2010年 監督:ジム・ローチ
製作国:イギリス
at ギンレイホール
1986年イギリスのノッティンガムで、ソーシャルワーカーのマーガレット(エミリー・ワトソン)は、ある女性から母親探しを依頼される。
女性の話では、自分は4歳の頃他の子供たちと一緒にオーストラリアに連れてこられたと。
子供たちだけで渡航するなどありえないと不審がるマーガレットだったが、後日似たような境遇の話を別の人間から聞いたことで本格的に調査を始める。
調べていくと、オーストラリアへの強制児童移民は、イギリス、オーストラリアの両国が国家レベルで関与していた事件だった。
実話らしい。
1970年までの間にオーストラリアに渡った子供の数は13万人というから驚きだ。
公式ページによると
「撮影中の2009年にオーストラリア首相が、2010年にはイギリス首相が、<児童移民>の事実を認め正式に謝罪」しているらしい。
映画の方は、サスペンス風ではあるけど、どちらかというと人間ドラマになっている。
主人公が被害者じゃなくて、スタート地点は事件と全く関わり合いの無かったソーシャルワーカーっていうところが話をこれ見よがしに重くさせずに済ませている。
監督ジム・ローチ。
名前から想像できるようにケン・ローチの息子。
エミリー・ワトソンはおばさんになったなぁ。
2012年11月18日日曜日
映画『少年と自転車』
2011年 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ,リュック・ダルデンヌ
製作国:ベルギー/フランス/イタリア
at ギンレイホール
もうすぐ12歳になる少年シリル(トマス・ドレ)は、唯一の肉親である父親(ジェレミー・レニエ)により施設に預けられる。
シリルはいつか父親が迎えに来るはずだと信じているが、父親はもうシリルを捨てた気でいて、行方不明になる。
施設を抜け出し父親を探す途中でつながりのできた女性サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)に週末だけの里親を頼むことで、施設を抜け出さなくても父親探しをできるようになったシリルだが、見つけた父親は。。
愛情と居場所を求めてせわしなく自転車を漕ぐシリルと、いつのまにかこんな大きな少年に母性を発揮して恋人より大事になってしまうサマンサの姿が淡々と描かれる。
監督は『息子のまなざし』を撮ったダルデンヌ兄弟か。
確かにラストの方、ああ、この展開はやばい、と信じ込ませておいて、しれっとすかしていくやり方はこの兄弟っぽい。
話の題材はよくある話だけど、お互い切れやすい糸での繋がりを頼りに綱の上を歩いているような危うい関係性の緊張感がなかなか面白かった。
製作国:ベルギー/フランス/イタリア
at ギンレイホール
もうすぐ12歳になる少年シリル(トマス・ドレ)は、唯一の肉親である父親(ジェレミー・レニエ)により施設に預けられる。
シリルはいつか父親が迎えに来るはずだと信じているが、父親はもうシリルを捨てた気でいて、行方不明になる。
施設を抜け出し父親を探す途中でつながりのできた女性サマンサ(セシル・ドゥ・フランス)に週末だけの里親を頼むことで、施設を抜け出さなくても父親探しをできるようになったシリルだが、見つけた父親は。。
愛情と居場所を求めてせわしなく自転車を漕ぐシリルと、いつのまにかこんな大きな少年に母性を発揮して恋人より大事になってしまうサマンサの姿が淡々と描かれる。
監督は『息子のまなざし』を撮ったダルデンヌ兄弟か。
確かにラストの方、ああ、この展開はやばい、と信じ込ませておいて、しれっとすかしていくやり方はこの兄弟っぽい。
話の題材はよくある話だけど、お互い切れやすい糸での繋がりを頼りに綱の上を歩いているような危うい関係性の緊張感がなかなか面白かった。
2012年11月4日日曜日
映画『屋根裏部屋のマリアたち』
2010年 監督:フィリップ・ル・ゲ
製作国:フランス
at ギンレイホール
1960年代のパリ。
証券会社を経営する資産家のジャン=ルイ(ファブリス・ルキーニ)の家には、先代から仕えるフランス人メイドがいたが、妻のシュザンヌ(サンドリーヌ・キベルラン)に反発して辞めてしまう。
新たにやってきたのは若く美しいスペイン人マリア(ナタリア・ベルベケ)。
ただの主人とメイドという関係だったが、アパルトマンの屋根裏で共同生活を営むマリアを含めたたくさんのメイド達の生活に、ジャン=ルイは次第に興味を抱いていく。
興味というかちょっと親切にしたらえらく喜ばれて神のように扱われて有頂天になったという感じ。
やがてジャン=ルイはマリアに恋するようになるのだが、ただのメイドを見る視線が劇的に変化する瞬間がある。
それはバスルームでシャワーをあびるマリアを偶然覗き見してしまう瞬間。
肉感的で抜群のプロポーションをしたマリアの後姿を覗き見て何も感じない男はいない。
理性ではメイドに対してそんな思いを抱いてはいけないと思いつつも、心は完全にこの瞬間にマリアに向いた。
男の恋愛なんてほとんどが性欲ありきだ。
特定の女性によって性欲を大きく刺激させられたら簡単に恋してしまう。
しかも覗き見ってところがまたいいよね。
いや、別に僕に覗き趣味があるわけじゃなくて、映画自体覗き見みたいなもんだから映画的だっていう。。
既婚者が別の女性に惹かれていくっていうのは大抵妻役が嫌な女だけど、妻のシュザンヌはそんなに嫌な人ではない。
えせブルジョワ風で高慢に見えるところもあるけど、1960年代っていう時代柄では性格の良し悪し以前に普通の価値観なのだろう。
純朴な少女のような心を持った田舎娘なのにねぇ。
ただ長いマッチ棒のような女性より肉感的な美女の方がいいよなぁってだけで捨てられたら可哀想でもある。
主演はファブリス・ルキーニ。
今、最も好きな俳優。
役にもぴったり。
この人は優しいのか冷たいのか、無表情なのか表情豊かなのか、変態なのか真人間なのかよくわからない不思議な魅力がある。
「冷たさと優しさを同時に湛えた読めないあの瞳に引き込まれていく」
っていう先日樹木希林について書いた言葉がそのまま当てはまりそうだ。
ということはファブリス・ルキーニはフランスの樹木希林と呼んでもいいかもしれない。
いや、役者としてはファブリス・ルキーニの方がすきだから樹木希林が日本のファブリス・ルキーニかな。
製作国:フランス
at ギンレイホール
1960年代のパリ。
証券会社を経営する資産家のジャン=ルイ(ファブリス・ルキーニ)の家には、先代から仕えるフランス人メイドがいたが、妻のシュザンヌ(サンドリーヌ・キベルラン)に反発して辞めてしまう。
新たにやってきたのは若く美しいスペイン人マリア(ナタリア・ベルベケ)。
ただの主人とメイドという関係だったが、アパルトマンの屋根裏で共同生活を営むマリアを含めたたくさんのメイド達の生活に、ジャン=ルイは次第に興味を抱いていく。
興味というかちょっと親切にしたらえらく喜ばれて神のように扱われて有頂天になったという感じ。
やがてジャン=ルイはマリアに恋するようになるのだが、ただのメイドを見る視線が劇的に変化する瞬間がある。
それはバスルームでシャワーをあびるマリアを偶然覗き見してしまう瞬間。
肉感的で抜群のプロポーションをしたマリアの後姿を覗き見て何も感じない男はいない。
理性ではメイドに対してそんな思いを抱いてはいけないと思いつつも、心は完全にこの瞬間にマリアに向いた。
男の恋愛なんてほとんどが性欲ありきだ。
特定の女性によって性欲を大きく刺激させられたら簡単に恋してしまう。
しかも覗き見ってところがまたいいよね。
いや、別に僕に覗き趣味があるわけじゃなくて、映画自体覗き見みたいなもんだから映画的だっていう。。
既婚者が別の女性に惹かれていくっていうのは大抵妻役が嫌な女だけど、妻のシュザンヌはそんなに嫌な人ではない。
えせブルジョワ風で高慢に見えるところもあるけど、1960年代っていう時代柄では性格の良し悪し以前に普通の価値観なのだろう。
純朴な少女のような心を持った田舎娘なのにねぇ。
ただ長いマッチ棒のような女性より肉感的な美女の方がいいよなぁってだけで捨てられたら可哀想でもある。
主演はファブリス・ルキーニ。
今、最も好きな俳優。
役にもぴったり。
この人は優しいのか冷たいのか、無表情なのか表情豊かなのか、変態なのか真人間なのかよくわからない不思議な魅力がある。
「冷たさと優しさを同時に湛えた読めないあの瞳に引き込まれていく」
っていう先日樹木希林について書いた言葉がそのまま当てはまりそうだ。
ということはファブリス・ルキーニはフランスの樹木希林と呼んでもいいかもしれない。
いや、役者としてはファブリス・ルキーニの方がすきだから樹木希林が日本のファブリス・ルキーニかな。
映画『ミッドナイト・イン・パリ』
2011年 監督:ウディ・アレン
製作国:スペイン/アメリカ
at ギンレイホール
ウディ・アレンの中で歴代最高のヒット作だったらしい。
脚本家のギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)とパリにやってくる。
パリに多大な憧れを抱いているギルは、ひょんなことから毎夜華の1920年代にタイムスリップできるようになる。
フィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、ガートルード・スタイン等々、伝説の人物と知り合いになり、そしてピカソの愛人アドリアナと惹かれあっていく。
ウディ・アレンの映画の登場人物というと、夢見がちで駄々っ子のような幼児性、孤独に対する尋常じゃない恐怖心を振り払うかのようにどもりながらまくし立てる言葉、等が思い浮かぶけど、そういうキャラクターが一番合う土地はやっぱりニューヨークなんだなと思う。
他の土地だとせせこましさだけが浮かび上がってくるような印象がある。
ストーリーは単純明快で面白かった。
過去に憧れても、その過去はさらに過去に憧れている。
現代には現代のよさがあるんだから、過去を見るのもいいけどもっと現代も見ようよ、っていう。
主演はウェス・アンダーソン作品や『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』でお馴染みのオーウェン・ウィルソン。
ギルの婚約者役イネズは、アラーキーが「魅惑のレイチェル・マクアダムス、抱きたい。」と言ったレイチェル・マクアダムス。
大人になったな。あれっ、同い年だった。
アドリアナ役は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のマリオン・コティヤール。
他、キャシー・ベイツやエイドリアン・ブロディも出ている。
エイドリアン・ブロディは口髭がついていたからか全然気づかなかった。
製作国:スペイン/アメリカ
at ギンレイホール
ウディ・アレンの中で歴代最高のヒット作だったらしい。
脚本家のギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス)とパリにやってくる。
パリに多大な憧れを抱いているギルは、ひょんなことから毎夜華の1920年代にタイムスリップできるようになる。
フィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、ガートルード・スタイン等々、伝説の人物と知り合いになり、そしてピカソの愛人アドリアナと惹かれあっていく。
ウディ・アレンの映画の登場人物というと、夢見がちで駄々っ子のような幼児性、孤独に対する尋常じゃない恐怖心を振り払うかのようにどもりながらまくし立てる言葉、等が思い浮かぶけど、そういうキャラクターが一番合う土地はやっぱりニューヨークなんだなと思う。
他の土地だとせせこましさだけが浮かび上がってくるような印象がある。
ストーリーは単純明快で面白かった。
過去に憧れても、その過去はさらに過去に憧れている。
現代には現代のよさがあるんだから、過去を見るのもいいけどもっと現代も見ようよ、っていう。
主演はウェス・アンダーソン作品や『マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと』でお馴染みのオーウェン・ウィルソン。
ギルの婚約者役イネズは、アラーキーが「魅惑のレイチェル・マクアダムス、抱きたい。」と言ったレイチェル・マクアダムス。
大人になったな。あれっ、同い年だった。
アドリアナ役は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のマリオン・コティヤール。
他、キャシー・ベイツやエイドリアン・ブロディも出ている。
エイドリアン・ブロディは口髭がついていたからか全然気づかなかった。
2012年10月26日金曜日
映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』
2011年 監督:蔵方政俊
製作国:日本
at ギンレイホール
定年間近の鉄道運転士は、定年後に苦労をかけた妻を労わりながらのんびり過ごそうと思っていたが、妻は結婚したときから思い続けていた看護士としての職場復帰を密かに実行に移していた。
思いはすれ違って「出て行け」と言って妻は出て行き、離婚へのRAILWAYSを突っ走る。
テレビドラマだったら面白そうだな。
タイトルはなんでこんなにひどいんだろう。
鉄道物語とでもしといたほうがまだましなくらいだ。
女優小池栄子は好きなんだけど、この役が宮崎あおいだったらもっとよかったなぁと想像したりする。
余貴美子さんのやつれた雰囲気は役にはまっていていい。
『真田風雲録』の根津甚八役だった米倉斉加年がちょろっと出ている。
あんまり感想も無いな。
ストーリーは最後の方一瞬えっ?と戸惑うようなしゃれた仕掛けがある。
製作国:日本
at ギンレイホール
定年間近の鉄道運転士は、定年後に苦労をかけた妻を労わりながらのんびり過ごそうと思っていたが、妻は結婚したときから思い続けていた看護士としての職場復帰を密かに実行に移していた。
思いはすれ違って「出て行け」と言って妻は出て行き、離婚へのRAILWAYSを突っ走る。
テレビドラマだったら面白そうだな。
タイトルはなんでこんなにひどいんだろう。
鉄道物語とでもしといたほうがまだましなくらいだ。
女優小池栄子は好きなんだけど、この役が宮崎あおいだったらもっとよかったなぁと想像したりする。
余貴美子さんのやつれた雰囲気は役にはまっていていい。
『真田風雲録』の根津甚八役だった米倉斉加年がちょろっと出ている。
あんまり感想も無いな。
ストーリーは最後の方一瞬えっ?と戸惑うようなしゃれた仕掛けがある。
映画『わが母の記』
2011年 監督:原田眞人
製作国:日本
at ギンレイホール
井上靖の自伝的小説の映画化。
認知症で記憶が混沌としてく母親と、幼い頃母親に一度捨てられたというわだかまりを今でも抱えるベストセラー作家の長男。
そして作家の兄弟、作家の子供たち。
母親と作家を中心に据えた家族の物語。
樹木希林の母親役というと、寺内貫太郎一家とか、あまり面白くなかった東京タワーなんちゃらを思い出すけど、東京タワーよりか大分面白かった。
愛らしくどこかこ憎たらしい感じもするおばあちゃん役をやらせたら樹木希林は最高だ。
冷たさと優しさを同時に湛えた読めないあの瞳に引き込まれていく。
認知症自体はそれほど重い雰囲気で描かれてはいなくて、むしろさらっとした描き方は笑いを誘うことまであるけど、それが逆に残酷だ。
母親に使用人と間違えられたら泣いちゃうよ。
10数年にわたる物語、って知らなかったから、宮崎あおいがセーラー服姿の中学生役で登場したときはびびった。
びびったけど次第に違和感も薄れていくからまたびびる。
次女役の菊池亜希子は初めて見たけど柔和な顔した可愛らしい人だな。
ファッションモデルか。
製作国:日本
at ギンレイホール
井上靖の自伝的小説の映画化。
認知症で記憶が混沌としてく母親と、幼い頃母親に一度捨てられたというわだかまりを今でも抱えるベストセラー作家の長男。
そして作家の兄弟、作家の子供たち。
母親と作家を中心に据えた家族の物語。
樹木希林の母親役というと、寺内貫太郎一家とか、あまり面白くなかった東京タワーなんちゃらを思い出すけど、東京タワーよりか大分面白かった。
愛らしくどこかこ憎たらしい感じもするおばあちゃん役をやらせたら樹木希林は最高だ。
冷たさと優しさを同時に湛えた読めないあの瞳に引き込まれていく。
認知症自体はそれほど重い雰囲気で描かれてはいなくて、むしろさらっとした描き方は笑いを誘うことまであるけど、それが逆に残酷だ。
母親に使用人と間違えられたら泣いちゃうよ。
10数年にわたる物語、って知らなかったから、宮崎あおいがセーラー服姿の中学生役で登場したときはびびった。
びびったけど次第に違和感も薄れていくからまたびびる。
次女役の菊池亜希子は初めて見たけど柔和な顔した可愛らしい人だな。
ファッションモデルか。
2012年10月7日日曜日
映画『ファミリー・ツリー』
2011年 監督:アレクサンダー・ペイン
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ユーモアまじえつつ淡々と進んで、最後は爽やかだけど、内容は結構残酷だよな。
オアフ島に住むマット・キング(ジョージ・クルーニー)はカメハメハ大王の子孫で、先祖が残した広大な土地を所有して働かなくても食っていけるのだが弁護士をしている。
ある日妻のエリザベスがボート事故で昏睡状態に陥ってしまう。
今まであまり家族を顧みなかったマットは、反抗的な次女の面倒を見つつ、全寮制の高校に通う長女を家に呼び戻す。
こっから家族再生のほんわか物語が始まるわけではない。
長女の口から聞かされたのは、妻が浮気をしていたという事実。
妻は昏睡状態だから何の弁解もできないのね。
家族をほったらかしにしていたマットにも責任の一端はあるはずだけど、一方的に悪者になってしまった妻の死んだように眠っている生気の無い顔がとても残酷だ。
残酷といえば浮気相手の貞淑な妻にとっても残酷な仕打ちだよなぁ。
なにより家族の絆を大事にし、幸せな家族像が国家の基盤とすらなっていながら、どこよりも家族が崩壊している国アメリカのホームドラマ。
おもっ苦しくならないのはユーモアもそうだけど、舞台がハワイってところもあるんだろうな。
マットの従兄弟役の男がジェフ・ブリッジスの雰囲気に似ているなと思ったらボー・ブリッジス、お兄さんだった。
初めて見た。似てる。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
ユーモアまじえつつ淡々と進んで、最後は爽やかだけど、内容は結構残酷だよな。
オアフ島に住むマット・キング(ジョージ・クルーニー)はカメハメハ大王の子孫で、先祖が残した広大な土地を所有して働かなくても食っていけるのだが弁護士をしている。
ある日妻のエリザベスがボート事故で昏睡状態に陥ってしまう。
今まであまり家族を顧みなかったマットは、反抗的な次女の面倒を見つつ、全寮制の高校に通う長女を家に呼び戻す。
こっから家族再生のほんわか物語が始まるわけではない。
長女の口から聞かされたのは、妻が浮気をしていたという事実。
妻は昏睡状態だから何の弁解もできないのね。
家族をほったらかしにしていたマットにも責任の一端はあるはずだけど、一方的に悪者になってしまった妻の死んだように眠っている生気の無い顔がとても残酷だ。
残酷といえば浮気相手の貞淑な妻にとっても残酷な仕打ちだよなぁ。
なにより家族の絆を大事にし、幸せな家族像が国家の基盤とすらなっていながら、どこよりも家族が崩壊している国アメリカのホームドラマ。
おもっ苦しくならないのはユーモアもそうだけど、舞台がハワイってところもあるんだろうな。
マットの従兄弟役の男がジェフ・ブリッジスの雰囲気に似ているなと思ったらボー・ブリッジス、お兄さんだった。
初めて見た。似てる。
映画『幸せへのキセキ』
2011年 監督:キャメロン・クロウ
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
「なんでこの家を買ったの?」
「いけない?」
劇中での使い方は少し違うが、何か返答に困った時とか答えるのが面倒なときに使えそうだ。
突撃レポーター風にどこにでもアクティブに突撃取材していく新聞社のコラムニストベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は最愛の妻を亡くしたシングルファザー。
母をなくした傷が癒えない問題児の息子ディラン14歳のと、7歳の娘ロージーを見て、ミーは新居に引っ越して心機一転しようとする。
運良く郊外の丘にある大きな家を見つけるが、そこは家とともに閉演状態の動物園と飼育員まで付いてきた。
動物園経営には全くの素人だけど、ミーはこの物件を購入してオーナーになり、動物園再開に向けて動き出す。
実話が元らしい。
飼育員のリーダーは地味な感じで一瞬気づかなかったがスカーレット・ヨハンソン。
そしてレストランをまかされディラン君に興味津々な女の子にエル・ファニング。
こんな田舎町にありえないほどの可愛さをふりまくエル・ファニングは、もっと出番が多かったらその破壊力で映画自体をぶっ壊してしまうんじゃないだろうか。
それにしてもスカーレット・ヨハンソとエル・ファニングが付いてくるんなら借金してでもこの物件買うよなぁ。
ああ、監督はキャメロン・クロウ。
『あの頃ペニー・レインと』でも金髪のかわいい少女(ケイト・ハドソン)が出てきたな。
『シングルス』のブリジット・フォンダも少女じゃなかったけど金髪。
飼育員ピーターを演じたアンガス・マクファーデンが尾崎紀世彦に似ている。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
「なんでこの家を買ったの?」
「いけない?」
劇中での使い方は少し違うが、何か返答に困った時とか答えるのが面倒なときに使えそうだ。
突撃レポーター風にどこにでもアクティブに突撃取材していく新聞社のコラムニストベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は最愛の妻を亡くしたシングルファザー。
母をなくした傷が癒えない問題児の息子ディラン14歳のと、7歳の娘ロージーを見て、ミーは新居に引っ越して心機一転しようとする。
運良く郊外の丘にある大きな家を見つけるが、そこは家とともに閉演状態の動物園と飼育員まで付いてきた。
動物園経営には全くの素人だけど、ミーはこの物件を購入してオーナーになり、動物園再開に向けて動き出す。
実話が元らしい。
飼育員のリーダーは地味な感じで一瞬気づかなかったがスカーレット・ヨハンソン。
そしてレストランをまかされディラン君に興味津々な女の子にエル・ファニング。
こんな田舎町にありえないほどの可愛さをふりまくエル・ファニングは、もっと出番が多かったらその破壊力で映画自体をぶっ壊してしまうんじゃないだろうか。
それにしてもスカーレット・ヨハンソとエル・ファニングが付いてくるんなら借金してでもこの物件買うよなぁ。
ああ、監督はキャメロン・クロウ。
『あの頃ペニー・レインと』でも金髪のかわいい少女(ケイト・ハドソン)が出てきたな。
『シングルス』のブリジット・フォンダも少女じゃなかったけど金髪。
飼育員ピーターを演じたアンガス・マクファーデンが尾崎紀世彦に似ている。
2012年9月30日日曜日
映画『グーグーだって猫である』
2008年 監督:犬童一心
製作国:日本
BSプレミアム録画
大島弓子のエッセイ漫画が原作。
面白かったような特に面白くなかったような。
ジョゼ見たときから思っていたけど、犬童一心のメルヘン漫画脳はちょっと個人的に肌に合わない。
岩井俊二のように突き抜けていればいいんだけど。
あとギャグセンス。
マーティ・フリードマンの解説等で吉祥寺の紹介が随所に入るけど、なんかタイアップしてんのかな。
森三中とか楳図かずおとか珍しい人含めていろんな人たちが出演しているのが、豪華というより内輪的いやらしさ、いや、なんかストーリーの焦点のぼやけ具合とあいまってごちゃごちゃした印象しか受けないのが寂しい。
小泉今日子は声がいいなぁ。
髪型がマーティ・フリードマンに似ているのでたまに見間違えた。
何年か前にギンレイでやっていたのを見逃して後悔した記憶があるけど、小泉今日子が見たかったわけでもないしなんだろうと思ったら上野樹里を見たかったんだ。
上野樹里は面白いなぁ。
製作国:日本
BSプレミアム録画
大島弓子のエッセイ漫画が原作。
面白かったような特に面白くなかったような。
ジョゼ見たときから思っていたけど、犬童一心のメルヘン漫画脳はちょっと個人的に肌に合わない。
岩井俊二のように突き抜けていればいいんだけど。
あとギャグセンス。
マーティ・フリードマンの解説等で吉祥寺の紹介が随所に入るけど、なんかタイアップしてんのかな。
森三中とか楳図かずおとか珍しい人含めていろんな人たちが出演しているのが、豪華というより内輪的いやらしさ、いや、なんかストーリーの焦点のぼやけ具合とあいまってごちゃごちゃした印象しか受けないのが寂しい。
小泉今日子は声がいいなぁ。
髪型がマーティ・フリードマンに似ているのでたまに見間違えた。
何年か前にギンレイでやっていたのを見逃して後悔した記憶があるけど、小泉今日子が見たかったわけでもないしなんだろうと思ったら上野樹里を見たかったんだ。
上野樹里は面白いなぁ。
2012年9月23日日曜日
映画『おとなのけんか』
2011年 監督:ロマン・ポランスキー
製作国:フランス/ドイツ/ポーランド
at ギンレイホール
室内劇なら演劇や2時間テレビドラマででもやってくれと思いつつ、監督ポランスキーだしなぁと恐る恐る見てみたらくそ面白かった。
子供が喧嘩して一方に前歯を折る大怪我を負わせてしまう。
加害者側の両親が被害者側の両親の家に謝罪に出向いて、この二組の初対面の夫婦間で和解の話し合いが行われる。
被害者側の両親は特にわめきたてるでもなく、むしろ友好的な態度で加害者側を招きいれ、事は穏便に解決するかに見えたが。。
主な登場人物は二組の夫婦の4名のみ。
そしてこの4者は夫婦間ですらそりが合っていない様子。
友好的な話し合いに最初に波風を立たせるのは加害者側の夫アラン(クリストフ・ヴァルツ)で、この道徳性のかけらもない弁護士アランを皮切りに4者が次第に本音と狂気をむき出しにしていく。
サスペンスじゃなくて、良質のコント。
4者はいがみ合っているのに、時折10年来の友人かのように意気投合したりする。
いや、本当に10年来の友人なら人間関係の崩壊を恐れて本音を押し隠すはず。
だから夫婦同士も他人も関係なく感情を爆発させる様は、普通じゃありえないほどの濃密な人間関係を一瞬にして築いているように見える。
ただいがみ合うのではなくて、どこか滑稽で楽しげだから。
主演は
ジョディ・フォスター
ジョン・C・ライリー
ケイト・ウィンスレット
クリストフ・ヴァルツ
クリストフ・ヴァルツだけは初めて見たけど、他の3人にひけをとらないくらいのねちっこい存在感でよかった。
原作は大ヒット舞台劇らしい。
製作国:フランス/ドイツ/ポーランド
at ギンレイホール
室内劇なら演劇や2時間テレビドラマででもやってくれと思いつつ、監督ポランスキーだしなぁと恐る恐る見てみたらくそ面白かった。
子供が喧嘩して一方に前歯を折る大怪我を負わせてしまう。
加害者側の両親が被害者側の両親の家に謝罪に出向いて、この二組の初対面の夫婦間で和解の話し合いが行われる。
被害者側の両親は特にわめきたてるでもなく、むしろ友好的な態度で加害者側を招きいれ、事は穏便に解決するかに見えたが。。
主な登場人物は二組の夫婦の4名のみ。
そしてこの4者は夫婦間ですらそりが合っていない様子。
友好的な話し合いに最初に波風を立たせるのは加害者側の夫アラン(クリストフ・ヴァルツ)で、この道徳性のかけらもない弁護士アランを皮切りに4者が次第に本音と狂気をむき出しにしていく。
サスペンスじゃなくて、良質のコント。
4者はいがみ合っているのに、時折10年来の友人かのように意気投合したりする。
いや、本当に10年来の友人なら人間関係の崩壊を恐れて本音を押し隠すはず。
だから夫婦同士も他人も関係なく感情を爆発させる様は、普通じゃありえないほどの濃密な人間関係を一瞬にして築いているように見える。
ただいがみ合うのではなくて、どこか滑稽で楽しげだから。
主演は
ジョディ・フォスター
ジョン・C・ライリー
ケイト・ウィンスレット
クリストフ・ヴァルツ
クリストフ・ヴァルツだけは初めて見たけど、他の3人にひけをとらないくらいのねちっこい存在感でよかった。
原作は大ヒット舞台劇らしい。
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