜辺でマストロヤンニに色仕掛けするシーンはエロさというより微笑ましく可笑しい。

特に違和感なく見ていたけど、マストロヤンニとマリナ・ヴラディの実年齢の開きはなんと14年もあった。
しかもマリナ・ヴラディという可愛らしい顔に腋毛生やし色気むんむんの肢体を持った女性はなんと当時16才くらい。本当に少女じゃん。

映画『あゝ結婚』

1964年 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
BS2 録画


ああ結婚

小柳ルミ子かと思うほどの厚化粧でおばさんくさいソフィア・ローレン。
汚い字ながら丁寧に自分の名前を1文字づつ呟きながら署名するソフィア・ローレンが秀逸。
ラストは笑いながらも目頭が熱くなる。
マストロヤンニとソフィア・ローレンによる結婚喜劇。
結婚したい、結婚したくない、どうしようって話。

当時30歳のソフィア・ローレンが17歳や40代まで演じ分ける。
しかし19歳から20代あたりを演じたときのソフィア・ローレンはどうもけばすぎて。
むしろ40代あたりを演じている時の方がしっくりきているように見える。
特に丘の上でマストロヤンニとやりとりしていた時のソフィア・ローレンが一番綺麗だった。かつ一番老け顔だったのもこの40代の演技の時。
服装や髪型で印象も大分変わるのだろうが、同じ40代の演技でも場面や状況によって演じ分けているのか佇まいの雰囲気が全く違うところが凄い。
あまり好きな顔立ちじゃないのだけど、面白い女優さんだな。

2004年6月7日月曜日

映画『真田風雲録』

1963年 監督:加藤泰
BS2 録画


知識不足ゆえ、よく知らないで見たのだが、かなり面食らった。
なんと説明すればよいのか。
カルト映画・・・
加藤泰という人間の才能がなんの縛りも無く迸ったらこんな作品になった。
いや、「縛りが無」いどころかこんなに時代考証も映像も特殊効果も全て奔放なら収拾つかなくて逆に大変だったんじゃないか。
才気溢れるという言葉をそのまま当てはめたい人だな。

錦之助が飛ぶ!目が光る!透明になる!関根勤になる!
千秋実が真田幸村!
ジェリー藤尾が歌う!
ミッキー・カーティスが舶来の物を見にまといかき鳴らすはギター?!
若い役のはずの渡辺美佐子が31歳!
大野修理亮治長役が誰かと思えばオウムのああいえば上裕!と思ったら佐藤慶!
服部半蔵(平幹二朗 )とその忍者隊、華麗にステップを踏んだ忍者隊の人達は江口音也バレエ団!知らん!
志村けんのバカ殿以上に顔を白く塗りたくった淀君(花柳小菊)!
ぱっぱらぱーの千姫(本間千代子)!
大阪城に立てこもる浪人や百姓や武士達の大ダンスパーティー!なぜかいる裸の女!素で嬉しそうに抱きつく常田富士男!いい顔してるわ。

なんでもありが本当になんでもありすぎて呆然としながらも笑ってしまう。
しかも一つ一つがただ瞬間的に笑って終わるギャグや不条理じゃすまないシーンも多い。
大野修理の本性を印象的に表出させた瞬間であったり、千秋実をやっぱり千秋実にさせた幸村の最後だったり。
戦に身を投じる決心の心の独白を清次、筧十蔵とそれぞれの生い立ちを絡めて戦前の高揚感と供に語らせた後の由利鎌之助(カーティス)のオチ。カーティスがカメラに向かって喋るオチ。不意の三段オチ。上手い。
忍者というより妖術使いの化物と化した佐助(錦之助)がミッキー・カーティスのギターに術をかけるとギターは青く光りだす。
刻むリズムに乗せられバカみたいに踊りだす敵の武士達。さらには操られるままに海へと行進させられ死んでいく。
死ぬ間際に「無念じゃ~!」と面白おかしく言って散っていくものの、このシーンがえらい恐ろしかった。
どんなに人数的に武力が劣っていても佐助と後数人いればもうこの世に敵はいないんじゃないかと思うような恐るべき妖術。
怖さにアホさが加わるとこうも恐ろしいものか。

佐助と半蔵の初対決シーンなどしびれまくって泣きそうになるくらい素晴らしかった。
「し、しびれるぅ!」という文字を画面に入れる場合、バックの映像は牛が口をくちゃくちゃしている映像を使うもんなのだと初めて知った歴史的一作。

2004年6月6日日曜日

映画『ハリーの災難』

1955年 監督:アルフレッド・ヒッチコック
BS2 録画


ハリーの災難

決して殺人が日常的に起こっているとは思えない田舎の村で殺人事件発生。
大事件だ。森の中で男の死体が仰向けに横たわっている。
なのになんでしょう、死体や犯人と思われる人物を前にしての村人達のこのほのぼの感は。
死体であるハリーは登場した時から死体で、つまり最初っから少しも動いているところが映されなかった人物のため、人間じゃなくただの人形みたいに思えてくる。
でもやっぱり人形なんかじゃなくれっきとした人間の死体のわけです。ほのぼのっつったって適当にはやり過ごせない訳です。
死体をほったらかしたり埋めたり掘り返したり埋めたり掘り返したりほったらかしたり・・・ってやっぱ適当か。
しかし一つの死体をめぐって四人の村人がそれぞれの思いで苦悩するわけです。自分が殺したんじゃないかとか本当は私が殺したのにとか夫が殺されてしまったとか・・・いや、苦悩なんかほとんどしないか。
まあ、コメディーありスリルあり希望あり温もりあり、でかなり面白い。

紅葉につつまれた森があまりに美しい。もちろんシャーリー・マクレーンも。

映画『ゲーム』

1997年 監督:デヴィッド・フィンチャー
BS2 録画


ゲーム

ちょっと息抜きに、と思ったら128分もあるしえらい疲れた。
見てると段々どうでもよくなってくる。

映画『反逆児』

1961年 監督:伊藤大輔
BS2 録画


反逆児

いきなり織田対武田の合戦シーン。あれ?歴史スペクタクル物だったのか。
はて、反逆児とは誰だ?信長?
いやいや、徳川家康の息子、三郎信康だ。演じるのは錦之助。

合戦合戦また合戦かと思いきや、合戦シーンなど最初しか無く、戦国時代のどろどろした人間関係をもういいよってくらい見せてくれる。
悲しいのはなによりも花売り娘しのがもてあそばれた上に無残にかつ唐突な最後を迎えてしまうところ。
ああ、桜町弘子さんが・・・
幽霊となり恨みを晴らしておくんなさい。この4年前の『怪談累が渕』のように。・・・ん?あれは北沢典子さんか。この作品で北沢さんが演じたお初は死なないんだった。

出演者が結構豪華。
秀吉を演じた原健策はやっぱり面白い。
信長=月形龍之介。
家康=佐野周二。
服部半蔵=東千代之介。気持ちは分かるけど早く斬ってやれよ。
四郎兵衛(じい)=進藤英太郎。
小金吾=河原崎長一郎。最後すごい顔して泣いてたぞ。
信康の母=杉村春子。こわい・・・

信康が信長の前で披露した舞踊はなかなかよかった。でも詳しく知らないがあれ能の仕舞じゃないよな。歌舞伎舞踊っぽい。

2004年6月5日土曜日

映画『野獣暁に死す』

1968年 監督:トニーノ・チェルヴィ
BS2 録画


野獣暁に死す スペシャル・エディション

マカロニウエスタン。
エルフェーゴなる人物に復讐を誓うビルカイオワ。
フェーゴは今や最強の強盗団のボスになっている。一人じゃ復讐を果たせない。彼は4人の助っ人を探す。
一人目は最強のデブ(しかも不死身)、オバニアン。
二人目は最強の保安官、ミルトン。
三人目は最強のプレイボーイ、フォックス。
四人目は最強の賭博師、モラン。
仲間にする度にテーマ音楽とともに馬に乗った男が並んで進む姿を正面から映すのね。
始めは二人が並び、三人が並び、四人、五人と。懲りずにやっているところが面白すぎる。

この映画、なんか面白い。
音楽が微妙にそぐわなかったり、オバニアンが肉にむさぼりついたときの効果音がホラー映画みたいなグロテスクな効果音だったり。
脚本にダリオアルジェントが参加している事がなんか関係あんのか?

さて、この映画には仲代達矢が出ているはずだが。僕はてっきり四人のガンマンの一人を仲代が演じると思っていたけど、なんと最重要人物エルフェーゴを演じている。
初登場シーンはしびれる。フアーーーーア!って叫んで短いサーベルみたいなのを振るう姿が"微妙に"かっこいい。
イタリア人に混じって微妙な違和感しか感じないところが凄い。
音は全部アフレコっぽい。

最強の五人と仲代率いる最強の強盗団が対決する話。


ああ、今日見た映画は2本とも最高だったな。

映画『浪花の恋の物語』

1959年 監督:内田吐夢
BS2 録画


「帰らしてもらえんやろか」
「わてでは いけまへんか?」

「わしはもう お前とははなれられんようになってしもうたわ」

「はよ家帰って素人はんのお井戸でもさすってなはれ」
「はははは」「へへへっへ」

「逃げ延びて あの世までも二人は一つ」

「わしの筆は そこまで不人情にはなれへん」

「死ぬる死ぬって勝手に死なれてたまるかい!!お前の体には!えいっ!金がかかってんねやで!」
「忠様とこ行きたい 忠様とこに行きたい! 忠様のとこにいかせてぇ~~」

近松「冥土の飛脚」。
映画見て泣いたのってほんと久しぶりだ。
後半それまで徹底的に傍観者であった近松門左衛門(片岡千恵蔵)が上記のセリフ「わしの筆は そこまで不人情にはなれへん」と言った時、千恵蔵の顔の漲る力に挿入されたどこまでも響き渡る拍子木の澄んだ音。ここで泣いたら以降はスイッチ入りっぱなし。

とにかく面白い。

HDD

6月1日夜、HDD付きDVDレコーダーのHDDがぶっ壊れました。
再生はできるものの、録画が一切出来ません。
編集作業自体一切出来ません。
だからシーン消去も保存タイトルの削除も出来ません。
HDDをフォーマットするしかないと考えます。
さて、HDDに入っている演歌番組を一体どうすればよいのでしょう。
消すしかないのでしょうか?泣きそうになりました。
しかし、録画タイトルをDVDに焼ける事を確認しました。
考えて調べて考えて調べた結果、外付けのDVDドライブを購入しようと思います。
HDDからDVD-RWに録り溜めた演歌番組を焼き、パソコンに取り込んでいらない部分を削除後にパソコンからDVD-Rに焼いていこうと思います。
録画した映画はとりあえず本当に見たいのだけがしがし見ていこうと思います。
1日2本ペースが目標です。
感想はほとんど書きません。
合計90時間あまりの録画タイトルとの格闘が終わったら、とっととHDDをフォーマットしたいです。