2004年6月26日土曜日

映画『息子のまなざし』

2002年 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ
at ギンレイホール




職業訓練校で木工クラスを担当するオリヴィエ。生徒は四人(だったかな?)。
アットホーム、というわけではない。オリヴィエは生徒に怒鳴りつけるか命令するかってだけ。
生徒の方は無口で厳しい先生であるオリヴィエを嫌っているかといえば別に嫌いでも好きでもない模様。というか生徒達ってなんもセリフがなかった気がする。
くら~めの雰囲気。オリヴィエもなんか変質的で怪しい感じ。

この訓練所に新たに生徒が一人やってくる。彼は木工クラスを希望するがオリヴィエはもう生徒の数が多いからうちでは取れないと断る。
でもその後のオリヴィエの行動が怪しい。窓から覗き見したり、いつもは行かないところで昼飯を取ろうとしたり。
やっぱり変質者?
オリヴィエはなぜか一度断ったこの新入生を木工クラスに受けいれる事にする。
もしや少年愛か。
いやいや、ストーリーが進むにつれ、オリヴィエがなぜこの少年に興味を持つのかという理由が明らかにされる。次第にというか唐突に明らかにされる。
この映画はなんでも重要なことは唐突なのである。

セリフが異様に少ない。そして音楽が一切ない。カメラは全て手持ちカメラで、登場人物の動きを偏執的に追い続けていく。
後半、オリヴィエがいつ少年に事実を告白するかと期待しながら座席の充実野菜に手をのばした一瞬でさらっと告白してしまったオリヴィエを見て、唐突な緊張と供に手に持った充実野菜もそのままに画面に食い入るのであった。
結構じんわりする映画で面白い。僕はうるさいのが嫌いだから下手に音楽があるより全くないほうが素晴らしく清々する。

2004年6月24日木曜日

映画『血槍富士』

1955年 監督:内田吐夢
BS2 録画


血槍富士

傑作。面白い。しかも泣ける。月形龍之介の見せ場で泣き、片岡千恵蔵の驚愕と絶望の表情に泣き、ラストで登場人物と一緒に泣き。
グランドホテル形式時代劇。
それぞれがある目的や理由を持って旅をしている。目的地は様々。身分も様々。たまたま方向が一緒だったため同じ道を歩き、たまたま同じ宿に泊まる。
「どこまで行くのですか?」「ああ、そうですか私もそうなんです。」「では一緒に行きましょう」なんて会話は交わされない。
本当にたまたま一緒だったというだけ。
それだけなのだが、各々の持つドラマがからみあい、「槍持ちなんかなるもんじゃねぇ!」という結論に至る話。

1999年に1度見ていて、印象に残っているシーンがいくつかあるものの、ストーリーがほとんど頭から抜けていた。
抜けていたどころか同じ年に見た『暴れん坊街道』のラストの展開とごっちゃになってさえいる始末。
記憶力がないっていうのはいつでも新鮮でいられていいね。

2004年6月20日日曜日

映画『コールド・フィーバー』

1995年 監督:フリドリック・トール・フリドリクソン
BS2 録画




舞台はアイスランド。主演永瀬正敏。鈴木清順の名もクレジットに見える。
極寒のアイスランドの地に永瀬と清順って組み合わせが見る前から高揚させる。
で、鈴木清順だけど、なんだ、アイスランドの清順さんが見れるわけじゃないのね。
普通に考えて彼にアイスランド行かすわけにはいかないけれど。死んじゃうじゃん。

それでもこの映画結構面白かった。
サラリーマン永瀬が両親の7回忌に、両親の死んだ土地、アイスランドに一人供養しに行くという話。
アイスランドを舞台にしたロードムービーで、永瀬が猛吹雪の中彷徨ったり、バスに乗ったりタクシーに乗ったり、また彷徨ったり車買わされたり馬乗ったり。
だーれもいない吹雪の中を一人で歩くはめに1度ならず何度もなってしまうのは笑える。
結構ひどい目に会う永瀬君だが、遭遇した出来事を嬉々として人に話すでもなく、雄大で厳しいアイスランドの地の上で一つ一つ事実として豊かに受け入れていく感じ。
災難に巻き込まれる度に両親への弔い心が強まり、最後の方ではもう何が起ころうとも供養するという目的しか目に入っていないその強さにぐっとくる。
供養のための道具一式をちゃんと持参している心構えに涙。
ところでアイスランド人は押しなべて人がよく、日本人は映画の主人公にまでなり、そしてアメリカ人は・・・
しっかし凄いとこだな、アイスランドって。人が住んでいいの?
作品冒頭のごみごみした東京と比べると、空の広さが比べ物にならない。・・・東京もいいけどね。

ちなみに作品中盤に、つま先から全身に向けて鳥肌が押し寄せるほどの恐怖シーンがある。
ホラー映画だったのかと一瞬混乱するが怖かったのはこのシーンのみ。

衣替え

暑くて暑くて。
ロフトから夏物の服を下ろして一服、中をばら撒いて一服、そのまま寝転がってこないだ買ったアトールの「サードアルバム」聴いて一服、ちょっと冬物を収納ボックスから2,3枚出して一服、そのまま寝転がって吉幾三聞いて一服・・・
って感じでだらだら6時間かけて衣替え。
黄色いカーテンが風にふんわりそよぐ様をぼんやり見つめていたり、その黄色いカーテンが体いっぱいに受け止めている陽光が、遮る雲で強まったり弱まったりするリズムを煙草をくゆらせながら感じていたり。
つまり夏バテだな。早くも。

2004年6月19日土曜日

映画『サムライ』

1967年 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
BS2 録画


サムライ

武士道とは 無口な事と 見つけたり

メルヴィル監督のフィルムノワール。
最後はなんか後味悪いなぁ。
主演アラン・ドロン。
・・・犯行後、家帰れよ。服装もそのまんまだしぃ。

2004年6月18日金曜日

映画『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』

2002年
at ギンレイホール


10ミニッツ・オールダー コレクターズ・スペシャル

監督:
アキ・カウリスマキ
ヴィクトル・エリセ
ヴェルナー・ヘルツォーク
ジム・ジャームッシュ
ヴィム・ヴェンダース
スパイク・リー
チェン・カイコー
って、びっくりするね。

各監督に与えられた時間は10分。短い。
10分間で一番充実した作品を撮ったのがヴィクトル・エリセ。
この監督は見たいと思いながらずっと見ていなくて、今回初めて見たのだけど、とにかく凄いわ。魔力を秘めていると言うか。

ヴィム・ヴェンダースもなかなか面白い。
クッキーと間違えてLSDだかなんだかやばいもんを1袋分ばくばく食ってしまった男が車飛ばして病院を探す話。
麻薬が回ってきて物が2重に見えたりするのを映像で表現していて、それがよくよく考えるとちゃっちい。
一人の男が死ぬかもしれない、早く病院に行かなければならない、というスリル、があるかといえばそれほどスリリングでもない。
なのになんで面白いのか不思議。

チェン・カイコーはラストにCGアニメを効果的に使用していて、突如表出する時空の広がりに思わず涙出そうになる。

ヴェルナー・ヘルツォークはやっぱりジャングルなのね。

まあ、どの監督も面白かったわ。

映画『アドルフの画集』

2002年 監督:メノ・メイエス
at ギンレイホール


アドルフの画集

眠気に襲われて記憶が曖昧。
「名前は?」
「アドルフ……アドルフ・ヒトラー」
ヒトラーが史上最悪の独裁者になる以前を描いた話。
ちょっと変な奴だが真面目で親ユダヤの男、ヒトラー。
"ちょっと変"がゆくゆく"最悪の狂気"になるのだな。
画家を志すヒトラーに訪れた一つの希望が彼の目を輝かせる。いい顔しているノア・テイラー。
すぐ絶望と怒りに変わっちゃうんだけど。

腹の底からがらがらになるまで声を張り上げて喋ってみたい。

HDD付きDVDレコーダー修復について

1週間前の11日朝、ネットで注文した外付けDVDドライブが届く。
さらにこの日、15日(火)からの予定だった出張が14日(月)からになったと知る。
いきなり言うなよ~。
11日(金)
家帰ってから外付けDVDドライブを開封して説明書を読みながらドライバやオーサリングソフトのインストール等を実施。
まずは演歌だ。HDD付きDVDレコーダー内の演歌番組を1個1個DVD-RWに焼いていく。
ぎりぎりまで焼いたらいよいよ外付けDVDドライブからパソコンに取り込みだ。
ってことなんだけど、元からパソコンに内蔵されているDVD-ROMドライブと競合しているのかなんなのか、全然取り込めない。
ドライブ文字の割り当てもごちゃごちゃでわけわからんことになっている。
コントロールパネルの管理ツールでドライブ文字の割り当てやり直したりデータを取り込むソフトの分かりづらい説明書を何度も読み返したりでやっと取り込みができるようになる。
が、なにこれ?とりこんだらチャプター毎に1タイトル(=1ファイル)になってんじゃん。
しかも4.7G以下のデータのはずが、取り込み後にオーサリングソフトに表示された書き込みに必要なサイズが8G近くになっている。
エクスプローラで取り込んだファイルのサイズを調べてみると、ちゃんと4.7G以下しかない。
きっと何かの間違いだと思いながらチャプター毎に分かれてしまったタイトルを本来の通り一つのタイトルに結合したりカット編集して、よし、書き込みだ。
と思ったらやっぱし書き込みディスクの容量が足りないとメッセージが出る。
試しに1度プロジェクトを削除してから取り込んだファイルを1個1個プロジェクトに追加していってみる。すると今度は4.7G以下に収まっている。
とりあえず取り込み時のこの手間は我慢しよう。しかしなんだ?タイトルをプロジェクト上で結合すると何故書き込みに必要なサイズが20Mも増えるの?
しかもカット編集するとサイズが減るどころか増えるのは我慢ならん。
こんなにむかついたのは久しぶりだ。でも時間ないし、とりあえず最低限の編集後にDVD-Rに焼く。
ソフト上で4.6G必要と出ていたのに、実際に出来上がったDVD-Rに書き込まれたデータサイズをみると3Gちょっとしかなかった。
しかも、勝手にファイナライズしやがってもう追加書き込み不能。
しかもこれは自分のミスだがタイトルメニュー書き込みのチェックを外したため、メニューのないディスクが完成。
深夜6時、ふてくされて寝る。

12日(土)
午後2時頃にのろのろ起きて対策を考える。
一番いいのはHDD付きDVDレコーダーでDVD-Rに焼いていってしまう事だが、「高速ダビング優先」とかいうチェックをONにしてHDDに録画していなかったためにデータのコピーができない。
それに演歌番組の半分くらいが未編集状態なのも致命的。1時間半が編集後には20分くらいになったりするのため、編集するしないで必要なDVD-Rの枚数が全く変わってくる。
やっぱり手順としてはHDD→DVD-RW→PC→DVD-Rという順序を踏む必要がある。
どうしよっかなと考えたり調べたりしながら同時に実行していた演歌番組のDVD-RWへの書き込みが完了し、PCに取り込みを開始した後、川崎のヨドバシに行く。
DVD-R20枚、DVD-RW1枚、エッジとPCをつなぐUSBケーブルを買って帰る。
チャリンコこぎながら考えていたらそういえばHDDの方は録画や編集が一切出来ないけれど、DVDの方は正常なんだよね。
家に着いてから試しにDVD-RWに焼いた後、HDD付きDVDレコーダーで編集作業やってみたらできた。
ということでHDD→DVD-RWの後にカット編集を行ってそれからPCに取り込もう。PC上で編集作業はしない。
取り込むと1チャプターで1タイトルになってしまう件については、HDD付きDVDレコーダーからDVD-RW上でチャプターの消去ができたので取り込み前に対処可能だと知る。ただしカット編集後にできたチャプターは消去できないため、PCにとりこむと1タイトルが分割されて3タイトルになったりしてしまうがこの程度なら我慢しよう。
とりあえず手順は一応確立したということにする。
家に帰ってきたときに完了していたパソコンに取り込んだファイルを一度全て削除して、それからHDD付きDVDレコーダー上で編集、PCへの取り込みを再実行。
この日は演歌番組のDVD2枚目を作成完了した時点で就寝。

13日(日)
12時頃に起きてせっせと作業開始。
演歌番組の作業が終わり、洋楽特集の番組も取り込み終わり、映画はDVD-Rに直接焼けるものは焼き、焼けないものはPCに取り込み、次にはねるのとびらを編集しながらPCに取り込み、深夜3時頃にやっと作業完了。
HDDのフォーマット実行!!
よっしゃ、復活だぁ!録画もできる。感無量。
出張行ってる間の番組をひたすら録画予約。映画、演歌あわせて9タイトル予約した後に就寝。

14日(月)、7時に起きて飛行機で博多へ出張。
17日(木)、帰宅。


今日は有給取ったので飯田橋へ。

2004年6月10日木曜日

映画『悪魔のようなあなた』

1967年 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
BS2 録画


男が目覚めたら病院のベッドの上。車の事故で3週間も意識不明だったらしい。しかも一時的に記憶を失ってしまった。
妻と名乗る女が男を迎えに来る。男は自分の名を知る。ジョルジュ・カンポ。彼は香港で大もうけしたため豪邸に住む。
記憶喪失のため初めて見るかのような大豪邸、そして美しき妻。東洋人の使用人までいる。
ジョルジュは邸宅で療養しながら少しづつ記憶を蘇らせていく。
しかしなぜかジョルジュは何者かによって何度も殺されかける。
さて、「悪魔のようなあなた」とは誰のことだろう。

アラン・ドロン主演。
妻役にセンタ・バーガー。えらく綺麗でかつ可愛い女優さん。抱こう抱こうとするジョルジュを巧みにじらして避ける妻。

デュヴィヴィエ監督の遺作。

映画『湘南爆走族』

1987年 監督:山田大樹
BS2 録画


湘南爆走族

80年代ファッションを最も特異な素晴らしき美的センスの表出と取るか、それとも抹消したい歴史の汚点と取るか。
思ったよりいろいろと面白かった。情熱はあるけど金がない、みたいな。主人公たちもこの映画を作った人たちも。
江口洋介に織田裕二に竹内力に清水美砂に銀蝿の翔に杉本彩に、他いろいろ。