2017年8月28日月曜日

風邪とか鍵とか

ここ一週間くらいの話

2017/08/19(土)

二日前くらいから喉が痛くなって、やばいかなと思ったら予想通り発熱。

2017/08/20(日)

熱が下がらず。
夜外で飯食って「ごちそうさま」って言おうとした「ご」でそのまま「ごふっごふぅ」と咳き込む。
土日に誰とも会わなかったから気づかなかったけど、自分が喋れなくなっていることに気付く。
言葉を発して喉が振動した瞬間にすぐ咳き込んでしまう。

2017/08/21(月)

土日で熱が下がらず。「あいうえお」と一人発声してみると「あ」か「い」で咳き込んでしまってこりゃ駄目だと思って仕事を休む。
37度前後をいったりきたり。

2017/08/22(火)

熱も平熱より少し上くらいまで下がったし、たまに咳き込むけどある程度喋れるようになったので出社する。
遅くまで仕事して帰宅。
0時ちょっと過ぎくらい。
風呂入ってすぐ寝ようと考えながら、マンションの1階でセキュリティのドアを開けるためにポケットに手を突っ込んで鍵を探すと、鍵が無い。
はぁっ?
と思って再度ポケットの中身を全部出してみるが見つからず。
いつもポケットに突っ込んでいるのであるはずもないがカバンの中とか探すがやっぱり無い。
やばい、どうしよう。
近くの公園に歩いていってとりあえず一服して心を落ち着かせる。

さて、入居時にもらったスペアキーを実家に置いてあるので実家に取りにさえ行けば家に帰れる、のだけど、まず今日どうするか。
JRの駅まで20分位歩いていけばぎりぎり終電で実家には帰れそう。
でも着くのは1時半すぎるだろうし寝る時間も少なくなってそれはきつい。
後は漫画喫茶で一泊という手。
睡眠時間は確保できるが、なんかやっぱりきつい。
よくいく漫画喫茶はシャワーなんかないしなぁ。

まずはJRまで行ってみるかと思って歩きだす。
終電には間に合いそうな時間でJRに着く。終電過ぎていれば諦めがつくのに。。
さてどうしよう。
ここまで来てなんだけど、というかここまで来た労力を使ったせいか、やっぱり今から1時間かけて帰る気力が出ない。
実家に電話して鍵を失くしたことと明日帰ることを伝えて、漫画喫茶に行くことにする。

漫画喫茶に行く前に往生際悪くもう一回家まで戻ってロビーとかに鍵が落ちていないか探したりする。無いよねぇ。
ついでになか卯で軽くうどん食ってから漫画喫茶へ。1時過ぎくらい。
ナイトパックは7時間だった。

疲れているけどなんとなく寝る気がしないので漫画を読む。
2時前くらいに就寝。
したいところだけど、リクライニングシートで全く眠れない!
近くにいる病気かと思うくらいのいびきをかいているおっさんもうるさい。
4時位に寝れんわと思ってタバコを一服。
少しぼーっとしてからまた横になる。
最後の方は1時間くらいは寝れた気がする。

2017/08/23(水)

7時くらいに起きて出社。

早めに切り上げて実家に帰りたいところだけど、全然終わらず、9時40分くらいにやっと会社を出る。
えー、まじどうすんの。スペアキーとったらそのまま家に帰ろうかと思ったけど、なんかスタミナつけるために焼肉作って待っててくれているみたいだし、実家で夕飯食ってちょっとくつろいでから帰っても家に着くのって1時半とかそんな時間になっちゃうし、実家に泊まったら3日連続同じ服だし。
電車が遅れていたりで結局実家に着いたのは23時。
飯食ったら帰る、と言うと泊まって行けという。
シャツと下着は洗っておくから。
なんてありがたいんだ。
泊まることにする。

飯の前に風呂に入る。いつもシャワーだから湯船が温かい。
風呂上がりでそのまま夕飯を食う。
最近夜遅くて夕飯はおにぎりとかパンで簡単に済ませていたので少食になっているのか少し残してしまう。
親と話していると、スペアキーまで失くしたら大変ということで、俺がスペアキー置いているところを探し出して昼間に鍵屋に持って行ってスペアキーのスペア作成を申し込んできてくれたらしい。
特殊なキーのためか3ヶ月かかるし、料金も5000円。(後で代金渡しておこうと思っていたのに忘れてた)
飯食ってベランダに出て一服しようと思うと灰皿がちゃんと用意されている。
このいたれりつくせりのおもてなしは偉大だなと思う。
1時ころに就寝。

2017/08/24(木)

いつもより大分早い時間に出たのにいつもより遅い時間に会社に着く。
通勤ラッシュでちょっとへとへと。

22時過ぎまで働いて久しぶりに家に帰る。
今日まで咳が止まらない状況で、そういえばと思って体温測ってみると37度あった。

2017/08/25(金)

朝体温測るとまあ平熱ちょい上くらいだったので出社。
咳はこの日が一番ひどかった。

2017/08/27(日)

いつもならギンレイホールに映画を見に行く日だけど、咳も出るし出かける気がしないので久しぶりにスキップする。

2017年8月13日日曜日

映画『愚行録』

2016年 監督:石川慶
製作国:日本
at ギンレイホール




育児放棄で逮捕勾留されている田中光子(満島ひかり)の兄で週刊誌記者の田中武志(妻夫木聡)は、現実から目を背けるように取材に没頭する。
取材対象は1年前に起こって未だ未解決の一家惨殺事件。
事件を追っていく内、被害者の人物像が浮かび上がり、そしてばらばらだったはずのピースが次第につながっていく。。

取材対象の人々が皆どこか嫌な感じの人たちなのね。
くずといえばくず、そして本当に現実にいそうなくず。
「なんであんなええ奴が殺されなあかんのですかね」
を共感を持って聞く人が一人もいないっていう。

冒頭のバスのエピソードってなんなんだろう。
あれ見ると、武志の性格はお茶目とか機転が効くとか、いろいろ想像できるけど、本編の武志はあんな冒頭のエピソードが別人かのように、終始表情が暗くておとなしい。
感情を表に出さないという点は共通しているけど、主人公武志の意外な一面としてこのエピソードを記憶して見ているとなかなか面白い。
にしても妻夫木君は暗い顔していても絵になるよな。
普通あんなに暗い顔していたら気持ち悪いやつだし周りもどんよりするはずなのに、顔立ちが整っているから暗い顔しても絵になる。
それが役者として幸なのか不幸なのかはよくわからないけど。

惨殺された家族の夫役で、この作品の中で一番嫌な奴の田向浩樹役に小出恵介。
あの事件のせいでギンレイでの上映が一旦リスケされた。
本当出演した役者のプライベートな事件なんてどうでもいいんだけど。
他、小雪にしては若い気もして誰?と思った松本若菜。
後から気づいた市川由衣。
臼田あさ美。昔雑誌のモデルやってた子だよね、確か。
濱田マリはなんか違和感あったな。演技というか、なんか存在自体がはまっていない感じ。
平田満がいいアクセントとして出演している。

映画『しゃぼん玉』

2016年 監督:東伸児
製作国:日本
at ギンレイホール




大阪なのかな、どこかの都会で女性や老人をターゲットにひったくりを繰り返していたイズミ(林遣都)は、ある日ひったくりの最中に女性を刺してしまう。
逃亡の末流れ着いたのが宮崎県の山深い椎葉村。
そこでスマ(市原悦子)という一人暮らしのばあさんと知り合って、家に上がり込む。

昔こういう映画大好きだったな。旅の果てに田舎に住み着くみたいな。『ナビィの恋』とか。
なかなか面白かった。原作乃南アサ。

林遣都は『バッテリー』しか見ていないから大人になったなと思ったけどそういえば最近NHKの『べっぴんさん』に出ているのを見ていたな。

2017年7月30日日曜日

映画『たかが世界の終わり』

2016年 監督:グザヴィエ・ドラン
製作国:カナダ/フランス
at ギンレイホール




人気作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)は近い将来に訪れる自らの死を告げるため、12年ぶりに実家に帰郷する。
迎える家族は母マルティーヌ(ナタリー・バイ)。
兄アントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)。
アントワーヌの妻で初対面となるカトリーヌ(マリオン・コティヤール)。
幼いころに別れてあまり兄の記憶も持っていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)。
兄以外はルイを快く受け入れる。
12年ぶりの家族との会話、対話。
なかなか言い出せないルイ。
そんな話。

ヴァンサン・カッセルが父親役で、ナタリー・バイの若々しさは異常だけどさすがにナタリー・バイとヴァンサン・カッセルが夫婦役は無いだろうからナタリー・バイは祖母かな、とかいろいろ考えたのに、ヴァンサン・カッセルが兄役でナタリー・バイが母役だと!?
役者達をぱっと見ただけで役の親子関係が分かったら自分は特殊な感性を持っている稀有な人だと自負していいだろう。

物語のキーマンというか主役みたいなもんがヴァンサン・カッセル演じる兄アントワーヌ。
次男のルイが出ていった後家族を一家の長男として奮闘してきたとかいろんな思いがあるのだろう。
・・・にしてもひねくれすぎじゃないか?
年齢から考えてもガキかお前はと言いたくもなるけど、とにかく強烈で惹きつけられる。
的を射ているかどうかは置いておいても深読みしては常にブチ切れる。俺に同情すんじゃねぇボケが!
面白い。
たかが世界の終わり、そんなことどうでもいいんじゃいボケが!!

カトリーヌ役のマリオン・コティヤールは役柄も相まってなんであんなにキュートなんだろう。
初めの頃はルイとカトリーヌが恋仲にでもなってこじれるのかと思ったけどルイにはちょっと事情があって、それが家を出た理由にもつながっているのかな。

あと音楽は基本的にうるさかったな。

映画『エリザのために』

2016年 監督:クリスティアン・ムンジウ
製作国:ルーマニア/フランス/ベルギー
at ギンレイホール




どこの国なんだろうと途中までわからなかったけど、ルーマニアだった。
この街この国に見切りをつけている医師のロメオ(アドリアン・ティティエニ)は、一人娘エリザ(マリア・ドラグシ)には自分たちと同じ道を歩んでほしくないと思っている。
そのため、エリザに英国留学の道を勧め、エリザもそれに従おうとしていた。
成績優秀なエリザは卒業試験をなんなくクリアしてケンブリッジ大学の奨学生になる、はずだったが、卒業試験の前日に登校途中で暴漢に襲われてしまう。
幸い大事には至らなかったが、心の傷は大きく翌日以降の試験など受けられそうにもない。
エリザのために、、父親が奔走する。

手持ちカメラで迫っていく登場人物は複雑で優しくて苦悩に溢れている。
人とのつながりや助け合いの精神が不正の横行につながっている社会を映し出したり、投石の謎、暴行事件に潜む謎等を差し込んだり、何の意味があるのかわからない肉感的な美しいシャワーシーンを映したりと、結構いろんな要素も詰まっている。
まあ謎の方は何かあっと驚く秘密が最後に明かされるとかそういうわけじゃないけどね。(投石の方は後半でなんとなく事情がわかる)

面白かったが少し長いかなと思った。128分。

2017年7月17日月曜日

映画『未来を花束にして』

2015年 監督:セーラ・ガヴロン
製作国:イギリス
at ギンレイホール




まだ女性参政権のなかった100年前のイギリス。
女性参政権運動は、平和的主張だけでは男たちに相手にもされず、次第に過激な行動での主張へとシフトしつつあった時代。
洗濯工場で低賃金長時間労働を当たり前のように毎日こなしていたモード・ワッツ(キャリー・マリガン)は、女性参政権運動とは全くの無縁であったが、職場仲間にサフラジェットがいたことで、次第に活動にのめり込んでいく。
のめり込むというかのめり込まざるを得ない状況まで追い込まれていた、とも言えるけど。

警棒で容赦なく女性を殴打したり、セクハラというレベルを超えた行為が行われていたりと、怒りを溜める要素が次々に出てくる。
なのになんか中途半端なところで終わったな。
命を賭して国王への直訴への道を開いたのかと思ったらそういうわけではないのね。

偉そうにしていても男は女がいないとその無能ぶりを遺憾なく発揮したりするところなんか、男って愛らしいぜと思うけど、ここは監督が暗に男を痛烈に非難、というか馬鹿にしているんだろうな。

主演キャリー・マリガン。
薬剤師役にヘレナ・ボナム・カーター。かっこいい。
あまり出番はないけどエメリン・パンクハースト役に安定のメリル・ストリープ。

映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2016年 監督:ケン・ローチ
製作国:イギリス/フランス/ベルギー
at ギンレイホール




59歳の大工ダニエル・ブレイク(デイヴ・ジョーンズ)は、心臓病を患い、医者から仕事を止められてしまう。
収入を得る術がなくなってしまったので、国から援助を受けようと手続きを開始するのだが、役人の型にはまった対応に次々に阻まれてなかなか申請が下りない。
そんなとき役場で出会ったのが二人の息子を育てるシングルマザーのケイティ(ヘイリー・スクワイアーズ)。
彼女もまた国の支援を求めていたが、役人のすげない対応で追い返されていた。
ダニエルはケイティを放っておけずに手を差し伸べるが、ダニエル自身も救いが必要な人。
そんな二人は現実にどんどん追い詰められていく。

一度宣言した引退を撤回してまでケン・ローチが撮りたかったもの。
確かにこんな現実に接したら怒りも湧くよな。
かつてのゆりかごから墓場までの国が。

マウスのシーンは予告編じゃなくて本編で最初に見たかったな。
怒りの中にも優しさとユーモアを散りばめ、円熟したケン・ローチの手腕が堪能できる。
面白かったけど、パルム・ドール取るほどかなという気はした。

2017年7月2日日曜日

映画『淵に立つ』

2016年 監督:深田晃司
製作国:日本/フランス
at ギンレイホール




娘一人の3人家族の食卓。
父親鈴岡利雄(古舘寛治)は新聞を読みふけって喋りもしない。
母親鈴岡章江(筒井真理子)は夫に敬語使ったりするしでなんか変な家族。
この家族のもとに変なおっさんがやってくる。
なんか変なおっさんが出てきたなと思ってぼーっと見ていたら浅野忠信だった。
変なおっさん八坂がやってきて面白おかしい家族ドラマが展開してくれればいいんだけど、変なおっさんの変な方向性がやばいからね。
スラックスは一昔前かのようにだぼだぼで、ワイシャツはネクタイしめていないのにボタンを上まできっちり留めている。
姿勢が気持ち悪いくらいに正しい。
そしてムショ帰り。

明らかに不穏な空気を纏った八坂だが、礼儀正しくはあり、娘も懐いて次第に家族に溶け込んでいく。
河原で八坂が一瞬本性を現すシーンは少しぞくっとしたな。

家族の間に横たわる秘密。
年を経て利雄と章江が本当の夫婦のようになっているのは唯一の救いのように思えたけど。。

なかなか面白かったけど、もやもや感が残る。
謎が謎のままだからさ。結局過去に、そしてあの日に何があったの?
なんか編集でいっぱいカットしてんのかな。
八坂の自白シーンも唐突だったし。

役者達が秀逸だった。
浅野忠信は言うに及ばず、いろんな作品でちょこちょこ見る古舘寛治とか、あと筒井真理子、太賀。
そして鈴岡蛍役の篠川桃音って子がなかなかの美人だと思う。子役から活躍している子みたいね。

映画『沈黙 -サイレンス-』

2016年 監督:マーティン・スコセッシ
製作国:アメリカ/イタリア/メキシコ
at ギンレイホール




162分もあるけどなかなか面白かった。
原作読んだのは20年くらい前なのであまり内容も覚えていなかったし。

なんかキャスト見ていると結構いろんな人が出ていたんだな。
高山義廣はすぐわかったけど、片桐はいりとか洞口依子、中村嘉葎雄、伊佐山ひろ子、SABU等々、全く気づかなかった。

音楽がほとんどないのはいい。
途中琵琶の音が響いた時に、あ、音楽が武満徹だったらなぁと思ったんだけど、この沈黙って1971年にも篠田正浩で映画化されていてその時の音楽は武満徹だった。
篠田版はあまり評価が高くないみたいだけどいつか見てみようかな。

貧しい農民達や弾圧する側の奉行達がそんなに英語を習得できるかいなとは思った。まあどうでもいいけど。
前半の日本は本当極東の未開の地といった雰囲気で寂寥としている。
捕まった後は日本的な美に溢れるけど、ねちっこい残酷性が今度は浮かび上がる。

2017年6月25日日曜日

映画『はじまりへの旅』

2016年 監督:マット・ロス
製作国:アメリカ
at ギンレイホール




大森林の中で暮らす親子。
娘3人、息子3人と父親。母親はなんか入院しているらしい。
裸に泥を塗りたくって狩猟する姿は原始的に見えるが、文明を全否定した生活をしているわけではなく、何より子どもたちはそれぞれ何か国語も使いこなし、哲学書、古典文学等々を読み漁ってそんじょそこらの子どもたちより頭がいい。
頭がいいうえに狩猟やロッククライミングやマーシャルアーツ等、父親に叩き込まれて身体能力もずば抜けている。
母親の死をきっかけに、葬儀に出席するべくそんなスーパー子供達が街に出る!
っていうとコメディのように思えるけど(世間とのずれによる笑いはあるもののそれも含めて)、どちらかというと人間ドラマ家族ドラマの色が濃い。

大森林では父親は絶対的な存在で、子どもたちの教師であり信頼尊敬もされている。
そこに疑う余地はない。(レリアンを除いては)
しかし街に出ることで子供たちの何人かは自分たちの生活に疑いを持ち始める。
そして父親自身も子供たちの教育に絶対の自信を持っていたはずなのに、それが本当に子供たちの将来や安全を考えるとベストだったのか?と揺らぎ始める。

子供の頃はこういう生活に憧れていたなぁとなんか思い出した。
面白かった。