2004年9月27日月曜日

◇◇◇◇ 田川寿美コンサート ◇◇◇◇◇

私は田川寿美さんのファンです。
寿美さんの歌を聴くのが生きがいです。

仕事を早退して渋谷公会堂へ。
渋谷駅から人ごみの流れに沿って歩く。
渋谷公会堂に近づくにつれ、人の波は若者より年配の人が増えてくる。
少しだけひるみながらも会場に入る。
チケットに記載された席は7列目。探していると前の方の席はほとんど人で埋まっているのを見て、探すのをやめてロビーに戻る。
禁煙マークが見えるがマークの側に「喫煙は所定の場所で」と書いてある。喫煙所を探して1階2階をうろうろするが見つからず、1階の非常口らしきドアの前にいた係員に喫煙所を聞く。
全館禁煙とのこと。でも「どうしても我慢できないようであればこちらへどうぞ」と言われドアの外に案内してくれる。
どうしても吸いたいといえば吸いたいのだけど・・・
雨上がりの空を見上げながら1本愛しく吸う。

会場に戻り自分の座席を探す。ステージに向かって右端から3つ目だった。
開演まで待つ。
左隣には高校生くらいの若い女の子が座っている。右隣には長靴がキュートな小柄なおばちゃん。
傘を杖のようにして暫くぼーっとしていると、おばちゃんが「傘ここ置いていいよ」と言う。前の座席に沿って傘を置かしてくれた。
「どうもすいません。ありがとうございます」
「あのぅ、山内恵介さんですか?」
「えっ?」おばちゃんと目が合う。
「いえ、全然違いますよ。ははは。」
Yシャツネクタイのどっからどうみてもくたびれたサラリーマンの兄ちゃんつかまえて山内恵介とは面食らう。似ても似つかない。周りの人たちに比べて少し若いってだけで間違えた?
彼女の親切は俺を山内恵介だと思ったからなのかなぁ?
それにしても第二の美川憲一と密かに思っている山内恵介と間違われるとは。

いよいよ始まる。
1曲目はデビュー曲『女・・・ひとり旅』
おお!
となりの女の子がマリアを拝んでいるかのように手を合わせた状態で口パクで歌ってる!!
何者だ。田川寿美を目標に演歌歌手を目指している女の子なのか!
そうこう気をとられているうちに曲が終わってしまう。
それだけじゃなくてスピーカーから流れる音になんか違和感感じる。
オケは必要最小限で、ヴァイオリン、エレキ、ソプラノサックスやアルトサックスやフルート(←1人でやってた)、キーボード、ドラム、あとなんかあったかな。ベースもいたか。とりあえず全部一人づつ。
オケの音が聞こえすぎるくらいに聞こえたからうざかったのか、演奏が下手だったのか、演奏のバランスが悪かったか、寿美さんの声量にマイクが耐え切れず時折音が割れているように聞こえたからか。原因の特定が結局最後までできなかったんだけど。
席がはじっこの方でスピーカーのすぐ近くだった事も聞こえてくる音の違和感になったのかもしれない。
そもそもコンサートってクラシック等の生音でしか体験した事なくて(こないだのキュピキュピを除けば)、スピーカーで増幅されたコンサートって始めてだからただ戸惑ったのかもしれない。

次に初期の曲を3曲『思い出岬』『雪舞い列車』(←初めて聴いたがかなりの名曲)『みれん海峡』でデビュー当時からの足音を聞き、そして「華観月」「しゃくなげの雨」で会場を華で満たす。
→衣装チェンジ

ユーモアに溢れた司会のおじさんが場を繋ぐ。ラジオ「華のうた」の会話が流れたりもする。
何分も待った後、イントロが始まった。
寿美さんが登場してくる。その姿を見て息を呑む。
ワインレッドのドレスを纏い、華麗にステップを踏んで舞台中央に進む姿のなんという華やかさ。
華麗に、華麗な、とかちょっとでも動作や行動がかっこよかったりすると簡単に使う言葉だけど、本当に"華麗"な人って見たことあるだろうか。人に呼吸を忘れて見とれさせるほどの。
衝撃はまだ続く。
登場してきて歌った曲が『本牧メルヘン』でこれがまた哀愁の含んだ声で熱情的に歌っているのさ。感動とか通り越して震えてくる。
(「本牧メルヘン」は作詞 阿久悠/作曲 井上忠夫で鹿内孝が歌っていた。GS全盛期にヒットしたソロ曲。)
続けて因幡晃の『わかって下さい』。「涙で、文字が 滲んでいたーならー わかあてー くださいー」の切ない歌声とフレーズが頭から離れない。

一転古い叙情歌を。北原白秋の『砂山』と『城ヶ島の雨』。
歌声がじっくり聴けていい。これらの曲を聴かせられる歌手ってそういないだろう。歌声や情感がむき出しでさらされるから実力がないと聴いてられないだろうし。
『忘れな草をあなたに』そしてシャンソン『サントワマミ』。
『サントワマミ』はどこまでも伸びやかに広がっていく歌唱と可愛らしい声の歌唱の対比が正に「夢のような~」素晴らしさ。
この時だったかな、歌いながら舞台袖の方に歩いていき、歌い終わった瞬間にぴょんと飛び跳ねるようにして袖に消えていった。夢のように。
→衣装チェンジ

ピアノと寿美さん自らのギター弾き語り。
ドリカムの『やさしいキスをして』。なんでこんなにかっこいいのか。シンプルな演奏で歌が映える。
そして『ひばりの佐渡情話』。
これは凄い。何度か寿美さんが歌っているのを聴いた事があるのだけど今までで最高の歌唱だったと思う。
今までは上手に歌っていた感があったけど、今回はかなりいい意味でフォームを崩して歌っている。
基礎のしっかりした人が殻をやぶって自由に羽ばたきだしたらもう誰もかなわない。
今後も年を重ねるごとに常に衝撃と感動を与え続けてくれるであろう田川寿美に対する期待と、今耳から入って全身をしびれさせている奔放で力強い迫力の歌唱で胸がいっぱいになる。
次にギターを置いてピアノ伴奏のみで『初めから今まで』。冬のソナタの主題歌。
冬のソナタも見てないしこの曲はそれほど耳にしたことないのだけど、間違いなくオリジナル歌手よりかは上手いだろうな。持ち歌みたいに歌いこなしている。ハングル語で。
田川寿美の華やかさを見ていると、他の若手女性歌手が皆田舎娘に見えてくるのだけど、かといって寿美さんは都会の人って感じもしない。京都も少し違う。
無国籍なんだよね。和歌山出身の日本人で演歌歌手であることは確かなんだけど、日本人でもどの国の人でもないような。むしろ確かに今を生きている一人の人間でありながら、人間の域を超えた存在といった感じか。
→衣装チェンジ

紫の着物で登場。
『こぼれ月』そして『悲しい歌はきらいですか』。
私が一番気に入ってる曲『悲しい歌はきらいですか』は芯からざわざわ震えが来るほどの衝撃。
今までと歌い方が違う。語尾はくっきりと切って語りかけるように、かつサビは伸びやかに、流麗に。
歌で観客を空間ごと包み込んでしまうのは美空ひばりと田川寿美くらいなもんだ。
『浅野川恋歌』『雑草の泪』『哀愁港』『北海岸』『海鳴り』着物姿でしっとりと。
→衣装チェンジ

衣装チェンジの間、司会の話から次の曲は『女人高野』だと知る。
舞台が光で照らされると寿美さんの姿が浮かび上がる。『女人高野』の衣装は少々飽きていたけど今回は衣装が違うではないか。
うろ覚えのため印象で書くと、天草四郎時貞の女性版みたいな。
エレキギターをかき鳴らした寿美さんから迸る熱情。迫力の歌唱。しびれるほどかっこいい。
そしてこのハードロック調の変な曲で唯一演奏と歌のバランスよい合致を感じる。
おお、もうラストだ。最後は一番新しい曲『花になれ』。
「すきな きせーつに ああ~ぁはなーになれ~」

夢の時間をひきずりながら渋谷の街を駅に向かって歩く。

田川寿美の生声聞いて、この人のファルセット(裏声)について認識した事。
TVやCDで聴いていた限り、寿美さんの裏声は魅力的なんだけど、裏声になるとパワーダウンしている気がしないでもない。
しかしなんだ、パワーダウンどころか地声よりパワフルだったりするじゃない。そして裏声まで見事にコントロールしているから力強かったり柔らかだったりと非常に表現も豊か。
裏声使いの名手寿美さんは曲中結構たくさん裏声を使うのだけど、裏声になると声の響きと麗しさが倍増しに広がる。
他の歌手のファルセットと違うのは声の響きが尋常じゃない事で、TV等で聴いているとこの響きは完全に伝わってこない。
地声の響きと麗しさにターボがかかった生ファルセットはとろける陶酔感を与えてくれる。
ああこりゃもう中毒だよ。

2004年9月26日日曜日

映画『晴れ、ときどき殺人』

1984年 監督:井筒和幸
BS2 録画


晴れ、ときどき殺人

名作『ひまわり』の後に見るもんじゃなかったか。
太ったおばさんが殺人現場を目撃する。太ったおばさんは会社の会長さんで偉い人。いつもなんかほおばってる感じ。
この会長のもとに現在容疑者として掴まっている人物を犯人だと証言しろと脅しの電話が入る。
ええ~!もしかしておばさん探偵物じゃないよなぁ。ちょっときついぞ。
でも安心。おばちゃんは病気で亡くなってしまう。このおばちゃん、誰かと思ったら浅香光代。えらい大根役者だと思った。

推理を引き継いだのはアイドル探偵渡辺典子。はぁ安心。
母の死後、悲しみをまぎわらすために赤いレオタード姿で面白いダンスを披露しても、はぁ安心。(フラッシュダンス?)
翼のついた自転車で空を飛んでも、はぁ安心。(ET?)

しっかしギャグがどうしてこんなに笑えないのか。
そもそもあのラストシーンの二人の笑顔は一体なんなのか?監督はちょっとやばい人なのだろうか?
というか松任谷正隆は昔は太っていたのか。
原作赤川次郎。
渡辺典子は、かわいらしい。ただ渡辺典子を撮りたかったような。

映画『ひまわり』

1970年 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
BS2 録画


ひまわり

ソフィア・ローレンの魅力をどう説明しようか。
ほりが深く、厚ぼったい二重まぶた。骨っぽい顔に大きい口。閉じた唇は彫刻のように美しい。
顔の造りは好きじゃない。かつ、もうおばさんだし。
でもなんでこんなに魅力的なんだろうねぇ。
浜辺でマストロヤンニに「君の家こそ農家では?」と言われ「うちは理髪店よ」と返す。この時ソフィア・ローレンが、「はんっ、ふぇへーん」と眉を上げて小さく言うのね。憎らしさに可愛さを含んだ演技の自然さ。
また、二人の結婚式で教会から走り出すソフィア・ローレンの嬉々とした表情よ。
一個一個書いていてもきりがない。ソフィア・ローレンが内に秘めている激情と宿命的に持っているんじゃないかと感じさせる不幸さに惹かれるのかな。(それも演技?)
ちなみに惹かれるというのは女優ソフィア・ローレンに対してで、顔立ちでいえば断然ロシア娘を演じた色白リュドミラ・サベリーエワさんがいいよな。

作品は戦争によって間を引き裂かれた夫婦の運命を描く。

2004年9月25日土曜日

映画『灰とダイヤモンド』

1957年 監督:アンジェイ・ワイダ
BS2 録画


1939年、ドイツはポーランド・ドイツ不可侵条約を破ってポーランドに侵入した。(第二次世界大戦が始まる)
ポーランドにはナチスに協力する人間が誰一人もおらず、ナチスはポーランドに傀儡政権をたてることができなかった。
徹底的な抵抗は犠牲者を多く生み出す。
また、ナチスにより虐殺されたユダヤ人は、ポーランド出身者のみでも270万人にのぼるそうだ。

戦時中ポーランドはドイツとソ連によって分割されている。
ソ連の支配領域はというと、こちらも変わらない。収容所送りや虐殺で多くの人が殺された。
特に「カティンの森の虐殺」では4000名を越えるポーランド軍将校が殺されたとのこと。

1944年8月、ナチスはその勢力を失いつつあった。ポーランドワルシャワの住民はソ連軍の来援を期待して蜂起する。
だがソ連軍は動かなかった。
ワルシャワはナチスによって徹底的に破壊される。
戦後のポーランド支配を目論むソ連にとってはナチスがイギリス寄りの蜂起指導者達を一掃してくれる方が都合が良かった。
1945年2月、米英ソによるヤルタ会談でポーランドをソ連が治めることが認められる。
ワルシャワに国民統一政府が発足される。
ポーランド人が望む望まないを関係なく、ソ連主導の国民統一政府によりポーランドは社会主義的な道を歩むことになる。

そんでこの映画の話だけど、年代は1945年、ドイツが敗戦したあたり。
ワルシャワでの激闘を生き残ったマチェクとアンジェイは、信念の強いコミュニストである県委員会の書記シチューカを暗殺しようとする。
政治背景を知らなくても面白く見れる。
時代の波に否応なしに呑まれ、疑いなく道を歩んでいた青年が国と時代と、人生の喜びと悲哀を一身に受け止める悲劇。
・・・うーん、ポーランドの歴史を調べて書いただけで疲れた。

映画『時をかける少女』

1983年 監督:大林宣彦
BS2 録画


時をかける少女

「土曜日の、じっけんしつ~!」と叫んでダイブするところから原田知世が時空を駆け抜けるシーンまで、本当すごい。というか涙なしに見れない。
演技の面白さや少々ちゃちな特殊効果も絶妙なバランスになって。
映画史に残るSFシーン。

ラストのエンドロールも驚きだな。
予想外な行動は涙なしには見れない。
エンドロールのためにわざわざ本編の撮影以外にもう1テイク撮るという熱の入れ方。
楽しくて楽しくて浄化された心持ち。吾郎(尾美としのり)より深町(高柳良一)を選んでしまうという納得のいかなさも吹っ飛ぶ。

あと岸部一徳と根岸季衣が恋人役なのね。根岸さんはむっちりしたダイナマイトな太ももを披露しているし。もうほんと涙なしには。

まあ、なんといっても一番最後の知世さんの笑顔が全ての映画なんだけど。

2004年9月23日木曜日

映画『リオ・グランデの砦』

1950年 監督:ジョン・フォード
BS2 録画


リオ・グランデの砦

アパッチ族が西部を荒らしてはリオグランデ河を渡ってメキシコに逃げていた。
スターク砦の司令官、カービー・ヨーク中佐は困難な討伐に頭を悩ませる。
そんな時、15年も会っていない息子が新兵として砦にやってくる。
さらには息子を除隊させようと長らく別居中だった妻までやってくる。

ジョン・ウェインとモーリン・オハラ主演の西部劇。
アクションシーンはもとより、家族を軸にした人間ドラマまでじっくり見せてくれる。
にしても少々物足りない気分。登場人物の顔が全然覚えられなかったからか、映像ばっか見てあまり字幕を読まなかったからか、ジョン・ウェインがしょぼくれた男に見えてしまったからか。

青年になる息子を持つヨーク夫人(モーリン・オハラ)が若く美しすぎる。14,5才で子供生んだのだろうか。息子のジェフが僕の母だと新兵仲間に紹介したシーンが夢幻の空間になっている。

2004年9月20日月曜日

田川寿美&大川栄策スペシャルショー

昨日録画した『BS日本のうた』を鑑賞。

川野夏美が着物着てるの初めて見た。「りんりんりんどうはこ・む・ら・さ・きぃ~」
この人着物の方が断然いいな。

島津亜矢が最近歌っている「帰らんちゃよか」っていう熊本弁の歌があるのだけど、ばってん荒川さんのカバーらしい。
ばってん荒川さんは熊本県を中心に九州全土で活躍中。
1937年生まれ。19歳(18説も)でお米ばあさんを生み出し、芸名をばってん荒川とする。昭和45年33歳でレコードデビュー。
そんで今回収録場所が福岡ということもありばってん荒川さんが出演していた。
何を歌うんだろうと思っていると「帰らんちゃよか」を歌ってくれた。
お米ばあさんの格好で語りかけるような歌い方。声は男そのものなんだけど母(ばあちゃん)の優しさや強さがにじみ出ているように見えるのには感服する。少女みたいに可愛らしかったりもするし。
お米ばあさんの後続けて島津亜矢が同じく「帰らんちゃよか」を歌う。
この並列は結構面白かった。
年齢も性別も歌い方も全く違う二人が同じ曲を続けて歌うって滅多に見れない。

キムヨンジャは乙女だなぁ。

番組後半いよいよスペシャルショー。
演歌界きっての実力者田川寿美と大川栄策。
スペシャルショーっていつも1,2曲他の出演者が応援(コーラスやらプチコント)に加わって華やかに展開するんだけど、今回は完全純血2人だけのスペシャルショー。
なんて地味なんだ!しかもあれっと思ったら終わってしまう。
30分じゃ短い。
消化不良具合はそれだけ歌で堪能させてもらったからか。もっと聴きたいよっていう。

初め、寿美さんの響きのあるファルセットと栄策さんのぼそっとしながらも質感のある渋い声がどうも合わない気がして違和感があった。
でも何度も何度もこのスペシャルショーを繰り返し見ていると段々気にならなくなってくるな。気にならないっていうかむしろ当たり障りのない綺麗なハーモニーを聴かせてくれるよりは個性がそのままさらけ出された状態でぶつかりあってる方が面白い。例え合ってなくても。
寿美さん森山直太朗の「さくら」歌ってた。この曲聴いて気づいたけどこの人の声って滅茶苦茶かっこよかったんだ。
栄策さんはギターの弾き語りで「人生の並木路」を歌う。このショーで歌われた中でトップクラスに渋く地味だった。
よく見るとギターを乗せた足がぷるぷる震えていた。
地味だなんだといいつつも栄策さんほど情感を湛えた歌を聴かせる歌手もいないんだけどな。
「人生の並木路」の後、舞台後ろの段の上に立っていた寿美さんを栄策さんがエスコートして舞台中央に連れて行くという演出らしい。
だが歌い終わった栄策さんがギターやヘッドセットマイクを外すのに手間取っていたため、寿美さんが段を降りる手前で立ち止まってしまっている。
置き終って寿美さんの方を見た栄策さんは寿美さんが待っていることに気づいて慌ててぱたぱた駆け寄った。失礼な言い方だけどおっさんのおちゃめさを醸し出した見事な走り。
駆け寄りだした栄策さんを見た寿美さんは「わおっ」てな感じで両手をぱっと広げてみせるフォローもあり。
無事エスコートされて段を降りれた寿美さんと栄策さんが「二輪草」をデュエット。全くいい夫婦だ・・・ん?あか~ん!

寿美ファンサイトから得た情報によると会場では寿美さんの声が栄策さんの声を掻き消すくらいよく響いていたらしい。というか寿美さんの声しか聞こえないくらいの勢いだったらしい。
放送ではミキサーが上手い事編集したのか。

ところで今に始まった事じゃないけどBS日本のうたのカメラワークと編集にはかなりむかつく。
せわしなく切り替わるカメラ。無意味に揺れるカメラ。思いついたようにズームインするカメラ。全身を見たいときにアップになっているカメラ。無意味にパンするカメラ。
上下左右に揺れる揺れる。せわしなくカメラは切り替わりながら。
うざすぎる。

ああ、そうだ9/2に振り込んで9/11の朝にチケットが届いた。寿美さんの渋谷公会堂のコンサート。
クラシックや現代音楽のコンサートは昔よく行ったけど、歌手のコンサートって初めて。出不精だから。
楽しみだな~。

映画『突然炎のごとく』

1961年 監督:フランソワ・トリュフォー
BS2 録画


突然炎のごとく

恐ろしく展開が速い。ジェットコースター並に。常に刺激的で。
5,6年前に見たときは初っ端からずーっとうとうとして見ていたけど、今回は眠くならなかった。
だが展開の速さを頭で捕捉出来なくなってきた1時間後くらいから飽きた。

映画だから動くのは当たり前なんだけど、見ていてこんなに動きを意識させる映画も珍しい。(相米慎二の初期作品のような動きの焦点が画面のいたるところで無尽に発生しているのとは別のアプローチで)
画面に映っていないところでいろんな人が動いている。
例えばテレーズが煙草で機関車をやってくれているシーンで、テレーズの行進に合わせてカメラがぐるっと一回転する。もとの位置に戻ると立っていたはずのジュールは既に揺り椅子に座っている。
また、山荘の2階のバルコニーからテラスを見下ろしているカトリーヌとジムが映し出された後、カメラはテラスに移る。テラスではジュールと娘が遊んでいる。すると階下に下りるそぶりの全く無かったジムとカトリーヌが突然ジュールのいるテラスに飛び出してくる。間髪いれず可愛い娘は放り投げられ・・・
うーん、説明するのむずい。もう一例だけ書いておこう。
テラスのテーブルでジュールと娘が遊んでいる。
→窓から顔を出したカトリーヌにジュールが呼ばれる。
→ジュールは立ち上がって窓でなく入り口(画面向かって左方向)に向かって歩く。
→入り口からカトリーヌ、そしてジムが出てくる。
→カトリーヌ、ジュール、ジムの三人がテラスの入り口で言葉を交わす。
→カトリーヌは向かって斜め右に歩き去り画面から消える。
→ジュールとジムの二人はカトリーヌとは反対方向に歩き出す。
→歩きながら言葉を交わす二人をカメラが追う。
→二人が行き着いた先は先ほどジュールと娘が座っていたテーブル(食卓)で、そこには既にカトリーヌが着席している。
→ジムは椅子が無いためテラスの端にあった椅子をテーブルまで運んでから座る。
・・・えっ?だからなんなんだろ。書くとどうってことないな。
この流麗でコンパクトな動きが面白いんだけど。
ジムとジュールはカトリーヌに対して秘密の話をするためにカトリーヌと別方向に歩いたのだけど、最初上半身しか映らないからどこに向かって歩いてるんだか全然わかんなかったところでああテラスの縁沿いをぐるっと歩いていただけなのね、っていう驚きと、そうなるとわざわざ遠回りした二人の動きがカトリーヌにはいぶかしいものになるはずが、二人の会話など自分とは無関係だとでも言わんばかりに既に席について食卓を整えているカトリーヌと、この山荘には新参者ゆえテーブルに椅子がないジムとか、まあいろんな細かい要素が一連の流麗な動きになっているのね。

なんだかんだ言ってもそもそもジャンヌ・モローがどうしても老けて見えちゃって、よくのれなかった。
あと、Gコードで録画したというのに最後2分映ってないし。

2004年9月19日日曜日

飲み前

午後3時前に家を出て蒲田に行く。
家賃の更新料を振り込みに東京三菱に行ったんだけど、何回画面をやり直しても現金振込みができない。
キャッシュカードでの振り込みは出来るみたいだけど。
なぜ現金で振り込ませてくれないんだ!
現金で持ってきたからキャッシュカード置いてきちゃったというのに。
西口の三井住友にも行ってみるがこちらも現金振込みができないみたい。休日はできないもんなのか。
ムカムカしながら自転車こいで家に帰り、キャッシュカード持って再び蒲田へ。
カードで振り込んで、それからアパマンへ行く。
坊ちゃん顔した頼りなさげな社員さんに書類渡して更新終了。

5時に友人とマックで待ち合わせしているのだが、時間がある。
時間までシャノアールでくつろぐ予定なのだが、持ってきた文庫本がもうすぐ読み終わるので近くの古本屋でなにか仕入れておこうかと思って寄ってみる。
いろいろ物色していると気づいたら4時回っており、持ってきた文庫本で5時までは持ちそうなので買わずに店を出る。
というか待ち合わせ場所をマックじゃなくてシャノアールに代えてもらおう。
二人の友人のうち一人は遅れると連絡が入っているから1時間シャノアールでそのあとマックで友人一人合流後遅れる友人待ち、ってめんどいし。
だが遅れない方の友人(小中学校時代の友人)の携帯番号を僕は知らない。遅れる友人が番号をメールで送ってくれるという話だったがパソコンの方に送っているみたいで一向にPHSの方にメールが来ない。
遅れる友人に電話して、もう一人の電話番号を聞く。暗記して速攻電話をかけるが全然知らない人が出る。
しょうがない、30分程度の時間つぶしで喫茶店に入るのもなんなので5時まで散歩しよう。
ドラッグストアで綿棒と、100円にも満たない綿棒のみじゃ恥ずかしいからこんにゃく畑一袋を買う。

5時ちょっと前に待ち合わせ場所のマックに行く。
マックの店先で待つ。
来ない。
そもそも通り過ぎる人が皆友人に見えなくもない。ウエストポーチ付けて漫画雑誌を立ち読みしているおたくっぽい兄ちゃんまで友人に見える。7,8年会ってないから。
しびれを切らして遅れるという友人に電話すると、もう一人の友人も遅れるという話を聞く。
じゃあシャノアールで待ってるから着いたら来てくれと言って切る。

今日長い時間渇望していたシャノアールに入ったときは幸せな気分になる。外は暑いし喉も渇いていたので。
アイスカフェオレ飲んで煙草を一服する。
本読んで気づいたらカフェオレに小さな羽根虫が3匹も浮いている。三角関係の後心中したのだろう。灰皿に移す。
半年前から電車の中等でちょこちょこ読んでいた中上健次の『枯木灘』をやっと読み終える。
ちょっとぼーっとした後、暇なのでもう一回最初っから読み出す。
7時前頃に友人達が二人そろって来て居酒屋へ。

・・・

帰宅後、録画していた「BS日本のうた」を見る。寿美さん大川栄策のスペシャルショー。
感想は後日。

映画『いつでも夢を』

1963年 監督:野村孝
BS2 録画


いつでも夢を

公開当時、いったい何万人の日本人が勇気づけられたことでしょう。
ぽっちゃり系の大人気女優吉永小百合と角刈りがびっと決まっている橋幸夫と甘えん坊将軍浜田光夫。
三角関係もどろどろするどころか「でもくらしーと行こうじゃないか」とお互い協定を結ぶ始末。(フェアに勝負しようってことね)
時代の不条理に人生をつまづかせながらも前向きに励ましあいながら生きていこうじゃない、っていうどこまでもクリーンな青春映画。