2018年 監督:アッシュ・メイフェア
製作国:ベトナム
at ギンレイホール
19世紀の北ベトナムで14歳のメイ(グエン・フオン・チャー・ミー)は第三夫人として富豪のもとに嫁ぐ。
っていう話。
こういうのって夫人同士の恐ろしい血みどろの戦いが描かれるのかと思ったけど、この風景には例え対比だとしても似合わない。
かといって能天気なだけじゃなくて、この時代の女性の扱い、存在意義、の息苦しさ(生き苦しさ)が主眼になっている。
でもそんな苦悩もこの風景の中では儚い美しさに昇華されるのだけど。
ストーリーというかこの誰が見てもうっとりする映像だけで何度でも見たくなる。
第一夫人は頼れる頬骨ねーさんハ(トラン・ヌー・イェン・ケー)。
第二夫人は魅力的なあごねーさんスアン(マイ・トゥー・フオン)。
で、第三婦人がケロちゃんメイ(グエン・フオン・チャー・ミー)。
冒頭やラストの方等でメイがじっと真正面を見つめる時の表情がすごくいい。
面白かった。
一本目で見た『あなたの名前を呼べたなら』との映像のギャップが凄すぎて一本目の印象が吹っ飛んだな。
インドの雑多な綺羅びやかさがもう少し強ければよかったけどほとんど無機的なマンション内だったし。
2020年2月23日日曜日
映画『あなたの名前を呼べたなら』
2018年 監督:ロヘナ・ゲラ
製作国:インド / フランス
at ギンレイホール
インドムンバイの高級マンションに住む御曹司のアシュヴィン(ヴィヴェーク・ゴーンバル)は住み込みの家政婦を雇っている。
その家政婦ラトナ(ティロタマ・ショーム)は貧しい村の出身で未亡人。村の風習で一生結婚できないらしい。
アシュヴィンは結婚間近だったがいろいろあって婚約破棄。
ラトナは妹の学費を稼ぎつつ自分はデザイナーになりたいという密かな夢を持っている。
気がききすぎるほどよく気が利くラトナ(この辺の描写はさりげなくて巧み)と、ラトナを使用人として差別しない優しいアシュヴィン。
この二人が、、、
ってストーリーの9割書いた気がする。
超高度成長を遂げたムンバイという大都会で生まれた男と昔ながらの風習がそのまま残る村出身の女。
っていう分かりやすい対比だけど、都会側も結構えっ?って感じはする。
日本で言えばタワーマンションの最上階に住んでいるおっさんが若い女性にメイド服着せて住み込みで働かせているようなもんでしょ。
ラトナはメイド服着ないけどさ。
金で雇った女性と一緒に住むっていうのが普通にありえるのはそこに差別があるから。
しょせん使用人は人として見られないから女性であっても手を出すわけがない。
とはいえインドといえばレイプがさかんなのでちょっと心配はしたけどアシュヴィンは紳士。
結局は都会の自由奔放な女より田舎出身の昔ながらの気が利いてよく世話してくれる女がいいよねって話だろうか。
そうじゃなくてラトナだから、という理由に行き着くには二人がどこでどう恋愛感情を育んだのか不明だった。
2つの部屋を壁を通り抜けてカメラが水平移動してアシュヴィン、ラトナをそれぞれ映し出すのはなんか懐かしい。
製作国:インド / フランス
at ギンレイホール
インドムンバイの高級マンションに住む御曹司のアシュヴィン(ヴィヴェーク・ゴーンバル)は住み込みの家政婦を雇っている。
その家政婦ラトナ(ティロタマ・ショーム)は貧しい村の出身で未亡人。村の風習で一生結婚できないらしい。
アシュヴィンは結婚間近だったがいろいろあって婚約破棄。
ラトナは妹の学費を稼ぎつつ自分はデザイナーになりたいという密かな夢を持っている。
気がききすぎるほどよく気が利くラトナ(この辺の描写はさりげなくて巧み)と、ラトナを使用人として差別しない優しいアシュヴィン。
この二人が、、、
ってストーリーの9割書いた気がする。
超高度成長を遂げたムンバイという大都会で生まれた男と昔ながらの風習がそのまま残る村出身の女。
っていう分かりやすい対比だけど、都会側も結構えっ?って感じはする。
日本で言えばタワーマンションの最上階に住んでいるおっさんが若い女性にメイド服着せて住み込みで働かせているようなもんでしょ。
ラトナはメイド服着ないけどさ。
金で雇った女性と一緒に住むっていうのが普通にありえるのはそこに差別があるから。
しょせん使用人は人として見られないから女性であっても手を出すわけがない。
とはいえインドといえばレイプがさかんなのでちょっと心配はしたけどアシュヴィンは紳士。
結局は都会の自由奔放な女より田舎出身の昔ながらの気が利いてよく世話してくれる女がいいよねって話だろうか。
そうじゃなくてラトナだから、という理由に行き着くには二人がどこでどう恋愛感情を育んだのか不明だった。
2つの部屋を壁を通り抜けてカメラが水平移動してアシュヴィン、ラトナをそれぞれ映し出すのはなんか懐かしい。
2020年2月11日火曜日
映画『幸福なラザロ』
2018年 監督:アリーチェ・ロルヴァケル
製作国:イタリア
at ギンレイホール
イタリアの小さな村。
若者のプロポーズのやり方とか、古き風習のいい感じの村。
農園主に収める量がどうのこうのとか話しているので彼らは皆小作人らしい。
裸電球を借り合ったりとか、比較的貧し目だけど幸せそうではある。
この村に皆に頼られているらしい青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)がいる。
いや、頼られているというかこき使われているだった。
「私は小作人を、小作人はラザロを搾取する」
当のラザロはこの状況をなんとも思わず、透き通った瞳のまま皆の幸せが自分の幸せかのように働き続ける。
そんな日々も侯爵夫人の息子タンクレディ(ルカ・チコヴァーニ)がやってきたところから転換点を迎える。
なんか携帯電話が出てくるし、実はこれ20世紀後半の話なのね。
この時代にこの昔ながらの村、っていうのはある理由があって。。
人形みたいなのが落ちていったけど崖下の草木がクッションになったとしてもこれ重症でしょ、ってところからパゾリーニかっていうくらい後半加速度的に寓話になっていく。
聖人。
アントニアが拝むところは泣きそうだ。
貧しいがそれなりに幸せだった村と、それが一瞬で崩壊して放り出された人々のそれぞれの未来。
両時代でなにも変わらないラザロ。
ガリヒョロのタンクレディの末路が一番悲惨だったんじゃないだろうか。あの体型。
『存在のない子供たち』でかなり満足してあまり期待していなかったけど、こちらもなかなか面白かった。
ギンレイの今回のプログラムはどちらも1960年前後くらいの香りがする。
ああ、アリーチェ・ロルヴァケルは『夏をゆく人々』の監督か。面白いわけだ。
製作国:イタリア
at ギンレイホール
イタリアの小さな村。
若者のプロポーズのやり方とか、古き風習のいい感じの村。
農園主に収める量がどうのこうのとか話しているので彼らは皆小作人らしい。
裸電球を借り合ったりとか、比較的貧し目だけど幸せそうではある。
この村に皆に頼られているらしい青年ラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)がいる。
いや、頼られているというかこき使われているだった。
「私は小作人を、小作人はラザロを搾取する」
当のラザロはこの状況をなんとも思わず、透き通った瞳のまま皆の幸せが自分の幸せかのように働き続ける。
そんな日々も侯爵夫人の息子タンクレディ(ルカ・チコヴァーニ)がやってきたところから転換点を迎える。
なんか携帯電話が出てくるし、実はこれ20世紀後半の話なのね。
この時代にこの昔ながらの村、っていうのはある理由があって。。
人形みたいなのが落ちていったけど崖下の草木がクッションになったとしてもこれ重症でしょ、ってところからパゾリーニかっていうくらい後半加速度的に寓話になっていく。
聖人。
アントニアが拝むところは泣きそうだ。
貧しいがそれなりに幸せだった村と、それが一瞬で崩壊して放り出された人々のそれぞれの未来。
両時代でなにも変わらないラザロ。
ガリヒョロのタンクレディの末路が一番悲惨だったんじゃないだろうか。あの体型。
『存在のない子供たち』でかなり満足してあまり期待していなかったけど、こちらもなかなか面白かった。
ギンレイの今回のプログラムはどちらも1960年前後くらいの香りがする。
ああ、アリーチェ・ロルヴァケルは『夏をゆく人々』の監督か。面白いわけだ。
映画『存在のない子供たち』
2018年 監督:ナディーン・ラバキー
製作国:レバノン / フランス
at ギンレイホール
レバノンで戸籍の無い12歳くらいの少年ゼイン(ゼイン・アル・ラフィーア)が両親を訴える。
僕を生んだ罪で。。
感動的に仕上げたエンタメ作品かと思ったらそこそこアート寄りで、途中から気を入れ直してみたけど、そんなことしなくても普通に楽しめる。
ストーリーも面白いので。
撮影が6ヶ月で収録テープは520時間になったそうだ。
そこから2時間だからよりすぐりのシーンが選ばれている。
遊具の中央に鎮座するでっかい女性像の服をゼインが開いて胸をはだけさせたりとかさ。
掃除中にそれを見たラヒル(ヨルダノス・シフェラウ)がくすりと笑ってその後の展開につながる。
そういえば急にゴキブリマンが出てきたときはその異質感にびっくりしたな。
主役のゼイン・アル・ラフィーアと、1歳くらいの乳幼児ヨナス役のボルワティフ・トレジャー・バンコレという二人の子役が、奇跡的な演技を常にキープしている。
ヨナスは演技じゃないけど、時折まじかと思うくらい絶妙な演技?を見せる。かわいいな。
この二人を始め、キャストは役とほとんど同じような境遇にいる素人さん達らしい。
驚きだけど、素人子役でこんないいシーン撮れるくらいだから大人の素人役者なんかはちょろいのかな。
かなり面白かった。
製作国:レバノン / フランス
at ギンレイホール
レバノンで戸籍の無い12歳くらいの少年ゼイン(ゼイン・アル・ラフィーア)が両親を訴える。
僕を生んだ罪で。。
感動的に仕上げたエンタメ作品かと思ったらそこそこアート寄りで、途中から気を入れ直してみたけど、そんなことしなくても普通に楽しめる。
ストーリーも面白いので。
撮影が6ヶ月で収録テープは520時間になったそうだ。
そこから2時間だからよりすぐりのシーンが選ばれている。
遊具の中央に鎮座するでっかい女性像の服をゼインが開いて胸をはだけさせたりとかさ。
掃除中にそれを見たラヒル(ヨルダノス・シフェラウ)がくすりと笑ってその後の展開につながる。
そういえば急にゴキブリマンが出てきたときはその異質感にびっくりしたな。
主役のゼイン・アル・ラフィーアと、1歳くらいの乳幼児ヨナス役のボルワティフ・トレジャー・バンコレという二人の子役が、奇跡的な演技を常にキープしている。
ヨナスは演技じゃないけど、時折まじかと思うくらい絶妙な演技?を見せる。かわいいな。
この二人を始め、キャストは役とほとんど同じような境遇にいる素人さん達らしい。
驚きだけど、素人子役でこんないいシーン撮れるくらいだから大人の素人役者なんかはちょろいのかな。
かなり面白かった。
2020年2月2日日曜日
映画『風をつかまえた少年』
2019年 監督:キウェテル・イジョフォー
製作国:イギリス / マラウイ
at ギンレイホール
2001年アフリカのマラウイで大旱魃が起こる。
この危機を救ったのは学費が払えずに学校を追い出された14歳の少年だった。
という実話をもとにしたお話。
でかい風車を作るのになんで自転車が必要なのかとか、水はどこから引いてくるつもりなのかとか、よく分からないまま見ていたけど、教育映画としてはなかなかいいんじゃないだろうか。
中学生のときにレクリエーションかなにかで全校生徒で映画館に映画見に行った記憶があるけど、今ならこういう映画が選ばれるんだろう。
キウェテル・イジョフォーが監督やりながら主人公の父親役で出演している。
役柄的に街?からやってきたみたいな設定だったと思うけど、それにしても他の村人よりも黒さが足りなくて少し浮いている。
役柄的にも、目先の利益よりも先を見つめて誘いに乗らないような知識階級的立ち位置かと思っていたら、予告編にもあるような無学で粗暴(干ばつによる空腹でまともな精神状態でないとはいえ)な面も見せたりして、人物像がふわふわしていたなぁと思う。
以下たぶんネタばれ
風車作って水はどこから持ってくるのか?
遠くの川からひっぱるにはそんなに長いホースを確保していたようには見えないしパワーも足りない。足りないのは後自転車だけという話だから川ではないのだろう。
で、正解は、井戸だった。
井戸に水あんのかい!
手動で汲んでまくのはこんなに大変なんだよ、という描写が欲しいところ。
川もそんなに遠くないなら用水路作って水引いてもよさそう。材料が無いか。
インドの中学生が自転車に80ccエンジンを搭載して自転車オートバイを作った、っていう最近のニュースのほうがすげーと思った。(誰の役にたったわけでもないが)
製作国:イギリス / マラウイ
at ギンレイホール
2001年アフリカのマラウイで大旱魃が起こる。
この危機を救ったのは学費が払えずに学校を追い出された14歳の少年だった。
という実話をもとにしたお話。
でかい風車を作るのになんで自転車が必要なのかとか、水はどこから引いてくるつもりなのかとか、よく分からないまま見ていたけど、教育映画としてはなかなかいいんじゃないだろうか。
中学生のときにレクリエーションかなにかで全校生徒で映画館に映画見に行った記憶があるけど、今ならこういう映画が選ばれるんだろう。
キウェテル・イジョフォーが監督やりながら主人公の父親役で出演している。
役柄的に街?からやってきたみたいな設定だったと思うけど、それにしても他の村人よりも黒さが足りなくて少し浮いている。
役柄的にも、目先の利益よりも先を見つめて誘いに乗らないような知識階級的立ち位置かと思っていたら、予告編にもあるような無学で粗暴(干ばつによる空腹でまともな精神状態でないとはいえ)な面も見せたりして、人物像がふわふわしていたなぁと思う。
以下たぶんネタばれ
風車作って水はどこから持ってくるのか?
遠くの川からひっぱるにはそんなに長いホースを確保していたようには見えないしパワーも足りない。足りないのは後自転車だけという話だから川ではないのだろう。
で、正解は、井戸だった。
井戸に水あんのかい!
手動で汲んでまくのはこんなに大変なんだよ、という描写が欲しいところ。
川もそんなに遠くないなら用水路作って水引いてもよさそう。材料が無いか。
インドの中学生が自転車に80ccエンジンを搭載して自転車オートバイを作った、っていう最近のニュースのほうがすげーと思った。(誰の役にたったわけでもないが)
2020年1月26日日曜日
映画『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
2018年 監督:ボー・バーナム
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
友達がいなく学校ではぼっちのケイラ(エルシー・フィッシャー)が中学卒業を前に自分を変えようと頑張る話。
人の輪に入れない少女を傍から眺める(応援する)ときの痛々しさがなんともいえない。
予告編見たとき、学校では無口だけどSNSではカリスマ的人気でそんなケイラが学校でもスターになっていくような話かと想像していたけど、SNS人気なんか毛ほども無く、現実でもネットでも孤独なケイラだった。
ドラマティックな夢物語じゃなくて等身大の少女(とそれを見守るシングルファザー)の悩みと喜びが描かれる。
音楽の音量がデカくて、音楽うるさい系映画かと思ったけど、エイデンの登場シーンのスローモーションと音楽によるださかっこよさはなかなか良かった。
しかもだよ、プールでの再登場シーンでまた同じ音楽がエイデンのテーマ音楽かのように流れるのね。
2回目はさすがに笑う。確信犯だよね。
ケイラのフィルターのかかった目で見たエイデンという意図があるのだろうな。
そういう意味でケイラのわずかな成長とともに3回目はなかった。
製作国:アメリカ
at ギンレイホール
友達がいなく学校ではぼっちのケイラ(エルシー・フィッシャー)が中学卒業を前に自分を変えようと頑張る話。
人の輪に入れない少女を傍から眺める(応援する)ときの痛々しさがなんともいえない。
予告編見たとき、学校では無口だけどSNSではカリスマ的人気でそんなケイラが学校でもスターになっていくような話かと想像していたけど、SNS人気なんか毛ほども無く、現実でもネットでも孤独なケイラだった。
ドラマティックな夢物語じゃなくて等身大の少女(とそれを見守るシングルファザー)の悩みと喜びが描かれる。
音楽の音量がデカくて、音楽うるさい系映画かと思ったけど、エイデンの登場シーンのスローモーションと音楽によるださかっこよさはなかなか良かった。
しかもだよ、プールでの再登場シーンでまた同じ音楽がエイデンのテーマ音楽かのように流れるのね。
2回目はさすがに笑う。確信犯だよね。
ケイラのフィルターのかかった目で見たエイデンという意図があるのだろうな。
そういう意味でケイラのわずかな成長とともに3回目はなかった。
2020年1月12日日曜日
映画『新聞記者』
2019年 監督:藤井道人
製作国:日本
at ギンレイホール
「あなたはこの映画を信じられるか」
って予告編が言っているけど、なかなか信じがたいよね。
世の中には本人達は真面目に作っているのにいろいろおかしすぎてB級映画認定されるものもあるけど、これってどっちなんだ。
真面目に作ったのか、それとも真面目に見せかけたコメディ映画として作ったのか。
まず、内閣情報調査室の青みがかったありえないくらい薄暗いフロア見たとき笑いそうになった。
国のため、と不正を働く本拠地がこの描写って、ギャグでしょ。違うの?どっちなの?
この薄暗い部屋で職員達がせっせとtwitterでコメント拡散して情報操作しようとしているのも笑える。さすが悪の組織。
あと、松坂桃李とW主演のシム・ウンギョンは一応帰国子女の設定で日本語がたどたどしいということになっているけど、演技力があるせいか逆にそのたどたどしい日本語が大根役者以上の棒読みに聞こえる。
これも何度かギャグなんだろうかと悩んだ。
田中哲司のノリノリの悪役も、ちょっと笑わせようとして悪ノリしてるんじゃないかと思ったけど、どうなんだろう。
さらにはストーリーも大分実際の事件に即した話も出てきて本格的ながら、主題となる事件のあまりに現実離れした話にはギャグかと思う。
あと松坂演じる杉原の妻(本田翼)があまりに夫への理解がありすぎる。
夫は頑張っているんだから帰りが遅くてもしょうがないよね。頑張っているんだから破水して助けを求めて電話しても出なくてもしょうがないよね。出産に立ち会えなくてもしょうがないよね。
。。。昭和か!
これらを本当にこれでいいと真面目に作ったのか、俄に信じがたいながら、数年後にはB級映画扱いされていることは間違いなさそうだ。
というのが見たあとの感想だけど、公式ページ見ると松江哲明とか是枝裕和までもがコメント寄せている。。。
あとネットで検索するとストーリー的に賛否両論あるみたいだけど絶賛する人は怖いくらい絶賛している。
どうせフィクションでエンタメにするなら杉原とシム・ウンギョン演じる吉岡を不倫関係にして、よくできた妻を発狂させるくらいのことをしてくれないと人間味を感じないんだよね。
登場人物がどいつもこいつもステレオタイプで薄っぺらくてギャグかと思ったよ。
あとエンドロールで西田尚美って出て、どこに出ていたのかと思ったら神崎の奥さんが西田尚美だった。
西田尚美ですら脇役の無名女優と勘違いさせるなんて、恐るべし。
製作国:日本
at ギンレイホール
「あなたはこの映画を信じられるか」
って予告編が言っているけど、なかなか信じがたいよね。
世の中には本人達は真面目に作っているのにいろいろおかしすぎてB級映画認定されるものもあるけど、これってどっちなんだ。
真面目に作ったのか、それとも真面目に見せかけたコメディ映画として作ったのか。
まず、内閣情報調査室の青みがかったありえないくらい薄暗いフロア見たとき笑いそうになった。
国のため、と不正を働く本拠地がこの描写って、ギャグでしょ。違うの?どっちなの?
この薄暗い部屋で職員達がせっせとtwitterでコメント拡散して情報操作しようとしているのも笑える。さすが悪の組織。
あと、松坂桃李とW主演のシム・ウンギョンは一応帰国子女の設定で日本語がたどたどしいということになっているけど、演技力があるせいか逆にそのたどたどしい日本語が大根役者以上の棒読みに聞こえる。
これも何度かギャグなんだろうかと悩んだ。
田中哲司のノリノリの悪役も、ちょっと笑わせようとして悪ノリしてるんじゃないかと思ったけど、どうなんだろう。
さらにはストーリーも大分実際の事件に即した話も出てきて本格的ながら、主題となる事件のあまりに現実離れした話にはギャグかと思う。
あと松坂演じる杉原の妻(本田翼)があまりに夫への理解がありすぎる。
夫は頑張っているんだから帰りが遅くてもしょうがないよね。頑張っているんだから破水して助けを求めて電話しても出なくてもしょうがないよね。出産に立ち会えなくてもしょうがないよね。
。。。昭和か!
これらを本当にこれでいいと真面目に作ったのか、俄に信じがたいながら、数年後にはB級映画扱いされていることは間違いなさそうだ。
というのが見たあとの感想だけど、公式ページ見ると松江哲明とか是枝裕和までもがコメント寄せている。。。
あとネットで検索するとストーリー的に賛否両論あるみたいだけど絶賛する人は怖いくらい絶賛している。
どうせフィクションでエンタメにするなら杉原とシム・ウンギョン演じる吉岡を不倫関係にして、よくできた妻を発狂させるくらいのことをしてくれないと人間味を感じないんだよね。
登場人物がどいつもこいつもステレオタイプで薄っぺらくてギャグかと思ったよ。
あとエンドロールで西田尚美って出て、どこに出ていたのかと思ったら神崎の奥さんが西田尚美だった。
西田尚美ですら脇役の無名女優と勘違いさせるなんて、恐るべし。
映画『よこがお』
2019年 監督:深田晃司
製作国:日本
at ギンレイホール
冒頭の美容室のドアを開ける音が大きいのに始まり、結構音をよく拾う。
そういう映画は好きなはずだけど、見終わってみるとあまり音についての印象が薄いなぁ。
訪問看護師として優秀な白川市子(筒井真理子)は信頼も篤く、訪問先の大石家では長女の基子(市川実日子)に勉強を教えてあげるほどだった。
しかしある日、大石家の次女で眉毛が凛々しい次女のサキ(小川未祐)の誘拐事件が発生し、そこから全てが崩れ始める。
今検索していてそうだったんだと気づいたけど、市子と美容師(池松壮亮)とのシーンは時間軸では未来のシーンだったんだね。
なんか市子の住んでる部屋が変だなとは思っていたんだ。
ジャージ姿の市川実日子がかわいい。
役どころが中学生みたいな恋愛でかわいい。
市子が見ているとも知らずに横断歩道でせっせと物を拾い集めている横顔の生きている感じが美しい。
で、そういえば結構前から活躍しているし今いくつくらいなんだっけと調べたらもう41歳か。
妹役の子の母親でもいい年齢なのに姉役でも全く違和感無かった。
筒井真理子はなんかおっとりした中で鬼気迫るものがある。
ヌードも攻めるよなぁ。
池松壮亮って昔から苦手でその原因やきっかけも思い出せないのだが、この映画では役柄によく合っていた。
ぼそぼそ喋って何考えているかよくわからなくて退廃的な雰囲気が。
深田晃司監督は『淵に立つ』の人か。
製作国:日本
at ギンレイホール
冒頭の美容室のドアを開ける音が大きいのに始まり、結構音をよく拾う。
そういう映画は好きなはずだけど、見終わってみるとあまり音についての印象が薄いなぁ。
訪問看護師として優秀な白川市子(筒井真理子)は信頼も篤く、訪問先の大石家では長女の基子(市川実日子)に勉強を教えてあげるほどだった。
しかしある日、大石家の次女で眉毛が凛々しい次女のサキ(小川未祐)の誘拐事件が発生し、そこから全てが崩れ始める。
今検索していてそうだったんだと気づいたけど、市子と美容師(池松壮亮)とのシーンは時間軸では未来のシーンだったんだね。
なんか市子の住んでる部屋が変だなとは思っていたんだ。
ジャージ姿の市川実日子がかわいい。
役どころが中学生みたいな恋愛でかわいい。
市子が見ているとも知らずに横断歩道でせっせと物を拾い集めている横顔の生きている感じが美しい。
で、そういえば結構前から活躍しているし今いくつくらいなんだっけと調べたらもう41歳か。
妹役の子の母親でもいい年齢なのに姉役でも全く違和感無かった。
筒井真理子はなんかおっとりした中で鬼気迫るものがある。
ヌードも攻めるよなぁ。
池松壮亮って昔から苦手でその原因やきっかけも思い出せないのだが、この映画では役柄によく合っていた。
ぼそぼそ喋って何考えているかよくわからなくて退廃的な雰囲気が。
深田晃司監督は『淵に立つ』の人か。
2019年12月30日月曜日
映画『モンスターズ/地球外生命体』
2010年 監督:ギャレス・エドワーズ
製作国:イギリス
テレビ録画
タイトルからして8割方B級映画だろうと予測して録画して、冒頭字幕でこの世界観の軽い説明をしちゃっているのを見たときにこれはやはりB級映画だと確信した。
と思ったんだけど、実際はコーショーさすら漂うなかなか面白いロードムービーだった。
メキシコの半分が巨大な地球外生命体の住処となっている世界。
新聞社社長の娘が裕福な自分を嫌ってなんか知らんがメキシコのこの危険地帯の近くに滞在してなんか知らんが怪我する。
新聞社のカメラマンはこの娘をアメリカに連れ戻す任務を受けてやってくるが、死んだ宇宙人しか見たことない男はまたとないチャンスとしてこの地に留まって取材を行いたいと思うのだがパワハラにより断念して娘とアメリカに渋々帰ろうとする、って話。
令嬢役のホイットニー・エイブルが令嬢っぽくないけど金髪ショートカットで綺麗な人だった。
カメラマン役のスクート・マクネイリーはなかなか面白い。
小悪党っぽい顔つきだけど弱そうでいて時にワイルドな感じでもあり胸毛ボーボーでもある。
モーテルで大失態をするところはパンツ一丁と胸毛の滑稽さも合わさって結構笑える。
宇宙人のいる危険地帯に定期的に爆撃を行うアメリカ軍を地元民とかが非難している、ってストレートな風刺。
調べると低予算映画として結構有名な映画だった模様。
ギャレス・エドワーズはこの映画をきっかけに『GODZILLA ゴジラ』の監督に抜擢されている。
製作国:イギリス
テレビ録画
タイトルからして8割方B級映画だろうと予測して録画して、冒頭字幕でこの世界観の軽い説明をしちゃっているのを見たときにこれはやはりB級映画だと確信した。
と思ったんだけど、実際はコーショーさすら漂うなかなか面白いロードムービーだった。
メキシコの半分が巨大な地球外生命体の住処となっている世界。
新聞社社長の娘が裕福な自分を嫌ってなんか知らんがメキシコのこの危険地帯の近くに滞在してなんか知らんが怪我する。
新聞社のカメラマンはこの娘をアメリカに連れ戻す任務を受けてやってくるが、死んだ宇宙人しか見たことない男はまたとないチャンスとしてこの地に留まって取材を行いたいと思うのだがパワハラにより断念して娘とアメリカに渋々帰ろうとする、って話。
令嬢役のホイットニー・エイブルが令嬢っぽくないけど金髪ショートカットで綺麗な人だった。
カメラマン役のスクート・マクネイリーはなかなか面白い。
小悪党っぽい顔つきだけど弱そうでいて時にワイルドな感じでもあり胸毛ボーボーでもある。
モーテルで大失態をするところはパンツ一丁と胸毛の滑稽さも合わさって結構笑える。
宇宙人のいる危険地帯に定期的に爆撃を行うアメリカ軍を地元民とかが非難している、ってストレートな風刺。
調べると低予算映画として結構有名な映画だった模様。
ギャレス・エドワーズはこの映画をきっかけに『GODZILLA ゴジラ』の監督に抜擢されている。
2019年12月29日日曜日
映画『永遠に僕のもの』
2018年 監督:ルイス・オルテガ
製作国:アルゼンチン / スペイン
at ギンレイホール
1971年ブエノスアイレス。
真面目な両親の元で育った17歳のカルリートス(ロレンソ・フェロ)はそこいらの女の子より可愛い美少年だった。
で、強盗の常習犯だった。
その手口は大胆不敵で、犯罪を犯している最中とは思えないくらいの余裕ぶり。
その美貌ゆえに何をしても許されるかのよう。
やがて学校で濃いイケメンのラモン(チノ・ダリン)と出会い、コンビで犯罪を重ねていく。
カルリートスが銃を手に入れてからはもうやばい。
ラモンに射殺魔と言われるくらいなんの躊躇もなく撃つ。殺す。
カルリートスはラモンに気がある(でいいんだよな)。
だからコンビを組んでいるのだけど、ラモンもその父親もただの小悪党なのね。
ラモンに至っては芸能活動しようとまでしだすし。(歌っているシーンが笑える)
ラモン達が小物である分、カルリートスの異様さが際立ってくる。
小物というか常識人なのか。カルリートスはネジが飛んでいる。
善悪の区別はなく、果てしなく自由。
比べるものじゃないけど紳士な銀行強盗とか笑えてくる。
面白かった。
主演のロレンソ・フェロは今後どのような役柄を演じていくのだろうか。
母親役にセシリア・ロス。
予告編でも流れているけど「朝日のあたる家」がぴったりだなぁ。
製作国:アルゼンチン / スペイン
at ギンレイホール
1971年ブエノスアイレス。
真面目な両親の元で育った17歳のカルリートス(ロレンソ・フェロ)はそこいらの女の子より可愛い美少年だった。
で、強盗の常習犯だった。
その手口は大胆不敵で、犯罪を犯している最中とは思えないくらいの余裕ぶり。
その美貌ゆえに何をしても許されるかのよう。
やがて学校で濃いイケメンのラモン(チノ・ダリン)と出会い、コンビで犯罪を重ねていく。
カルリートスが銃を手に入れてからはもうやばい。
ラモンに射殺魔と言われるくらいなんの躊躇もなく撃つ。殺す。
カルリートスはラモンに気がある(でいいんだよな)。
だからコンビを組んでいるのだけど、ラモンもその父親もただの小悪党なのね。
ラモンに至っては芸能活動しようとまでしだすし。(歌っているシーンが笑える)
ラモン達が小物である分、カルリートスの異様さが際立ってくる。
小物というか常識人なのか。カルリートスはネジが飛んでいる。
善悪の区別はなく、果てしなく自由。
比べるものじゃないけど紳士な銀行強盗とか笑えてくる。
面白かった。
主演のロレンソ・フェロは今後どのような役柄を演じていくのだろうか。
母親役にセシリア・ロス。
予告編でも流れているけど「朝日のあたる家」がぴったりだなぁ。
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