製作国:イギリス
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ステディカムで有名というくらいしか知らなくて、サスペンスかなと思っていたらホラーだった。
しっかしまあ怖い。私がホラー映画に耐性があまりないとか関係なしに終始怖い。映像だったり音楽だったり意味の分からないストーリーとか映像の違和感とか一つ一つが全部怖い。
ホラー映画にありがちな、突然現れるとかどぎつい効果音でびびらせるとかそういうのが全く無く、ひたひたと静かに恐怖を積み重ねる感じ。すごく上品。映像美が凄いからできる芸当。
山間の道路を走る車の様々な角度からの荘厳な空撮で始まる。
タイトルクレジットが邪魔に思えるくらい荘厳。
音楽は幻想交響曲のあのチューバのメロディ。なんだけどどうも幻想交響曲ではない感じ。
調べるとシャイニングのテーマってなっている。えっ?
グレゴリオ聖歌「怒りの日」を編曲したものらしく、幻想交響曲のあのメロディも「怒りの日」の引用らしい。知らんかった。。
撮りたい映像や撮りたい音があってそこに脚本が付いてくるのか、それとも逆か、っていうのを冒頭の空撮やダニーの三輪車のシーン、血の洪水の美しいしぶきとか見ていて思った。
原作はスティーヴン・キングで、原作を改変しまくっているからキングはこの映画版が大嫌いだそうな。
ジャックはアル中で癇癪持ちっていう設定があったのか。
映画見ているとジャックが狂った理由ははっきりと分からないのだが(分からなくても別にいい)、小説だとその辺の説明がしっかりされている様子。
映画と小説では登場人物たちの人物造形が全く異なり、ラストも全然違うらしい。
近年の漫画のドラマ化時の改変とかかわいく見えてくる。
144分くらいの長い版もあるらしい。
有名な映画だから考察している人もたくさんいて、ネットで少し調べるとまあよくそんなん気づいたなっていう話がぽろぽろ出てきてそれはそれで面白い。
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