2025年8月11日月曜日

映画『殺人狂時代』

1967年 監督:岡本喜八
製作国:日本
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痛快娯楽アクション。
この時代における最高のエンタメ作品じゃないだろうか。
観客をひたすら楽しませようとする愛を感じる。

冒頭のブルッケンマイヤー(ブルーノ・ルスケ)の棒読み日本語と、溝呂木(天本英世)の怪しさと患者たちの狂った笑い声に、アニメーションのオープニング!
なんじゃこりゃって面食らうが、慣れてくると楽しい。
カットの切り替えもドアのスイッチの音が次のカットのジッポの音と重なっていたり、凶器を投げる仕草から肉を台にバンと叩きつける次カット、でそのまま肉を裁く手越しに主人公を映したり。っていう遊び心に溢れている。

女催眠術師の最後が一番面白かったな。
「ビル!覗け!」で一生が終わるとは。

主演は仲代達矢。役の桔梗信治は大学教授なんだけど、マザコンで水虫でのほほんとした変人。
家に知らない男(殺し屋)がいても気づかないし気づいた後もインスタントラーメン食べます?みたいな自由っぷり。
そんなのんびり男が殺し屋やちんぴらとかを次から次にのらりくらりと撃退していく。
段々実は何か裏ああるんじゃね?って匂わせるのもうまい。

ヒロインに団令子。美しい。
役どころは何か怪しさがあったがそういうことね。

この予告編は何か出し惜しみという概念なく全部出している気がする。

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