at ギンレイホール
同じ時間の出来事がそれぞれの登場人物ごとに描かれる。
視点が変わるたびに同じシーンがかたことのロマンスやクライムサスペンスやコメディーでなぞられていく。
なかなか楽しい。
主演の中村靖日っていう独特な雰囲気を持った人は、いい人を演じればいい人なんだけど、悪役を演じたらものすごい怖そうだな。
大学時代の友人に雰囲気が似ている。
ハリウッドで落ち目となったかつての名ダンサートニー・ハンター(フレッド・アステア)は、親友夫婦の書いた舞台『バンド・ワゴン』でブロードウェイに出演することになる。
演出は演劇界の大物ジェフリー・コードヴァ(ジャック・ブッキャナン)が行うが脚本は大きくアレンジされ現代版ファウストになる。
トニーの相手役にはバレエ界から新進のプリマ、ギャビー(シド・チャリシー)が選ばれるがトニーは彼女の身長が自分より高いのではないかと心配。
顔合わせ時に身長問題はクリアしたものの、緊張や不安からお互いぎくしゃくといがみあう仲になってしまう。
現代版ファウストは結局大失敗。
やっぱり笑いのある愉快なステージのほうが楽しいよね、ってことに。
アステアは1946年に年齢的にピークを過ぎたということで一度引退している。
しかし怪我をしたジーン・ケリーの代役として1948年に復帰。
ピークを過ぎたとはいえ熟練のステップを見せてくれる。(あまり激しいステップはなかったが)
ダンスの振り付けはのマイケル・キッドは元バレエ・ダンサーでこれが初めての映画だったらしい。
アステアはクラシックバレエの堅苦しさがダンスに取り入れられるのを嫌ったがマイケルは独創的なダンスシーンを創造した、らしい。
あまりミュージカル映画を見ていなかったため、どこがどう独創的だったのかは知らないけど、舞台の「ガール・ハント 殺人ミステリーインジャズ」でのダンスは華麗だったりコミカルだったりでかなり面白かった。
それにしても舞台「ガール・ハント 殺人ミステリーインジャズ」はダンスはむろんチープな雰囲気とストーリーにおいても楽しませてくれる。
「そうとわかれば容赦はしない。ワルは嫌いなのだ」と言ってポーズを決めるアステアとか。
この映画のトニー・ハンターはかなり現実のアステア像に近いのだけど、調べてみると他にもいろいろでてくる。
映画の中でトニーがギャビーとの身長差を気にするシーンがあるのだけど、ギャビー役の考慮時、アステアはシド・チャリシーとの身長差を気にして実際に会うまで彼女の起用に賛成しなかったらしい。
それと、実際と映画とどっちが先行しているか分からないけどアステアは監督の指導のあいまいさに腹を立ててセットを飛び出したこともあったとのこと。
撮影はキャストとスタッフの関係は大分ギクシャクしていたみたい。
MGMミュージカルの歴史を各シーンのハイライトでつづる。MGM50周年記念作品。
ミュージカル映画は今まで全く興味が無かったのだけど、タップダンスに関しては面白いな。
1940『踊るニュウ・ヨーク』
フレッド・アステアとエレノア・パウエルが一緒に踊ってる!
しかも二人とも泣きそうなくらいかっこいい。
1949『私を野球につれてって』
フランク・シナトラがジーン・ケリーと一緒に踊ってる!
シナトラってタップダンスもできたんだ。知らなかった。
ジェームズ・スチュワートは映画デビューはMGM映画だったのか。
ケイリー・グラントもMGM映画で歌ってる。
ライザ・ミネリが紹介する回のジュディ・ガーランドには泣きそうになる。
しまった。PART2を録画し忘れた。
ジーン・ケリーとアステアが司会を務めたらしいのに。
見終わってマックに寄る。
前回行ったときに割引になるメンバーズカード貰ったのを思い出して使う。
グリルチキンサンドセットが560円から530円になる。
グリルチキンサンドセットを頼んでカードを渡すと女性店員がレジとカードを交互に見ながら固まっている。
もしや使えない?でも有効期限が7月いっぱいだったはずだしな。
男性店員まで出てきてレジをかちゃかちゃやり始める。
暫くして「すいません。キーが見つからないので490円でいいです」と男性店員が言う。
「そうですか」
490円支払う。
70円得する。
1953年、カトリック学校に通う14歳のラルフが主人公。
唯一の肉親の母は入院中。
一人暮らしのラルフがカトリック学校ながらも喫煙やら異性に興味を持ったりと問題児ぶりが前半で。
でもガキ大将ではなくむしろいじめられキャラ。
ある日母が昏睡状態に陥る。
奇跡でも起きなきゃ目覚めることは無いだろう。
「ボストンマラソンで優勝したら奇跡だ」→ 優勝して奇跡を起そう → そうすれば母が目覚めるという奇跡につながるかも。
長い『マンダレイ』を頑張って起きていたから疲れて寝てしまう。
マラソン始めて半年そこらのガキがボストンマラソンで優勝だと?
と思いつつもなかなか軽快に楽しめる。
『ドッグヴィル』の続編でラース・フォン・トリアーのアメリカ三部作の第二段。
1930年、ドッグヴィルをあとにし、ギャングの父とアメリカ大陸を移動するグレース。
マンダレイという名の大農園で休憩をとったのだが、グレースはこの土地で白人が黒人を鞭打っている光景を目にする。
奴隷制度は70年も前に廃止されたはず。
ドッグヴィルと違い武力を行使する権力を得た偽善者グレースは、父の部下のギャングを連れて奴隷達を解放する。
いいことをしたグレースだが、黒人たちは突然自由になったことに戸惑いを隠せない。これからどうやって暮らしていけばいいのか。
グレースは彼らが独立するまでこの地にとどまることを決意する。もちろん武力付きで。
グレースは彼らに救いの手を差し伸べているつもりだったが・・・
手に負えないと思ったら逃げ出すべし。
グレースはニコール・キッドマンに変わりブライス・ダラス・ハワードに。
竜巻で家ごと吹き飛ばされたドロシー(ジュディ・ガーランド)はオーバーザレインボーしてオズの国へ。
『ザッツ・ダンシング!』でかかしとドロシーの出発シーンを見てから続きが気になってしょうがなかったのをやっと見れて感激。
かかし(レイ・ボルジャー)の次はハートがないブリキ男(ジャック・ヘイリー)、そして勇気のないライオン(バート・ラー)に出会う。
ブリキ男のダンスは楽しいし、そしてライオンをおそるおそる引っ叩くドロシーには爆笑させられる。
本当名作だわ。
エメラルドの国へ着いてからは仕事の疲れでうとうとしちゃったけど。
それにしてもジュディ・ガーランドは凄いな。歌は最高だし、踊れるし、それに演技も素晴らしい。
なんなんでしょう、あの純真な瞳は。素敵な笑顔は。悲しげな表情は。