2004年8月8日日曜日

映画『ドッグヴィル』

2003年 監督:ラース・フォン・トリアー
at ギンレイホール


ドッグヴィル スタンダード・エディション

偽善偽善傲慢傲慢。
結局は自分の身を守る事が一番大事でそのためには恐ろしく残酷で醜くなるか弱き人間。
独善的な人たちによって被った深い傷に対してどういう行動に出るか?寛容か?倍返しか?
人の醜い部分が簡素なセットの中、むき出しで見せられて結構気分悪くなるんだけど、醜い部分の演出がどこか滑稽感を伴って描かれるのね。
茶化しているようでもあり、辛辣に批判しているようでもあり。

ところでこの映画、177分もある。
ロッキー山脈の麓に孤立した「ドッグヴィル」という架空の村で起こった出来事を描いているののだけど、撮影場所はスウェーデンにある巨大スタジオなのね。
セットは簡素で、っていうか白線引いて「楡通り」とか「トムの家」とか示しているだけで、家の壁もないし樹もない。
これで177分。
でもそんなに退屈はしなかったな。疲れたけど。
実際にロッキー山脈でロケが行われていたら大分映画の印象が変わると思う。もっと恐ろしく醜悪に。

主演のニコール・キッドマンは着実と大女優の道を歩いている。
この作品での彼女の演技は僕が今まで見た中では一番よかったな。

2004年8月7日土曜日

映画『インテリア』

1978年 監督:ウディ・アレン
BS2 録画


インテリア

始まって1分くらい、登場人物が映っているのに彼女らは一言も言葉を発さないのね。
ちょっとびっくり。

初老の女性イブは元インテリアデザイナー、だったのかな。
彼女には三人の娘がいる。
ある日彼女は夫から別居を申し込まれる。
神経質で完璧主義なイブは「完璧で秩序ある」家庭を築いたが、そこはとても息苦しい空間だった。
見事に統一された室内インテリアは人の感情が入り込む隙間の無い氷の宮殿だった。
別居を申し渡されたショックからイブは一人家を出て行く。
一人暮らしのイブの世話を献身的にしたのは二女のジョーイ。
長女のレナータによると彼女は感受性が強く聡明で繊細な子だったらしい。
三姉妹の中で一番父親に愛されていたのはジョーイだった。(レナータはそんなジョーイに嫉妬する)
ジョーイは神経質な上平気で人を傷つける母を疎ましく思っていた。
母もジョーイの恋人が気に食わないのかなんなのかいつも澄ました態度でジョーイをさげすんでいた。(強い悪気があってのさげすみではないのだろうが)
なのに、今では一人寂しく不安定に暮らす母を誰よりも心配に思っている。
母への愛情と憎しみと罪悪感が複雑にからんだ感情で。
(・・・って細かく書いていたら書ききれないなとふと思った。以下簡単に)
ジョーイは子供の頃は優秀だったのかもしれないが今は自分の感情を表現する手立ても見つけられず、才能を埋もれさせてしまっているが、ジョーイの才能を羨んでいた長女のレナータの方は今じゃ立派な詩人になっているのね。
そしてレナータの夫は売れない作家。ここに夫婦間の歪みができる。
三女のフリンは売れないテレビ女優で、なんだか犯されそうになっちゃたり・・・

笑いやユーモアがこの映画には姿を表さない。
ひたすら家族や恋人、姉妹の間で渦巻く複雑な感情が表出する。
重いといえば重い。
2,3回見るとはまりそうな映画。
『アニーホール』の次の年に作製されてんだな、これ。

母イブを演じたジェラルディン・ペイジが凄い。
可憐で今にも消え入りそうなか細い声。
ラスト近くでジョーイの感情をただただ受け止めていた時の彼女の驚愕の目。
なんて魅力的な女優さんなんだろう。

2004年7月31日土曜日

箱根


ちょっと箱根に旅行。
宿の中まで入ったけど、泊まらないで帰ってきた。
泊まるとしたらホモになったときか床踏み抜いて階下に転落して地縛霊として永久に宿泊するかだから。

3D宇宙恐竜ワールドにも行ったよ。
視力が悪いせいであまり3D体験を堪能できなかったけど青いティラノサウルスがいた。

2004年7月28日水曜日

映画『HERO』

2002年 監督:チャン・イーモウ
BS2 録画


英雄 ~HERO~ 通常版

『真田風雲録』の猿飛佐助を越える人外の化生、ムーミン、あ、ウーミンが主人公。
ウーミンはこれまた人間を軽く超越した刺客であるチャンコン、ツァンジェン、フェイシエの三人を討ち果たしたために後の秦の始皇帝に謁見する事が出来たのね。
それぞれ最強の刺客であった三人が無名の男によって倒されたってところに興味を示した秦王はウーミンに経緯を聞きだす。
ウーミンの語りと秦王とのやりとりから真相が二転三転していく。

なんか始め、ギャグで撮ってるのか真面目なのかわかんなかった。
殊更に美しく見せようとしている鮮やかな映像やら、微妙にちゃっちいCGやら。
CGと言えば書道塾を襲った大量の矢のCGなんかあれはギャグなんだろうな。
矢の飛行する様をカメラが同じスピードで矢と一緒に追って行ったりとか。その時の矢は一直線に飛ばず不安定にありえないくらいゆらゆら揺れているし。

ところでこれ、日本語吹き替えで見ちゃった。
BS2って基本的に映画は字幕なんだけど、たまにヒット映画などは吹き替えで放映していたりする。
秦王の声は良かったけど、後はどうも馴染めない。特に女性の吹き替えが僕には耐えられなかった。
マギー・チャンやチャン・ツィイーの吹き替えされたおばさん声はひどいよ。
・・・ギャグかと思った理由の多くはもしかしたら吹き替えだったからなのかなぁ。

カンフー映画好きな僕としてはそれでもまあまあ面白かった。
一番の見所だったジェット・リーとドニー・イェンの戦いが映画冒頭で繰り広げられ、あっという間に終わってしまったからちょっと拍子抜けしたけど。

2004年7月26日月曜日

勤務地

今日から毎日くそ暑い中スーツ姿で築地へ。

2004年7月24日土曜日

新宿

起きて洗濯して大家の八百屋に家賃持って行ってバナナ貰って新宿に行く。

新宿に来たのは3,4年ぶりくらいかな。
新宿のディスクユニオンって行った事なかったので行ってみる。
なんとなく10ccの「シートミュージック」とデイブエドマンズ「I hear you knocking」とかいうCDを購入。

しっかし暑いなぁ。だるい。眠い。
買わなきゃいけない本があったため、紀伊国屋に行く。
Visual Basicの本を購入。重い。

午後6時前、新宿駅の南口をうろうろする。
6時頃待ち合わせしていた大学の同級生が到着。
よさげな飲み屋を探す。
段々面倒になって適当に選んで店に行って、7時半からの席予約を取る。
7時半まで時間があったのでお茶でも飲むかと思ったが、朝にパンを少しかじっただけで腹減ってたまらない上に喉もからから、ってことでビール一杯150円だかなんだかとにかくタイムサービスで安かったレストラン赤レンガに入る。
ステージがあって大人の雰囲気の落ち着いたレストランだった。
ビールが非常においしくて、店員もグラスにビールが少なくなる度に勧めてくることもあり、3杯飲む。

7時ころに店を出て再び新宿南口へ。
お友達一人合流。
もう一人合流。
少し遅れてもう一人合流。
最後の一人はさらに遅れそうとのことで五人で席予約しておいたお店へ。

今日は3対3の飲み会だった。
一緒に今日店を探した女の子から話が来て、僕は男を二人集めたのだけど上手い事集められなくて、結局高校の同級生一人と大学の同級生一人を呼んだ。
この男二人は当然面識などなく、僕としてはくせのあるこの二人が会ってること事自体かなり面白いことだったのだけど、ぎくしゃくしたりしないかという不安もあった。
でもなんだかんだいっても気さくな奴らだったからそれなりに短時間で仲良くなったみたいで安心。
なによりも場が盛り上がらなかったら僕が頑張らなきゃいけなくて、それはめんどいと無責任にも考えていたため、これで後は普通に女の子だけに意識を集中して会話を楽しめる。

遅れていた女の子もやってきて飲み会が始まる。
…いやぁ、楽しかったなぁ。
……
って実はこの先あんまし覚えていない。
ビールと酎ハイを何杯か飲んでだら段々と気分悪くなってきて何度もトイレに行った記憶はある。
一人でブルーになって暗くなっていたのもなんとなく覚えている。
そもそもずっと酒を飲んでたのって僕だけだった気がする。
他の人は1杯目以降はウーロン茶とか飲んでいて、後で聞くと合計で15杯くらいウーロン茶を注文していたらしい。
でもそれなりに盛り上がってたみたいだな。
女の子達も皆気の利くいい子達でさ。

自分が飲める酒の量って理解しているし、限界は超えない程度に飲んでいたのだけど、すきっ腹にがぶがぶ酒飲んだのが大分予想外の回り方をしてしまったらしい。
「もう一回のも」「もう一回のも」ってうわ言のように言っていた記憶があるけど、たぶんありえないだろうな。
なんだろう、このどんよりした気分。

2004年7月21日水曜日

出張

昨日20日(火)から福岡に出張。
予定では火水木まで作業して金曜に帰るはずだった。
なので金曜は有給貰って二日かけて普通と快速乗り継いで博多から東京まで帰ろっかなと密かに予定を立てていたりしていた。
福岡の出張はこれで最後っぽいし。
でも、どういうわけか昨日火曜一日で全ての作業が完了してしまい、今日東京に戻る事になる。
渋々新幹線で帰京。

2004年7月19日月曜日

映画『ハリケーン・クラブ』

1997年 監督:モーガン・J・フリーマン
BS2 録画


ニューヨークでけちな万引きを繰り返す少年達。
万引きした品物は小学生に売りつける。
それが彼らの生きる術なのだ・・・ってわけでもなさそう。ただの小遣い稼ぎっぽいし。
この少年達のリーダー的存在がマーカス君で、少年達の良き保護者(年は変わらないのに)のようないい奴。
万引きはするが車のような大物は盗まない。薬もやらない。拳銃も持たない。
CDや服などの小物はいくら盗んでもたいした事じゃないという倫理観がある。

ニューヨークに生きる少年達がそれぞれ自分の家族や生活環境の中で少年なりにあがく。
刹那に瞬間瞬間を輝かせるべくあがいているだけなのに事態はとんでもない方向に向かっていく。
ラストは希望よりも切ない。どうあがいても苦しさが続いていくような。

シンプルに面白い。

2004年7月18日日曜日

中学の

小学校中学校の時の同級生が結婚し、2次会に出席。
私服でいいというから私服で行ったら20人くらいいた中で2人しか私服がいなかった。
7,8年ぶりに会った人もいたが、長年会っていなかったという感じがしない。
それでもやっぱり中学時代は既に10年以上昔のことであり、随分と時が流れたものだと思うが人間そう本質的な部分は変わらないものだなと思う。

映画『わが青春のマリアンヌ』

1955年 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ
BS2 録画




霧の立ち込める鬱蒼とした樹木の中に佇む古城。
古城から少年達が飛び出してくる。
古城は身寄りのない子供達の寄宿舎だった。
年齢は様々で最年長で18歳。
そんな寄宿舎に一人の青年ヴァンサンがやってくる。
遠いアルゼンチンからやってきたヴァンサンには不思議な魅力がある。寄宿舎の少年達が知らない知識を持っているし、なにより森の野生動物達が友達のように自然と彼によってくる。
寄宿舎の古城は湖を望む。この湖の対岸には幽霊が出ると噂の無人の館がある。
暇をもてあそぶ少年達は館への冒険を始める。
少年達に付き合い知らず知らずに館へと運命の一歩を踏み出すヴァンサン。
ヴァンサンはこの不思議な館へ行く事で・・・
何が起こるんだろう?っていうひっぱりで30分以上。
何事かが起こって謎が渦巻きながら見入っていると映画は終わり、なんだったんだ?と考えて20分以上。
結局ストーリーの解釈としては面倒になったからやめて、ただなんかリーザちゃんが悲しい。
同年代の男共の巣に迷い込んだか弱きリーザはなぜか誰からも相手にされる事も無く、恋する乙女は鹿の大群に追っかけられ踏みつけられてしまうのであった。