2022年8月11日木曜日

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』

2021年 監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




タップダンスじゃないミュージカル映画に興味なくて見たことなかったんだけど、えー、こんなお話だったの!
オリジナルってアメリカン・ニューシネマの頃だったっけ?いや、1961年だし、ブロードウェイの初演は1957年。
歌って踊って散っていく。こりゃあ確かに若者に衝撃的に受けそうだぜ。
ロミオとジュリエットが下敷きらしい。そう言われてみればそうだ。

これって脇役は皆プロのダンサーかミュージカル俳優なんだろうか。
ダンススキルが主演二人以外はプロ級で、かなりの見ごたえがある。
本編の一部がyoutubeで見ることができる。


すごいねー。

バーンスタイン作曲の音楽がどれもこれも有名すぎて懐かしい。
吹奏楽でよく演奏されたもんだ。

主演トニー役のアンセル・エルゴートは、坊っちゃん顔のイケメン。
なんか見たことあると思ったら『ベイビー・ドライバー』の人か。

ヒロインマリア役はレイチェル・ゼグラー。
オーディションで選ばれたyoutuberらしい。

バレンティーナという商店のおかみさん役に、前作アニタ役のリタ・モレノ。

以下ネタバレ


しかしまあ、あれだけの稀有なダンススキルを持っていながらどうでもいい諍いで命を落とすとか、兄が殺された日に兄を殺した男と・・・とか、おっさんには理解がおいつかんぞ。

映画『ナイトメア・アリー』

2021年 監督:ギレルモ・デル・トロ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




1939年アメリカ。家を焼いて故郷を離れた青年スタントン(ブラッドリー・クーパー)は怪しいカーニバル一座に拾われる。
スタントンはここで読心術を使ったショーをする夫婦の助手をしながら、読心術を身につける。
で、まあいろいろあってサスペンス!

面白いけど150分は長いなぁ。

無口な好青年風のスタントン。
しかし意外とやばいやつっていうのは冒頭や、獣人ボコっているところで片鱗が見える。
だからモリー(ルーニー・マーラ)といい感じになっても幸せな未来が見えなくて悲しい。

前半と後半で雰囲気ががらっと変わる。
舞台が変わっても、どこか作り物めいた怪しい雰囲気を保っているところは面白い。
かつての仲間が高級な部屋にいるっていう微妙な違和感とかもよかったな。

途中うとうとしたからか、スタントンの過去や人物像がいまいち不明だった。
中断したカウンセリングの内容の続きがラストのあの回想なのかな。
酒を頑なに絶っていた理由の説明もどこかであったのだろうか。

意外と最重要人物だったリリス・リッター博士にケイト・ブランシェット。
師匠夫婦にトニ・コレットとデヴィッド・ストラザーン。
座長ウィレム・デフォー。

2022年7月25日月曜日

映画『ハウス・オブ・グッチ』

2021年 監督:リドリー・スコット
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




グッチ創業者一族の物語で実話に基づくらしい。
全然知らんかったわー。
映画向きの実話だねー。

運送業を営む父のもとで働くパトリツィア(レディー・ガガ)は、とあるパーティーでマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライヴァー)と出会い恋に落ちる。
マウリツィオはあのグッチ一族の人間だった。
グッチ家とか関係なく恋に落ちている(ように見える)んだけど、マウリツィオの父ロドルフォ(ジェレミー・アイアンズ)の猛反対に合う。
で、マウリツィオは家を出て二人は晴れて結婚。
マウリツィオは弁護士を目指しながら運送業の手伝いをし、屈強なトラック運ちゃんたちとも打ち解けて、二人は幸せに暮らしましたとさ。
で終わればいいのにそんなのはただの導入で、そっからどろどろの争いが。。

俳優陣だけですごい見ごたえがある。
レディー・ガガは『アリー/ スター誕生』でその自然な演技にかなりびびったけど、この映画だと既にもう大女優の風格を持っている。
ガガの圧をアダム・ドライヴァーの笑顔が和らげていいバランス。
ガガもアダム・ドライヴァーもそれぞれ独特な風貌しているから、二人揃うとなんか特異な絵になって面白い。

マウリツィオの叔父役でアル・パチーノ、父親役にジェレミー・アイアンズという最強の布陣。

怪しい占い師役にフリーダのサルマ・ハエック。

で、一番やばかったのは従兄弟パオロ・グッチ役のジャレッド・レトー。
いかした髪型だぜ。
どこか憎めない哀愁のあるキャラクターがドはまりして愛しくなってくる。
えっ、ドはまりって、、これジャレッド・レトーだよな。。
「アンジェラ15歳の日々」を見ていたときは、それほどイケメンというわけでもないしすぐに消えていく俳優だと思っていたよ。

ストーリーの方はいろいろ展開が唐突な気がした。映画自体は159分もあるのにな。
Wiki見るとパトリツィアは財産目当てで色仕掛けでマウリツィオに近づいたと言われているらしいね。
最初から財産目当てだったのか、それとも後から金に目が眩んだのか、とかその辺が映画では曖昧だから、パトリツィアの狂気とかマウリツィオの心変わりとか、全てが唐突に思えるのね。
ただただガガの狂気の瞳に圧倒されればそれでOKという気もしないでもないけど。

2022年7月17日日曜日

映画『エル プラネタ』

2021年 監督:アマリア・ウルマン
製作国:アメリカ / スペイン
at ギンレイホール




なんか昔懐かしい香りのする映画。
学生の頃こういう映画見ては爆睡していたのを思い出す。
今は、というと、2,3回うたた寝してしまった。
大抵は1回うたた寝して目覚めたらあとはすっきりするもんだけど、、、
私昔バレエダンサー目指していたとかなんとかでふらふらのポーズを取るおばちゃんとか、一体何を見させられているんだと思ってしまったらもう眠気に襲われる。

駆け出しスタイリストのレオ(アマリア・ウルマン)はイギリスから故郷のスペインに帰ってきて母親マリア(アレ・ウルマン)と暮らしている。
離婚して慰謝料で暮らしていた母親は、父親が亡くなって慰謝料が途切れたことで破産寸前。
働いたこともないし働く気もない。
で、レオが支えるのかというとそうでもなくてレオも貧乏。
二人してどん底にいるんだけど母親は能天気だし、レオもレオで絶望と希望の狭間で揺れながらも意外とあっけらかんとしている。

外にいる母親が、見た目若すぎてレオの友達なのかと思っていた。
アップになるとああ、って年相応の顔立ちなんだけど、遠目で見たときの若々しさが凄い。

冒頭の知らないおっさんとのやり取りまでは面白かったんだけど、その後はラストの方まであまり乗れず。(というかそこそこ寝てしまったし)
ラストはよかったし、寝ないでじっくり見れば意外と面白い映画かもしれない。

主演のアマリア・ウルマンが監督・制作もやっていて、アマリア・ウルマンは現代アーティストらしい。

2022年7月3日日曜日

映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』

2019年 監督:
製作国:
at ギンレイホール




テフロンこわっ
環境問題を専門とする弁護士のロブ・ビロット(マーク・ラファロ)のもとに怪しいおっさんがやってくる。
デュポン社が土地にヘンなモノ埋めたから汚染されたとかなんとか。
ロブは企業側の弁護士なんだけど、祖母からの紹介ということもあって実際ウェストバージニア州の町に訪れて例のおっさんウィルバー・テナント(ビル・キャンプ)の話を聞くことになる。
そこからロブの長い長い闘いが始まる。

実話に基づく、ってだけじゃなくて世界中で使われているテフロンだのフッ素樹脂加工だのの話だから、こわっ。
一応空焚きで超高温にでもしない限り安全ってことらしいけど、、

巨大企業が隠しているものを一人の弁護士が気の遠くなる努力で少しずつ剥がしていく、と同時に人間関係が崩れていく。
サスペンス的な要素と人間ドラマ的要素のバランスがよくて充実の126分。

『Take Me Home, Country Roads』「Almost heaven, West Virginia(楽園のような、ウェストバージニア)」とかそんな歌詞だったんだねぇ。

妻サラ役にアン・ハサウェイ。
サラの人物像だけはよくわからなかったな。一応ロブの良き理解者とかいう立ち位置らしいんだけど。
自分はこんなに苦しんでいるのよ、っていう自分が自分がって訴えるあたりがアメリカ人っぽい。
そんでロブが倒れた一因にサラの言動があるはずなのに、当のサラは自分のせいとは一切思っていないどころかいい妻ぶっているから意味不明だった。

良き理解者の上司役にティム・ロビンス。

映画『スイング・ステート』

2020年 監督:ジョン・スチュワート
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




ヒラリー・クリントンの選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)は、ウィスコンシン州の田舎町で演説する退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス・クーパー)をYoutubeで見て、彼こそ農村地区で民主党の票を取り返す鍵になると考える。
単身町に乗り込んだジマーは大佐に会って民主党からの出馬を要請するのであった。
で、なんたかんだでこの小さな町の町長選が民主党共和党の威信をかけた代理戦争になっていく、っていうコメディ。

アメリカの選挙ってなんかもうただの票集めゲームみたいな感じよね。
そういう感じの選挙映画が多いからかもしれないけど。

テンポとノリがよくてなかなか面白かった。

大佐の娘役にマッケンジー・デイヴィス。
登場シーンから魅力的。
敵役にローズ・バーン。

2022年6月18日土曜日

映画『ドリームプラン』

2021年 監督:レイナルド・マーカス・グリーン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




これってあのビンタ映画か。
変なレッテル貼られたもんだ。

ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹っていう最強の二人を育て上げた実父リチャード(ウィル・スミス)はテニス未経験の素人だったっていう話。というか実話。

コンプトンっていう犯罪率がめちゃ高い場所に住むリチャードは子供二人作ってプロテニスプレイヤーに育て上げようとする。
プロテニスプレイヤーの賞金がとんでもない額だということを知ったから。
生まれる前からだよ。
なんかそこからもうぶっ飛んでるよな。
かなり個性的なおやじで、実際関わり合いたくはないタイプだけど、映画で見る分にはなかなかに面白いキャラクターになっている。
金儲けのためというとなんか冷たいし、隣人からは虐待とか言われもするけど、実際はその逆で何より娘たちの安全と将来を優先して考えている。
時に押し付けがましく時に独りよがりだったりもするけど、それはストーリーとしての成長譚。

まあ実際どうだったのかは知らんけどね。対比で描かれるジュニアトーナメントで負けた子供をなじる親とかよりマシだろう。
と、なんか気になって調べてみたらこの記事面白いな。
コンプトンに住んだことまで「劣悪な地域からのし上がったスター」を誕生させるための意図的な演出なのかよ。
あんなに理不尽な暴力から家族を守っていた美談はいったいどこへ。。

ビーナス&セリーナを演じた二人はテニスの優秀な選手をキャスティングしたのかと思っていたけど、普通に子役だったのか。。テニスシーンはCG??

映画『クライ・マッチョ』

2021年 監督:クリント・イーストウッド
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




クライ・マッチョってなんか強烈に印象に残るタイトルだよな。笑っちゃうような滑稽感もある。
マッチョって言葉はWikiだと「マッチョとは、男性がもつという「強靱さ、逞しさ、勇敢さ、好戦性」といった性質を基礎とした思想や信条、行動をあらわす言葉」らしい。

イーストウッド監督主演のロードムービー。
と思ったけど終活物語か。
原作では主人公の年齢はどんくらいなんだろう。
とにかく車の動と静がいいよね。車の映画か。

2022年6月4日土曜日

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

2020年 監督:ケイリー・ジョージ・フクナガ
製作国:イギリス / アメリカ
at ギンレイホール




ダニエル・クレイグ版ボンドの最後の作品らしい。
感慨深いねぇ。。あっ、よくよく考えたら007ってトム・クルーズのミッション・インポッシブルしか見たことないや。

とにかく一切頭使わずにはらはらどきどきわくわくのアクションを楽しむつもりだったんだけど、登場人物だとか組織名がさっぱりわからず。
スペクターって人の名前?ヴェスパー誰?ホワイト?ボンドはイギリスだからCIAじゃなくてMI6だっけ?マドレーヌ?ダニエル・クレイグとレア・セドゥが父娘じゃなくて恋人設定だと???
今調べると5作全部続き物になっていたみたいね。
スペクターとかホワイトとかマドレーヌは過去作から出ているらしい。
途中で考えるのや覚えるのをやめたのでそれなりに楽しんだ気がする。
過去4作見ている人はたしかに感慨深そうだ。

能面(よく見るとなんか違うような気もしたけど「能面の男」とかはっきり言っているから能面なのだろう)を恐怖を煽る道具にするのは邦画でもまあたまにあるけどなんか微妙よね。
枯山水みたいな庭とか決戦場所とかずいぶん日本要素が多いなと思ったら、監督は日系の人か。関係あるか知らないけど。
あ、この監督『闇の列車、光の旅』撮った人じゃん。作風が違いすぎる。

映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』

2020年 監督:アナス・トマス・イェンセン
製作国:デンマーク / スウェーデン / フィンランド
at ギンレイホール




主演マッツ・ミケルセンだったのか。。今知った。
『アナザーラウンド』くらいでしか知らなかったので全然印象が違う。

軍人のマークス(マッツ・ミケルセン)は赴任先で妻の訃報を聞く。
妻は列車事故に巻き込まれて亡くなったが、一緒にいた娘(アンドレア・ヘイク・ゲーゼベウ)は軽症でなんとか無事。
悲嘆に暮れる中、怪しい男たちが訪ねてきて妙なことを言い出す。
あれは事故じゃない、と。
最強の軍人と理数系のスペシャリスト達の復讐劇が始まる。
っていうあらすじは合っているようで合っていない。
復讐ではあったけど、人生に詰まったやつらの再生の物語っていうほうが近いか。
コメディも織り交ぜつつど派手なアクションも満載でなかなかのエンターテインメント。
面白かった。

偶然の重なりから原因を探ってあのときこうしていればとか考えてもそれは無意味なんだけど、考えちゃうのよね。

強面の父が娘に怒鳴り散らかすっていう関係を最近見たな、古田新太主演の『空白』か。
娘は大事だけど接し方がわからない、みたいな。